古いけどスジボリのハセファントム。何を今更、と言う声も有りそうだが、ずーっと前に、苦労して士の字にしてあって、組んだは良いがどうやって塗るか決めかねて棚上げしていた奴。ミスターペタリでのマスキングの目途も立ったし勿体ないので再開。ファインのファントムに刺激されたのも有る。とは言え、もはやカタログ落ちなのか。
手に入らないキットの組み立てをどうこう言ってもしょうがないので書く事が無くなったが、素性は悪くないキット。つまり、まだ売っているはずのB/N型と同じ。スジボリはファイン風、繊細と言うと誉め言葉だが、メリハリに欠けるとも取れるか。色々苦労させてくれるが、丁寧に組めばここまで出来る。多分、ファイン作る時の倍位の丁寧さが必要。丁寧だけではどうにもならないキットは有ったし今でも有るから、まー楽しませてくれる製品だろう。尚、デカールは推して知るべし。
家に有ったのは爆弾とセットにして２００８年に再販されたキットなのだが、組説には爆弾の積み方の詳しい説明は無く極めて不親切な内容だった。再開するにあたり、せっかくだからと胴体下にMERを付けようと思ったらパイロンが見当たらない。ここで、助け船がファインモールドから。同社ファントムに合わせて出してくれた爆弾セットにはちゃんとパイロンが入っていた。
ついでだからECMポッドも付けたいけど、高いよなファインのセット。そう言えば友人が興奮してファインのファントム買いあさっていたしで、聞いてみたらちゃんと買い込んでいた。ゴニョゴニョ言ったら分けてくれるとの事で一件落着。持つべきものは同好の士。もっとも、余りに申し訳なかったので爆弾を塗って、デカール貼ってお返しした。尚爆弾やミサイルのひれは滅茶苦茶薄いので、見てしまうとお世話になっていたハセのセットが使えなくなるかもしれない。大分大きさも違うし。
迷彩は型紙とミスターペタリの組み合わせ。平らな所は型紙、胴体など型紙が途切れる場所や細くて紙では出来ない所はミスターペタリを使った。クレオスの塗料を使ったがタンは鮮やか過ぎたので適当にくすませた。あれなデカールを貼ったがさすがに国籍マークはマイクロを使った。
せっかく頂いたのに腹の爆弾はあまり見えない。センタータンク付けて翼にブル下げる方が見栄えするはず。ECMポッドは効果的、なんか手間暇かけた風になる。作るにあたり色々有ったが、けっこう恰好良い姿に仕上がった。
