心療内科やスクールカウンセリングで行われる
カウンセリングの多くがクライアントの悩みの
もととなっていると思われる原因を整理すること
に時間を費やすことになります。
原因がクライアントの外にあると考えている為に
犯人探しに終始する訳です。
実際、犯人が見つかりますのでクライアントも
一息つくことが出来ます。
ある時は、その犯人をトラウマというレッテルを
張ってそのトラウマが原因という事にしま . . . 本文を読む
多くのクライアントの悩みは、これがイヤだとかあれが
嫌いだとかハッキリしないクライアントには、心理学的な
アプローチは効果がありません。
分類は出来ても相互の要素がどのように影響し合うのかと
いう切り口がほとんどありません。
無理矢理あなたのタイプは○○ですから、と言って話が進んで
いってしまいます。
これが西洋医学の基本的な治療方法です。
それに対して東洋医学は症状の組み合わせという概念 . . . 本文を読む
心理学の中には、分析の結果タイプや型が決定される
ものがありますが、それぞれのタイプがハッキリして
いる人には有効ですが、それぞれの要素が混在している
ような人はどこかのタイプにとにかく振り分ける必要が
あります。
せいぜいこのタイプとこのタイプの中間という分類しか
できません。
いずれにしても微妙な分類の人には分類そのものが意味
ありません。
ライオンとトラのあいの子はどちらかに分類せざる . . . 本文を読む
トラウマの克服には二つの課題が存在します。
最低限必要なことは、安全の確保という事です。
しかし、100%の安全は存在しません。
仮に100%の安全が証されたとしてもそれで良いと思うか
どうかです。
つまり、安全と安心の違いです。
安全は確率的に起こらないというものですが100%危険が
ないというわけではありません。
そこには安心というものが存在します。
安全は通常数値で表現できる客 . . . 本文を読む
トラウマは恐怖の回避行動ですがそもそも怖がる必要が
あったのかどうかを理解する必要があります。
それが認知療法などによって改善できる可能性がありますが。
とても長い時間が掛かるのが一般的です。
時間が掛かるのはまんじゅうは怖くないと認識するまでの時間が
人によって違います。
認識さえできればトラウマは消えてしまいます。
問題は、地震が怖い様な場合です。
まんじゅうが怖くなくても問題はあり . . . 本文を読む
トラウマがなかなか消えないのは、まんじゅうが怖いの
と同じです。
地震が怖いのとまんじゅうが怖いのとでは意味が違って
います。
なぜまんじゅうが怖くなったのか、喉を詰まらせたのか?
何かのアレルギー反応だったのかも知れません。
地震が怖い人は沢山いますがまんじゅうが怖い人はあまり
多くはいません。
しかも、まんじゅうが怖いのであれば支障が出てくる
こともあるでしょう。
まんじゅうが怖い . . . 本文を読む
トラウマを解放しようとすると色々な抵抗が出てきます。
トラウマに触ることさえ抵抗が出る場合もあります。
トラウマは自分自身が決めた危機管理システムですから
自分自身で開放することはかなり困難になってしまいます。
トラウマがトラウマであり続ける為には、常にエネルギー
の補給が必要になります。
怖い物は怖いというエネルギーが供給されなければ忘れて
しまいます。
恐怖のエネルギーを供給しなけれ . . . 本文を読む