連休中に材料を揃え、既に出来上がってるんだけどね。
確かに一般の家にくらべれば圧倒的な天井高と広さを誇るとはいえ、その分作業内容も濃いから当然「粉と臭い」は出る。
鉄を削れば鉄粉。木を切れば木紛。樹脂を固めれば反応臭。
いつも窓全開ってわけにはいかないものね(; ̄_ ̄)=3
それに換気扇があっても、近くの臭気を排気するまでにエラく時間が掛かるから、手元に吸気ダクトがあれば効率が良い。
そこですっげ~考えた。管と付くものは片っ端から見て回り、材料に選んだのは空調用のアルミダクトとPC用のファン。
エンビ管を使ったりする人もいるけど、重くなるし、何よりあのグレーが嫌(; ̄_ ̄)=3
アルミダクトならダクトを延ばしても軽いし、PC用のファンは安くて、風量・重量・使用電力も優れてる。
しかもジャンク屋で数百円で手に入るから一石二鳥ってわけですわ。
そして先人の知恵を拝借しつつ、独自のカスタマイズを施して完成しました。
真似をする人がいるとは思えないけど作り方のおさらい。
まずは概要。
必要としたのは軽さと手軽さと大げさにならないこと。だからお金をかけず、効率と修理の簡単ものを目指します。
必要なもの:12cm角のPC用のファン、8cm→12cmへの変換用シュラウド、空調用のアルミダクト、ポリプロピレン板、幅広インシュロック(タイラップ)、ポリエステルパテ、アルミメッシュ(車の補修用)、電線、コネクター、アルミテープ、アダプター、ねじ類。
使った工具:脚立、金ノコ、小さめの鉄工ハンマー、万力、ペンチ、アンビル、ドリル、ドライバー、ヘラ、金ヤスリ、ペーパーヤスリ、電工ペンチ(精密圧着ペンチ)、ハサミ、カッター、30Wくらいの半田ごて、糸ハンダぐらいかな?
1.まず換気扇までの実質距離を測る。
(あまり急角度にならないようにしてます。)
2.アルミダクトの購入

(ホームセンターに行くと空調用のフレキシブルアルミ管っていうことで売ってます。一本600~1000円ほどで3本購入)太さは75mm径のもの。モノにもよりますが、売ってる状態から引き延ばすと約2~2.5倍ほど延びるので必要な長さはアバウトな計算をしておきましょう。
※注)アルミ管は75・100・150mm径で売ってますが、100mm以上の管を使う場合は注意しましょう。PCファンは12cm角までしか一般的に出回ってないので入手が大変になります。また、大きなファンは静かになる分、回り方もゆっくりなので気をつけましょう。
3.亜鉛メッキのダクト継手の購入

(フレキパイプと同じ場所にあるはずです。形がいろいろあるので引き回し方によって選びましょう。
今回は普通の継手1個168円を4個購入。)
4.大きめのインシュロックの購入*タイラップなどいろいろ呼び名があります。

(私が使ったのは長さが370mmで幅広のもの。これで巻き付けてから天井に固定します。全体的に軽いので割と密に固定すればまず大丈夫。50本入りで732円)
5.ポリパテの購入
(私は造形用のパテがあったので買ってませんが、厚乗せ用のポリパテか、タミヤのエポパテなどでも代用可。
必要量は2~300gかな)
6.電線の購入
(ホームセンターのコーナーにもよりますが、電気工作の類いがあればそこで売ってる電線を見てから、同じ内容で切り売りのコーナーへ行く。パックものより圧倒的に安いのと、長さが自由にできるため。VFF0.3と表記のある赤黒の配線を7m購入。30円×7mで210円)
7.アルミメッシュの購入

(これはシュラウド部分の隙間をパテで埋める時に使います。相手が金属なので剥がれてしまうのを防ぐ為に、アルミのメッシュを芯材とする為です。)カー用品売り場で売ってます。
追加:ネジ類は4mm×35mm程度のサラネジ×4本。後に出てくるファンと異形アダプターの接続に使います。
2~3mm×10mm程度のトラス頭のビス×4本。ファン部分とダクトを固定する時に使います。
天井または壁に固定するためのビスやヒートンなども必要な本数以上揃えておきましょう
他にも園芸コーナーにある80mm以上のホースを固定する為のホースクランプが数個あると便利です。
※ここまではホームセンターで手に入るものばっかり。ここから専門店が多くなります。
8.PC用のファンの購入。
いらなくなったコンピューターをバラせば取り出せます。ブックオフ系でコンピューター関連を扱ってるハードオフや、PCショップなどでも当然入可能。新品でもジャンクでもどっちでも可。コストを抑えて簡単なのはジャンク部品。新品にくらべジャンク部品は約1/4程度で入手可能。あまり短いコードしか付いてないものは後で苦労しますのでそこそこ長い配線のものを選びましょう。
購入の際は必要な電気容量を必ずチェックすること。ほとんどが12V仕様。たまに13Vとか6Vとかあります。
9.変換シュラウドの購入。

PC専門店にある変換アダプター、本来8cmのファンを取付ける部分に12cmのファンを取付けるようにするPC用の部品。
これのおかげでダクト制作では8cm/12cmどちらでもファンが使えるようになる。いろんな種類があるらしいがコレしかなかったので迷わず購入。このタイプは透明感なので、音もなく回るファンの回転が見えるため重宝します。
10.アダプターの購入。
手に入れたPCファンのV(ボルト)数と同じものを見つけましょう。何用でも構いませんし、コネクター形状は関係ないので何でもOK。これはPCのジャンク屋さんよりハードオフ系の方が圧倒的に安かったです。ジャンク屋さん数千円に対し、ハードオフでは3~500円 後で拡張を考えているので容量違いを何個か買っておいた。
※注)仕様容量(0.44Aとか記載されてます。)以上のアダプターを使いましょう。出来るだけ大きな容量の方が発熱はおさえられるみたい。アンペア容量が大きくなるとアダプターがゴツくなるのでよく吟味しましょう。
今回使ったのは12V/0.44Aのファンと12V/0.8Aのアダプター
11.コネクターやスイッチなどの電子部品の購入。
こういった細かいパーツなどは工作の部類というよりすでに電子機器製作の部類なので、めんどくさくても秋葉原などの聖地に行った方が無難です。私も仕方なく行ってきました。オタクとマニアの聖地は一般人にはちょっと馴染みづらい…。
必要だったのはPCファンとアダプターケーブルを繋ぐ為のコネクターとスイッチ類。
いきなり行っても迷うだけでめんどくさくなっちゃうのでネットで下調べ。マルツパーツ館っていうのがあったのでそこで購入。好きな人はもっと安かったり、適切な部品をこまめに買うんでしょうけど、そんな時間がもったいないのでココで全部揃えることに。
秋葉の部品屋さんお決まりの、愛想のない店員さんに素人説明をして探してもらう。
小さなスライドスイッチ156円。プラスチックケース282円。ミノムシクリップ2個で67円。ナイロンコネクタ57~393円各種。(ファンについてるコネクタと接続可能なもの。新たに作り直すとファンを取り替える時にまた作業しなきゃならないので…。)
それにしても部品だけなら1000円しないのに、精密圧着ペンチの高いこと!一本3,948円なり...... ( ̄□ ̄;)!!

一般的な圧着ペンチはギボシレベルの太さ用。電子部品のコネクタは非常に端子が小さいので、コレがないと作れません。
あとは、交通費か(; ̄_ ̄)=3 微妙にコストがかさむよねぇ。
これであとは作業をすすめるだけですな。
作業時間はサクサク進めば丸一日ぐらいで完成できます。
私の場合試行錯誤だったので一週間ほど掛かってしまいましたが…。
次は実際の作りかたを書いてみます。
確かに一般の家にくらべれば圧倒的な天井高と広さを誇るとはいえ、その分作業内容も濃いから当然「粉と臭い」は出る。
鉄を削れば鉄粉。木を切れば木紛。樹脂を固めれば反応臭。
いつも窓全開ってわけにはいかないものね(; ̄_ ̄)=3
それに換気扇があっても、近くの臭気を排気するまでにエラく時間が掛かるから、手元に吸気ダクトがあれば効率が良い。
そこですっげ~考えた。管と付くものは片っ端から見て回り、材料に選んだのは空調用のアルミダクトとPC用のファン。
エンビ管を使ったりする人もいるけど、重くなるし、何よりあのグレーが嫌(; ̄_ ̄)=3
アルミダクトならダクトを延ばしても軽いし、PC用のファンは安くて、風量・重量・使用電力も優れてる。
しかもジャンク屋で数百円で手に入るから一石二鳥ってわけですわ。
そして先人の知恵を拝借しつつ、独自のカスタマイズを施して完成しました。
真似をする人がいるとは思えないけど作り方のおさらい。
まずは概要。
必要としたのは軽さと手軽さと大げさにならないこと。だからお金をかけず、効率と修理の簡単ものを目指します。
必要なもの:12cm角のPC用のファン、8cm→12cmへの変換用シュラウド、空調用のアルミダクト、ポリプロピレン板、幅広インシュロック(タイラップ)、ポリエステルパテ、アルミメッシュ(車の補修用)、電線、コネクター、アルミテープ、アダプター、ねじ類。
使った工具:脚立、金ノコ、小さめの鉄工ハンマー、万力、ペンチ、アンビル、ドリル、ドライバー、ヘラ、金ヤスリ、ペーパーヤスリ、電工ペンチ(精密圧着ペンチ)、ハサミ、カッター、30Wくらいの半田ごて、糸ハンダぐらいかな?
1.まず換気扇までの実質距離を測る。
(あまり急角度にならないようにしてます。)
2.アルミダクトの購入

(ホームセンターに行くと空調用のフレキシブルアルミ管っていうことで売ってます。一本600~1000円ほどで3本購入)太さは75mm径のもの。モノにもよりますが、売ってる状態から引き延ばすと約2~2.5倍ほど延びるので必要な長さはアバウトな計算をしておきましょう。
※注)アルミ管は75・100・150mm径で売ってますが、100mm以上の管を使う場合は注意しましょう。PCファンは12cm角までしか一般的に出回ってないので入手が大変になります。また、大きなファンは静かになる分、回り方もゆっくりなので気をつけましょう。
3.亜鉛メッキのダクト継手の購入

(フレキパイプと同じ場所にあるはずです。形がいろいろあるので引き回し方によって選びましょう。
今回は普通の継手1個168円を4個購入。)
4.大きめのインシュロックの購入*タイラップなどいろいろ呼び名があります。

(私が使ったのは長さが370mmで幅広のもの。これで巻き付けてから天井に固定します。全体的に軽いので割と密に固定すればまず大丈夫。50本入りで732円)
5.ポリパテの購入
(私は造形用のパテがあったので買ってませんが、厚乗せ用のポリパテか、タミヤのエポパテなどでも代用可。
必要量は2~300gかな)
6.電線の購入
(ホームセンターのコーナーにもよりますが、電気工作の類いがあればそこで売ってる電線を見てから、同じ内容で切り売りのコーナーへ行く。パックものより圧倒的に安いのと、長さが自由にできるため。VFF0.3と表記のある赤黒の配線を7m購入。30円×7mで210円)
7.アルミメッシュの購入

(これはシュラウド部分の隙間をパテで埋める時に使います。相手が金属なので剥がれてしまうのを防ぐ為に、アルミのメッシュを芯材とする為です。)カー用品売り場で売ってます。
追加:ネジ類は4mm×35mm程度のサラネジ×4本。後に出てくるファンと異形アダプターの接続に使います。
2~3mm×10mm程度のトラス頭のビス×4本。ファン部分とダクトを固定する時に使います。
天井または壁に固定するためのビスやヒートンなども必要な本数以上揃えておきましょう
他にも園芸コーナーにある80mm以上のホースを固定する為のホースクランプが数個あると便利です。
※ここまではホームセンターで手に入るものばっかり。ここから専門店が多くなります。
8.PC用のファンの購入。
いらなくなったコンピューターをバラせば取り出せます。ブックオフ系でコンピューター関連を扱ってるハードオフや、PCショップなどでも当然入可能。新品でもジャンクでもどっちでも可。コストを抑えて簡単なのはジャンク部品。新品にくらべジャンク部品は約1/4程度で入手可能。あまり短いコードしか付いてないものは後で苦労しますのでそこそこ長い配線のものを選びましょう。
購入の際は必要な電気容量を必ずチェックすること。ほとんどが12V仕様。たまに13Vとか6Vとかあります。
9.変換シュラウドの購入。

PC専門店にある変換アダプター、本来8cmのファンを取付ける部分に12cmのファンを取付けるようにするPC用の部品。
これのおかげでダクト制作では8cm/12cmどちらでもファンが使えるようになる。いろんな種類があるらしいがコレしかなかったので迷わず購入。このタイプは透明感なので、音もなく回るファンの回転が見えるため重宝します。
10.アダプターの購入。
手に入れたPCファンのV(ボルト)数と同じものを見つけましょう。何用でも構いませんし、コネクター形状は関係ないので何でもOK。これはPCのジャンク屋さんよりハードオフ系の方が圧倒的に安かったです。ジャンク屋さん数千円に対し、ハードオフでは3~500円 後で拡張を考えているので容量違いを何個か買っておいた。
※注)仕様容量(0.44Aとか記載されてます。)以上のアダプターを使いましょう。出来るだけ大きな容量の方が発熱はおさえられるみたい。アンペア容量が大きくなるとアダプターがゴツくなるのでよく吟味しましょう。
今回使ったのは12V/0.44Aのファンと12V/0.8Aのアダプター
11.コネクターやスイッチなどの電子部品の購入。
こういった細かいパーツなどは工作の部類というよりすでに電子機器製作の部類なので、めんどくさくても秋葉原などの聖地に行った方が無難です。私も仕方なく行ってきました。オタクとマニアの聖地は一般人にはちょっと馴染みづらい…。
必要だったのはPCファンとアダプターケーブルを繋ぐ為のコネクターとスイッチ類。
いきなり行っても迷うだけでめんどくさくなっちゃうのでネットで下調べ。マルツパーツ館っていうのがあったのでそこで購入。好きな人はもっと安かったり、適切な部品をこまめに買うんでしょうけど、そんな時間がもったいないのでココで全部揃えることに。
秋葉の部品屋さんお決まりの、愛想のない店員さんに素人説明をして探してもらう。
小さなスライドスイッチ156円。プラスチックケース282円。ミノムシクリップ2個で67円。ナイロンコネクタ57~393円各種。(ファンについてるコネクタと接続可能なもの。新たに作り直すとファンを取り替える時にまた作業しなきゃならないので…。)
それにしても部品だけなら1000円しないのに、精密圧着ペンチの高いこと!一本3,948円なり...... ( ̄□ ̄;)!!

一般的な圧着ペンチはギボシレベルの太さ用。電子部品のコネクタは非常に端子が小さいので、コレがないと作れません。
あとは、交通費か(; ̄_ ̄)=3 微妙にコストがかさむよねぇ。
これであとは作業をすすめるだけですな。
作業時間はサクサク進めば丸一日ぐらいで完成できます。
私の場合試行錯誤だったので一週間ほど掛かってしまいましたが…。
次は実際の作りかたを書いてみます。