高次脳機能障害ピアサポートセンタースペースナナのブログ

スペースナナは、NPO法人脳外傷友の会ナナが運営する高次脳機能障害者とその家族を支援するための施設です。

スペースナナ通信92号

2023年04月11日 10時57分45秒 | 日記

 令和4年度は前年度に比べ、一日平均約3名の利用者増になりました。昨年度の利用終了者は4名(復職1名 新規就労2名、他事業所移行1名)、新規利用者が10名でした。新規利用者の傾向としては、病院を退院した後の生活リズムつくりや、復職および新規就労に向け、脳疲労や高次脳機能障害の変化が見られる期間を当所で過ごす方が増えています。就労希望者が増えており、当所では神奈川リハビリテーション病院、神奈川障害者職業センター、ハローワークと必要時に相談を行いながら、就労支援を手探りで行っております。
ただ、私どもがもっとも大切にしたいと考えていることは、脳損傷という大きなハプニングによる入院生活を終えた方が、家庭復帰後に先が見えないまま自宅中心の生活となってしまうことを防ぐことです。今後も人と人との交流や、社会とのつながりの場所として気楽にご利用していただけるように心掛けて行きたいと思います。

 

1)そば打ち体験
 11月22日(火)に秦野市東田原ふるさとセンター内のそば何処「東庵」でそば打ち体験をしました。新型コロナウィルス感染予防のため活動自粛していたため、久しぶりの屋外行事でした。利用者13名、職員2名と外崎理事長が参加しました。


下記に参加者の感想を記載いたします。

 

 

「そば打ち体験」

M.N
天気もよくて、わくわくしながら現地にむかい、私は始めてそばをいちから作りましたふだん、なにげに食べているそばがあんなにむずかしいとは思いませんでしたそば職人ってすごいと思いましたやっぱり自分達で作ったそばはとてもおいしく、とてもいい経験ができ、また参加したいと思いました。

 

「そば打ち体験に参加しました」

アユム
私は今回久しぶりの日帰りイベント参加。参加者も多く車3台で行き、初めてそば処(東雲)にそば打ち体験に行ってきました。天気も良く秋晴れで紅葉日和。
 各班分かれお店の担当が付き、説明を良く聞き、皆さんでそば打ち体験が始まりました。
最初のそば粉の工程から最後迄皆でそば打ち体験約1時間半作業し無事に終わりました。昼食は各班でそば打ちしたそばを食べ新そばの風味があり中にはそばの太さが様々あったけど、皆さん大変美味しく召し上がりました。食後は自由時間があり秦野市東田原の田原ふるさと公園を散歩、休憩しスペースナナに帰って来ました。私は個人的に又行きたいと思いました。

 

2)クッキー、パウンドケーキの注文
厚木市役所より市の職員用のクッキー、パウンドケーキの箱詰め販売を掲載していただき、さっそく南毛利公民

館様よりクッキー100袋の注文をいただきました。3月5日(日)に公民館で文化祭りを行う際、来場者の方に配るといった内容でした。
また昨年の6月に初めて注文をいただいたMARUTA JOY(洋服、雑貨など販売している会社)様にも2度目の注文をいただき、今回は小田原駅ビルのみの販売ということでクッキー70袋、パウンドケーキ約50個用意させていただきました。普段と違うデザインのパッケージに袋詰めなど少し戸惑うところもありましたが、利用者の方々の頑張りで無事納品することが出来ました。


3)雪印メグミルク 海老名工場 工場見学
3月7日(火)にレクリエーションと社会見学の一環として、海老名市にある雪印メグミルクの工場見学に利用者様11名とスタッフ2名で参加しました。
普段、製品を消費はしていても生産段階を考えることはあまりなく、新鮮な気持ちで見学を行いました。
 工場見学のガイドさんにモニターを使っての説明や、見学用の通路や窓から機械を眺め簡単なクイズをだしてもらいながらわかりやすい説明を受けました。
 最後に記念写真の撮影と手土産に数本のジュースと記念グッズをいただきました。皆さんいつも何気なく飲食している物の作られている場面を目の当たりにし、ある人はクイズを、ある人は生産ラインをそれぞれ楽しめたのではないかと思います。
下記に参加者の感想を記載いたします。

「3月7日」
高橋
 先日、雪印メグミルク海老名工場へ見学に行きました。
普段から口にしている乳製品の知らないことを楽しく教えてくださいました。
そのうちの1つは、牛乳パック6本分で1つのトイレットペーパーになるとのことなので、これからはリサイクルに出そうと思います。もう1つは、市内外の学校給食などに配布している牛乳を貯蔵してる大きなボトル缶が、見える限りでは6本あったり、新しい牛乳パックの洗浄や、働いている人が、ちり・ほこりなど、持ち込まないための送風機の体験をさせてもらい、海老名工場に見学に来なかったら知らないことが山程あって勉強にもなったので、行って良かったです。
 いい経験ができました。

「3月7日」
Sさん
 先日、海老名市にある雪印メグミルクの工場見学に行ってきました。
初めて見る機械に驚きを隠せずにいました。牛乳を貯める大きなタンクや学校給食に出てくる牛乳パックなどが今でも印象に残っています。
 何度も検査をしていて大変そうだったので、これからも食べものや飲みものを大事にしていきたいと思います。


スペースナナ通信91号

2023年01月18日 15時53分24秒 | 日記

【神奈川県総合防災センター 災害体験】

 10月7日に利用者様6名と防災センターへ防災訓練を兼ね、向かいました。
初めて体験される方が意外と多く、体験ブースなどでも新鮮な反応などが見られました。
ご自身の体調や体質などを鑑みて体験ものの参加不参加を考え、皆さん動かれていました。
地震・暴風・消火・火災避難・台風に伴う水害や土砂崩れの勧告映像などの体験を行い、自由時間では災害や防災に関するグッズや歴史に関する展示品を見て回ったり、防災に関係するクイズが出題される機械に向かったりと各々興味の惹かれるものに向かっていました。
一緒に看護学生の実習生も同行していたので一緒に楽しみながらも災害に備えての意識づくりができたのではないかと思います。

以下、当日参加された方の感想文を掲載致しますのでご覧ください。

 
厚木市防災センターに行っての感想文。
馬塲 孝和
 
我が通所施設で厚木市にある、防災センターに行きました。
防災センターでは、〇地震体験 〇暴風体験 〇煙体験 〇消化訓練 〇防災映画の5本立てとなっており、なかなか本格的でした。そもそも、厚木市内にこんな防災センターがあること自体知らず、思ったよりも近くにあることに驚きました。
案内担当の案内もそこそこに早速体験と行こう。
まずは地震体験だが、これが、いきなりすごい。先の東北巨大地震と同じ震度7の揺れがどんなものなのか?これは間違えなく、立っていられないほどの揺れで、体験ではおおよそ1分間だったが、本当の地震ではこれが6分も続いたという。これがどれほどの未曾有の災害であったかと思うと、本当にかわいそうでしかないと感じました。
次に暴風体験。これは風洞設備の整った部屋に入れられ、風速30mの風を経験するというもの。台風での最大風速は40mもある中で30mなんて大したことがないのではないかと、くくっていたが、立っているのもやっとで、呼吸するのがやっとというくらいの風の強さだった。30mでも屋根が飛ぶというのは本当だった。そんな体験でした。
次に煙体験。商業施設を想定した煙体験型避難訓練。これは商業施設で火災が発生し、煙が立ち込める中、非常口の案内を頼りに出口を探し、煙に巻かれないよう姿勢を低くし移動していくという、これまた本格的なもの。実際の煙は有害であること。姿勢を低くすることで、最低限の視界は確保できることを学びました。
次ぎに消化訓練。大型のディスプレイに映し出される火災の映像に対し、水が入った消火器を使用し、消火していく体験型訓練設備でした。これも実際に消火していく過程で炎が小さくなっていくなど体験型としては本番さながらで楽しめる内容でした。
最後に防災の映画(13分)。細かい内容は割愛するが、火災・災害は忘れたころにいつ発生するかわからないので、日ごろからの備えがいかに重要であるかを今回の体験、映画によって学ぶことができました。
防災センターは日ごろからの備えという意味ではとても有効な訓練施設で、定期的に施設に行くことを強くお勧めします。災害に強いまちづくりとは、各個人の日ごろからの備えがいかに重要かを学ぶとても良い機会となりましたので報告します。
 

防災センターに行って
T.N
 
地震体験では、東北地震と同じで、震度7の揺れを体験して、足の悪い私には大変でした。柵を掴んでいないと転んでしまいます。
暴風体験では、捕まっているのが辛い風が吹きました。
消火器の体験では、練習しておかないと慌ててしまうと思いました。
火災訓練では、デパートの5階からの火災を想定して訓練しました。関東大震災から99年経ちいつ起こるかも知れないと思いました。
老人と体の不自由な私達は、速めの避難が必要と思いました。

 


スペースナナ通信90号

2022年07月07日 10時59分56秒 | 日記

【利用者の声】
 今回は、4月より新規で利用を開始された利用者の方から、通所を開始してから今までの感想をいただきましたのでここに掲載いたします。

スペースナナに通って
K.A
愛甲石田のスペースナナに通わせて頂く様になり早いもので2ヶ月以上が経ちました。
はじめて伺った時はまだ春先でしたが、今年は早くも梅雨明けもして、夏本番の様な暑い毎日となっています。
すっかり慣れてずうずうしく毎日の様に通わせて頂いていますが、お役所の手続きが間に合わず、今だ体験利用者のままですが・・・
毎朝同じ電車に乗り、いろいろな活動をして夕方帰宅するという日々を再び過ごすことが出来るとは、入院生活中は考えることも出来ませんでした。
きっかけはちょうど一年程前、30数年いろいろと問題ありながら続けてきた不規則で不健康なサラリーマン生活がたたり、一気に身体が悲鳴をあげまして数度の手術と入院生活。1度目は突然、大量の吐血で倒れ、救急搬送され入院。これは間違いなく永年の多量飲酒が原因。そして2度目は街中で倒れ、また救急車のお世話になり入院。少し良くなったからと止められていた酒を再び飲んでしまったことからと思われます。脳出血で手術~リハビリで約4ヶ月入院しました。沢山の方々のお陰で、だいぶ回復致しましたが、いろいろと不都合な後遺があり、体力の回復と安定した生活リズムを整えることを主目的に今回スペースナナにお世話になることになりました。一連の出来事を通じ、つくづく健康でいることの大切さと有難さを本当に痛感させられました。
スペースナナでの活動はとても有意義です。朝、通所して朝礼の際皆さんのお元気な姿を拝見すると、今日も1日自分も頑張ろう!という気持ちになります。計算や漢字のドリルも意外と難しく、自宅ではなかなか続けられなかった事が毎日続けられ再学習が出来ます。また、シャープペンシルやボールペンの組み立て作業は不器用な自分には苦手ですが、皆の作業で一本一本完成してゆく過程が楽しく、自ら関われることが、とても嬉しいです。カフェ作業は何もかもが新鮮で楽しく参加させて頂いています。まだまだ失敗も多くご迷惑をお掛けしていますが、少しでもお役に立てる様にこれからも頑張って行きたいと思います。
この様にいままでにはなかった実体験を伴う日々を過ごすことが出来てとても充実した毎日になっていることを嬉しく思っています。

 

【焼菓子イベント販売など】
 ある利用者の方の紹介で、MARUTA JOY(洋服、雑貨など販売している会社)様との繋がりができ、6月中旬に小田原駅ビルおよび平塚ラスカにて行われるイベントで販売するクッキーやクラッカー等を注文していただきました(クッキー140袋、クラッカー40袋、パウンドケーキ200個)。イベントのテーマに合わせてパッケージにも力を入れられており、何度か打ち合わせを重ね、袋のデザインにはスペースの利用者さんが描いた絵を使い、商品名は手書きのものを入れることになりました。手作り感のある素敵なパッケージになりました。販売は店舗様にお任せしたのでこちらでは商品を用意しただけでしたが、食品以外にも様々な商品が並ぶような出店イベントのようでした。

 

 また、伊勢原市にあります“だいろくコミュニティ広場 来るりん”様より6月に入ってからクッキーの注文を週に数回いただいています。少量ですが納品したその日に完売してしまう日も少なくありません。様々な要望もいただいており今後の目標でもあります。コロナの影響でイベントが激減していたので今回のような大量発注は久しぶりでした。利用者の方も忙しい毎日だったと思いますが、普段よりもいきいきとした表情を見せてくれる方も多かったように思えます。コロナの心配もありますが、これから少しずつでもこういったイベントや販売できる機会を増やし、作業のやりがいに繋げていければと思っています。

 

【受注作業(封入)】
 今回、『すてっぷなな』より封入作業の一部を預かり作業として行いました。

工程として、封筒の口折り、宛名シールの貼り付け、内容物の封入、封筒の封止め、を作業として行いました。スタッフサイドも初めての作業だった為、ご利用者様にご理解ご協力をいただき共同作業で行っていきました。作業工程が進むにつれて作業難度が上がっていき大変でしたが、皆様の努力やご協力で無事に3週間で作業工程終了することができました。

参加ご利用者も楽しんで行ってもらえた方もいらっしゃったので、また同じような作業がありましたらご提供の場を設けさせていただければと思います。

 

【5月26日 宮ケ瀬湖散策】


 梅雨入り前の爽やかな気候のこの日、希望者の方を募って宮ケ瀬湖に行ってきました。ウォーキングをしたり、フリスビーなどで体を動かしたりと思い思いに楽しみ、リフレッシュできたのではないでしょうか。
以下、参加者の方からの感想文を掲載いたします。

 

野外レクレーション活動

中村汐里
先日野外活動として宮ケ瀬湖畔公園にウォーキングに行きました。天気も良くて歩きやすかったです。

フリスビーで遊んだり、バドミントンをしたりして、橋も途中まで渡り公園を一周歩きましたが、橋を渡る前の道で知り合いのワンちゃんとすれ違いました。気付くのが遅くて挨拶も出来なかったのが心残りですが運動できてよかったです。

またこんな感じで出かける機会が増えれば良いなと思います。

 


スペースナナ通信89号

2022年03月29日 17時23分42秒 | 日記

作業活動の充実に向けて
~カフェメニューの新メニューと受注作業~

 当所の工賃作業は、カフェ事業(飲食サービス)と焼菓子等の製造販売の二つが主なものです。コロナ禍によりイベント等で焼菓子等の外販ができない状況が続いており、販売収入が減少した状態が続いています。また、前記の工賃作業と脳トレなどだけでは活動種目が不足する傾向がありました。
 販売収益の向上および活動メニューの拡充のために、カフェではベーコンポテトピザやカルボナーラ、ミネストローネ風野菜スープなど新メニューの追加を行い、新たに総菜パンの製造販売を開始しました。新メニューの開発は試作と失敗を繰り返すのが当たり前ですが、惣菜パンは特に苦労が多く、材料の配合や生地を発酵させる際の温度管理、製造の手順など1ケ月ほど試行錯誤し、ようやく商品として販売できるようになりました。
 活動種目を増やすために、令和4年3月から筆記用具の組立等の受注作業を開始しました。詳しくは下段を御覧ください。
 今後も新メニューの追加などを通してお客様サービスと利用者支援の向上に努めたいと思います。

【カフェ作業】
 昨年の11月頃からカフェの新メニューの開発やテイクアウトを本格的にスタートしました。手作り食パンのサンドイッチは以前よりありましたが、総菜パンやパスタ、ピザも試作を重ね3~5種類ほど増えました。総菜パンに関しては一日で焼く事ができる数が10~20個程度なので焼き上げた際はほとんど完売してしまう時も多く、最近では毎日何かしらのパンを焼いています。また、コロナの影響でなかなか店内に入りづらい方も増えたのでテイクアウトのサービス券を付けたチラシを近隣のお客様へ配ったりしています。その成果もあって、テイクアウトのご予約なども少しずつ増え始めてきました。
引き続きいろいろな方のアドバイスやアイデアをもらいながらみんなで新商品を開発できたらと思っております。

【受注作業‥シャープペン組み立て】
 令和4年3月1日より 筆記用具(シャープペン)の組立の受注作業を始めました。
 シャープペンの組立工程はパーツごとにいくつかに分かれており、片手でも行える作業などもあり多くの方が参加可能となっています。工賃への反映は、わずかかもしれませんが、利用者の方々は非常に協力的に作業に参加されており、今後も作業活動の充実ために受注作業は継続して行きたいと思います。
新たな作業に取り組まれている利用者様からの感想文を下記に紹介したいと思います。

 
パン作りを通して
 辻村達也
 毎日、パンを作って、それがこうひょうで、たくさん売れているのを見ると、作ってよかったなと思う。
新しいメニューも作っていこうと思う。

 
最近のスペースナナの活動
中村 汐里
 先日から、スペースナナで新しく作業が増えたのと、カフェでは惣菜パンの販売を始めました。作業では、ペンの組み立て作業を1回50分ずつ担当を分けさせて貰ってます。
それぞれ出来る作業を振り分けてもらっているので無理なく作業が出来ますし、時間も長すぎないので飽きることが無くて有難いです。
 総菜パンは大きさも丁度良く、朝ご飯に食べるにはピッタリで毎回買わせて頂いてます。最初はウインナー野菜パンと明太ポテトパンの2種類だけでしたが、今は種類も増えてきてカレーパンや胡麻あんパン。日によってはクリームシチューパンやりんごのジャムパンを焼いている時もあります。中身もぎっしり詰まっていてお値段もお手ごろなのでとても嬉しいです。
 コロナが長引いていて、外出活動や調理体験の活動は出来ませんが、それでもできることがこれからも少しずつ無理なく増えていけば嬉しいと思ってます。

 
コロナ禍のナナ。やれることをやっていこう。
松村佳祐

施設(スペースナナ)に入ってから利用者の体温チェック。手の消毒。ナナ以外の場で、感染者との接触者が出た時の休業処理など。コロナウィルスの対応は出来ていたと思います。
カフェに来ていただいたお客様の、体温チェックや消毒なども安全な対策の一つでしょう。
流行感染当初は、午前と午後に活動時間を分けてナナを利用していました。しかし、開始時間を元に戻してから、利用者の増加と施設の狭さに「感染の可能性」もあるのではないかと、思ってしまいました。現状、曜日によって利用者が多いのか少ないのかわからなくなっており、感染ウィルスの進化・変化に追いつけるかもわからないくらい、ワクチン接種者も追いつけていません。自分はまだ3回目接種できていません。感染者が減っていくと何度もニュースや記事で報道されていても、状況は変わりませんし、感染して生き残れた人達が、どれだけ運が良かったことか解って学んでほしいです。感染がどれだけ恐ろしいことか忘れてはいけません。関東圏内で感染者が0という日はあったでしょうか?感染者や感染死者が出ていないスペースナナのスタッフや利用者達。油断していないと思っていても、ちょっとの隙が命取りになってしまいます。まずは慌てずに落ち着いてください。縛られた行動がストレスとなり、発散のために暴れてから幸せになれると思いますか?そんな事件や事故の報道が多いことをわかっていれば、落ち着いた思考のまま日常も行動できると思います。あー、カラオケ行きてー。
そんなスペースナナにも新たな活動が追加されました。パン作り、シャープペンシルなどの組み立て作業です。今までの空いた時間。追加のペーパーテストやパソコン作業しか出来ることがなく、それらはやるべき作業として定められていなかった、「自習」のような行動でした。しかし、新たに追加された組み立て作業。まだお試しとしか聞いていませんが、苦難な作業とは全く思いませんでした(個人感想)。今までやってきたキッチン、フロア作業。そこから続けて新たな作業に入っても、問題になるようなことではない。そう感じる参加者も多いのではないでしょうか?やれることがあるならやってみたい。向上心、挑戦行為は悪くないと思います。パン作りは革命が起きました。絶対に太ります(個人事情)。
新たなカフェのメニューであり、持ち帰りができる商品でもあります。様々な種類のパン作りは、キッチンで担当でもフロア担当でも関係なく作業ができるでしょう。パンの中身の素材作業など、生地作りと分担していくことで、作業の効率も良いと感じます。
焼く作業には参加したことがありませんが、クッキーと同じようにオーブン内のチェックが必要なのか、そのあたりはまだスタッフの方々に任せるしかない状況なのでしょう。販売商品ですしね。お客様の注文が来た場合、優先すべき作業がどうなるのかもまだ体験していません。コロナ禍ということで来れるお客様も限られていると思いますが、パン生地の発酵や調理する際の器具洗浄、調理場のスペースを考えると難しそうです。お客様の注文が最優先なのでしょう。しかし、過去に作り途中のクッキー生地が、ボウル内で固まってしまったのを見た覚えがあります。パン生地なんかは「過発酵」になってしまっては、売れるかどうかも怪しいです。良い結果を残し、続けていくために必要な時間。そんな挑戦の機会が与えられていると思うしかありません。
コロナ禍だからといって、ずっと被害者でいるわけにはいきません。支援の行動を今こそ発揮する時だと思います。

 


スペースナナ通信88号

2021年12月22日 17時26分57秒 | 日記

【神奈川県障害者職業センター見学】

 7月21日、相模原駅神奈川障害者職業センターの見学を利用者7名、職員2名で実施しました。当所の利用者は就      労希望者が多く、就労支援の専門機関との連携はとても大切なことです。就労移行支援事業所や障害者就業・生活支援センターなど就労支援機関は複数ありますが、今回見学をした神奈川障害者職業センターは、都道府県に1か所以上設置されている独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構が運営する就労支援の専門機関であり、高次脳機能障害者の就労支援にも力を入れています。

 当日は職業カウンセラーの方より障害者職業センターの機能や利用方法、支援プログラムの概要などの説明がありました。参加者は障害者職業センターのことを初めて知り、就労支援機関に関する情報を持ち帰ることができました。すでに復職のために障害者職業センターを利用中の方、これから相談を行う利用者もおり、今後も障害者職業センターと連携を深めて行きたいと思います。

 

【防災センター見学、体験】

 10月22日と27日に神奈川県総合防災センター(以下「防災センター」)にて防災訓練を実施しました。参加者は合計12名。両日とも職員が2名ずつ同行しました。
 防災センターでは東日本大震災の震度7を再現した地震体験や、風速約30mの暴風体験、火災時の煙から身を守りながら避難する体験、消火器を使った消火訓練などの様々な体験ができ、また、今までに起こった災害の資料や防災グッズの展示もあり、それぞれが非常に興味深く、勉強になるものでした。地震体験は特に印象に残りました。震度7は想像をはるかに超える揺れであり、体験と分かりながらも恐怖を感じるレベルでした。帰所後すぐにロッカーの上に置いてある物品が目に留まり、これは危険と思い撤去しました。災害の恐ろしさを体験できた一日でした。

以下に、参加者からいただいた感想文を掲載致します。

 

防災センターへ行って

 10月22日に、スペースナナの利用者5人と職員の方2人で防災センターへ行きました。防災センターはスペースから車で15分くらいのところにあります。何年か前にも来た事があるのは、朧気だが記憶しています。強風の部屋、揺れる部屋、暗闇迷路の部屋、不安定の所だったので疲れました。前より歳をとったせいかもしれないと思います。
普段私はここの何かをやる事には参加しないので、楽しい体験学習でした。

 

【平塚花菜ガーデン】

 11月に入り、少し肌寒く感じ始めた12日に平塚市にある『花菜ガーデン』に遊びに行きました。
天気は快晴で風が強めに吹いていました。公園内のメインであるバラなどの植物を見ながら散策をしたり、高台から富士山を眺めたりと自然を感じられることができ、皆さんの気分転換にもなれたかと思われます。
 広場にシートを敷き、お弁当を食べるグループと園内のレストランにて食事をするグループに分かれて食事を摂りました。外では風が強く、みんなで「少し寒いね」と話をしながら食事をしました。その後、ソフトバレーボールなど道具を使いレクリエーションを行おうとしましたが風が強く工夫を凝らしてもあまりまともには遊べませんでした。道具の使用を諦め、みんなでクイズ大会やじゃんけん列車などを行い遊びました。
少し時期を過ぎてしまったからか開花している花は少なかったでしたが、逆に満開などのオンシーズンにまた来てみたいとのお声も聞かれ今後またリベンジしてみたいと考えています。