高次脳機能障害ピアサポートセンタースペースナナのブログ

スペースナナは、NPO法人脳外傷友の会ナナが運営する高次脳機能障害者とその家族を支援するための施設です。

スペースナナ通信77号

2018年09月21日 15時51分39秒 | 日記

≪誕生会・料理体験≫
  7月は誕生月の利用者さんの利用日に合わせて、2回の誕生会を実施

 最近は利用者さんと職員で、朝のトークセッションなどを通してどのような料理を作ろうか意見を出し合ってのメニュー作りを行っています。利用日を料理体験の日にずらして利用される方も何人かおられます。

左の写真の日は、そうめんに豚キムチや、ナスの挽き肉味噌などいくつかトッピングを用意し、それぞれの好みで召し上がって頂いたときのものです。メインやサイドメニューも最近では作っており、畑作業で収穫した野菜や利用者さんの差し入れの野菜なども使用したりしています。

 右の写真では誕生日の当事者さんの希望と周りの希望もいろいろあったので、サンドイッチと焼きそば、ウインナーや、その他色々な食材を用意し、好きなものを挟んで食べるスタイルにしました。ご自身で好きなように召し上がって頂くのもまたいつもと違い、楽しい時間になって頂いたようです。今後もやったことのないメニュー要望にも利用者さんと職員で一緒に考え、協力しながら計画していきたいと思います。

≪出店・販売≫
  7月、8月では3回ほどセミナーやお祭りでの出店販売を実施

 日産商談会や、利用者さんのご家族のお声かけで横浜市の『山田富士公園』盆踊り大会、横浜での高次脳セミナーでの出店を職員、ボランティアの方、利用者さんとで出店販売を行いました。クッキーの種類も増え、クラッカー、数種類のジャム、練梅など用意した分は皆さんのおかげでほぼ完売することが出来ました。何回も販売に参加している方は手際よく準備、片付けなどができます。また、接客にも慣れてきた様子でしっかりと声を出し、にこやかにお客様と話したり商品の説明をしたりしています。高次脳セミナーでの出店に初めて参加した利用者さんより感想文をいただいておりますので、下記に掲載いたします。

 

高次脳機能障害セミナーに参加して  H.Y
 いつもより少し早く起床してスペースナナに行き、軽く準備をしてから日テレ号に乗り、横浜の会場に向かいました。私の最初の仕事は、プラカードを持って会場入り口に立ち、皆様を案内することでした。入ってこられる方に「おはようございます」と挨拶すると多くの方がしっかり挨拶を返してくれました。1時間弱案内をし終えた後、スペースナナで作ってきたクッキー等の販売の手伝いをしました。皆様に味見をしていただきながらどんどん売っていき、セミナーの終了とともに見事完売できました。また、このような機会があれば参加したいと思います。