このブログの趣旨からは少し外れますが、
若い方もこのブログを読んでいる方がおられるとのことなので、
岩前先生の講義を聞いた後の感想を記載します。
長年、日本の防衛費は対GDP比0.9%で推移しているので、
GDPが下がれば防衛費も下がる傾向にあります。
でも最近の中韓の日本バッシング?によって
日本の周辺情勢はいささか不安な状況があります。
昔から議論されている防衛費GDP比1%を超えることは
いろいろな事情で難しかったようです。
近年の中国の国防予算は前年比10%以上伸び、
最近では11兆円以上ではないかと言われています。
つまり、日本より人口が10倍、GDP1.4倍、防衛費2倍で、
これからも力をつけていく可能性が高い隣国が
領土問題や靖国問題などで日本にプレッシャーをかけているのに
日本はそのプレッシャーに対応する予算が獲得できない現状と言えます。
何度か近畿大学 建築学部 学部長 岩前篤先生のお話を聞いて感じたのですが、
5兆円の循環器系疾患医療費や、
2兆円の呼吸系疾患医療費などが
住宅の省エネ化で低減できるとすれば、
日本の国家予算も今よりはかなりの余裕ができるのではないかということです。
だからと言って単純に低減額を
国防費に回せばいいではないかと言っているわけではありません。
国家予算の自由度が増えるのではないかと思うという事ですので誤解なく。