前回の話のつづき・・・
関東以西の平野部で
防湿層を用いずに高発泡ウレタンを使うのであれば
透湿抵抗を下地のボードや外部の防水層より
高くするくらいの厚みが必要です。
透湿抵抗は
材料単体の厚みが増えれば大きくなるので、
高発泡ウレタンの厚みは厚くする必要があります。
厚くなっても表面のスキン層は削らずに置くことが理想です。
でないと条件が悪ければ
数年後に壁体内がカビの温床になっていると言うことになります。
その点、30倍発泡のウレタンは断熱性が高く、
高発泡ウレタンより薄く仕上げることが出来るし、
スキン層も厚いので、削ることも少なくなるので安心です。
反面、
コストが高くつくので一般的に普及しにくい面があります。
なにしろ高発泡ウレタンの
半分以下にしか発泡しないのですから
材料費は倍以上かかることになるのですから。
・・・つづく