潟東減農薬米生産者の会日記 URL http://yamagara-club.com

昭和63年設立の個人経営生産者組織
会の別名称 「やまがら倶楽部」
会員数14名
業務提携先 丸山光一商店

穂肥

2010-07-06 16:45:13 | 日記
  
 有機100%肥料「農魂743」


ミネラル成分入り有機肥料「ミネラルユーキ443」

 美味しいお米作を作るには穂肥の施用法が非常に大切です。当会の栽培指針では穂肥を3回に分けて行います。甘みや粘りのある美味しいお米に仕上げるには穂肥の選択と施用方法が大切で、生産費は化学肥料を使用するよりも2倍以上掛かりますが、美味しいお米に仕上げるには、こだわった肥料の選択と使い方がとても大切と考えます。

 農魂743は有機質100%の高級肥料で、数年前より当会の栽培指針として採用しています。当会のお米が一般栽培のお米より美味しいのは当会の会員に言わせると「農魂のおかげ」と言う意見もあります。一昨年までは農魂743の施肥量は反当り20kg×2回を基準としていましたが、昨年より更にきめ細かく施肥するため、一回の施肥量を15kg×2回とし、3回目の穂肥(登熟肥、出穂直前)にミネラルユーキ443を10kg施肥する様に栽培指針を改定しました。従ってトータルの穂肥チッソ成分量は従来より0.3kg少なくなりました。

 当会の栽培指針での穂肥の考え方は、ゆっくり低く長く効かせ、収量を狙うよりも秋落ちを防いで、食味と品質を重視した施肥法をイメージしています。登熟肥に水溶性の各種ミネラル成分を施用する事により、お米に甘みが増すと言われています。お米は最初口に入れた際、ほんのり甘みを感じるご飯が美味しいご飯の大切な要素と言われていて、その辺を狙っています。

 又、ミネラルユーキに含まれるケイ酸成分は稲の茎を丈夫にし、オキサミド態チッソは根の活力をアップする働きがあります。
農魂743の有機成分で風味のあるお米作り、ミネラルユーキの苦土成分を出穂期に効かせて粘りと甘みのあるお米に仕上げ、普通は2回に分けて行う穂肥をよりゆっくり肥効の出る様に、2つの優れた肥料を3回に分けて慎重に施肥します。

 美味しい米作りには当然、気象条件や土壌条件等も大切ですが、田んぼに入れる肥料の内容とやり方も大切だと考えています。




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