潟東減農薬米生産者の会日記 URL http://yamagara-club.com

昭和63年設立の個人経営生産者組織
会の別名称 「やまがら倶楽部」
会員数14名
業務提携先 丸山光一商店

野ガモの巣

2010-05-24 11:10:01 | 日記
ご覧下さい。

野ガモが田んぼの畦畔に産卵しています。

渡辺会員が畦の草刈をしていて発見したものです!!


私も田んぼはよく行きますが、初めて見ました。。。

これは除草剤に頼らず汗を流して草刈を行なっている減農薬栽培ならでわの光景ではないでしょうか??。


ヒナが産まれるまではそっとしておかなければなりませんね~

商系アドバイスの記事を紹介

2010-05-17 16:08:52 | 日記
 新潟市西蒲区のコメ生産者グループ「潟東減農薬米生産者の会」(吉崎良咲会長)は、米穀集荷の丸山光一商店(丸山祐一郎代表、新潟市西蒲区曽根)との業務提携の下、特別栽培による収穫米の大半を新潟県総合生活共同組合(総合生協)向けに出荷している。22年産では、栽培・出荷品質レベルのさらなる向上に取組むとともに、生産者・圃場特定システムも構築。差別化を強化しつつ、県外などへも販路を拡大していきたい方針。

 潟東減農薬米生産者の会は、環境保全型稲作を実践する個人経営生産者のグループだ。設立は昭和63年。総合生協との取引のスタートをきっかけに組織化した。現在の会員生産者は、西蒲区三方地区在住者を中心に12人。平成19年からは、農業資材・米穀商の丸山光一商店との業務提携に踏み切り、同社が新設した低温倉庫や精米施設を活用してコメを供給している。

 会の活動などは、ブログ(潟東減農薬米生産者の会日記、アドレス=http://blog.goo.ne.jp/sone311-1)を通じて、情報発信してきた。経営規模や生産調整対応などは会員により異なるが、会としては今年、約32ヘクタールを作付けする。品種構成はコシヒカリ(従来種)9割、こしいぶき1割。総合生協への出荷米は、コシ玄米5kg、コシ白米5kg、同2kg、こしいぶき白米5kgの4アイテム。グループ購入・個人宅配向けのPB「クルコのエコ米」袋に詰め、出荷する形だ。

 栽培体系なども総合生協PB米の基準に沿い、設計されている。総合生協の産直活動は、安全性や環境を重視しつつ、生産者と交流のできる地産池消を通して、農業への理解や田園を守るのが目的だ。稲作の栽培基準も、▽圃場周辺の農道・畦畔への除草剤の散布禁止▽調整網目1.85ミリ以上▽玄米の農産物検査受検▽栽培計画・実績の報告▽2者での栽培確認▽食味向上に努める▽収穫後の稲ワラ焼却禁止 などが基本。

 更に「エコ米」(特別栽培米)では毎年種子更新することや完熟堆肥などの投入による土づくり実施を奨励。化学合成農薬の使用は「4成分(本田移殖時の殺虫剤1成分と移殖後の除草剤3成分)」、化学肥料は「反当り3キロ以下」と定めている。

 会はこれに基づき、育苗用土や元肥・穂肥・登熟肥、農薬の使用資材を指定。22年産では、農薬は「3成分」、化学肥料の使用は「反当り1.65キロ以下」に抑える。県の特別栽培米の基準よりさらに厳しい栽培レベルを追及していく。出荷米品質(粒揃い)のグレードを高めるために、調整網目も1.9ミリに変更するほか、良食味対策も強化する。

 西蒲区は、コシでも反収9俵半程度の収量が可能な地域だが、会としては適正な施肥に留意しつつ、平均8.5俵程度に抑えてきた。今年はJAS有機でも使用可能で、根張りや登熟促進に有効な光合成細菌資材を出穂前に施用する。昨年、試験的に使用した圃場でも効果が認められた。「多少コストがかかっても、おいしいコメを作り、お客さんに喜んでもらいたい」と会の総意の下、今年は会全体で活用していくことになった。

 袋詰め出荷精米などから、生産者や圃場が特定できる態勢も構築していく。検査紙袋に圃場番号記入欄を設け、生産者・品種別に、その収穫日、籾摺り日、荷ロット番号、精米・出荷日などをデーター管理するものだ。これにより、総合生協や消費者に届くコメが、どの会員生産者のどの圃場で作ったものかが特定されることになる。トレーサビリティ対応以上に、喜ばれるコメ生産に向けた、会員の意識向上に役立てていく。


 もっとも、総合生協向けのコメは、会収穫米の9割弱。ほかは独自のルートで販売してきた。今年は、地元の言葉で中心的な担い手を意味する「やまがら倶楽部」の愛称により、県外へも販路を広げていく。その手段のひとつとして、このほど正式に会のホームページ(アドレス=http://yamagara-club.com)も立ち上げた。販路が広がれば、その儒要に応じて作付規模も拡大していく方針だ。

 会のコメについては、総合生協の会員からギフトでもらって食べたという首都圏の消費者が、「おいしかった」と直接、会に注文してくるケースもあるほどで、食味には強い自信を持つ。現在、全国規模で開かれている「お米コンテスト」は複数あるが、今年はそのいずれかにも挑戦したい考えだ。

ホームページ開設

2010-05-17 10:16:21 | 日記
 ついに当会のホームページが完成しました。但し、現在はテスト期間中で当会のお米を購入できる本格運用はもう一週間程時間が必要となります。ホームページはこのブログ左下のブックマーク欄の「やまがら倶楽部HP」をクリックすると見れます。
 
 当会は平成22年産米では新潟県認証の特別栽培米の資格は申請しません。総合生協、クルコのエコ米はその事が条件ではない事もありますが、認証シールや標示票の作成費用等で年間30万円程の費用がかかっていたその経費を新たな販売促進に向け、その為の手段としてホームページの立ち上げと食味コンテストに出展する事とした訳です。

 当会の22年産米栽培指針は厳しい県認証や総合生協の栽培基準を楽々クリアしています。当会のお米の特徴や活動内容をホームページやブログで情報発信し、全国に販売していく方針なのです。

田んぼの学校(田植え)開催

2010-05-16 11:23:52 | 日記
      

 5月16日(日)は総合生協主催の恒例行事「田んぼの学校」が開催されました。天候に恵まれ100名以上の参加者も喜んで田植えに挑戦していました。田んぼの学校は6月の生物調査(草取り)と9月の稲刈りの3回開催されます。田植えが終わると当会のコシヒカリで作ったおにぎりと豚汁で昼食を食べ、楽しいゲームを行い交流を深めます。帰りにはバケツ稲を渡され、各家庭でバケツ稲の栽培に挑戦します。稲刈り後には自分達で手植えした田んぼのコシヒカリの精米5kgも渡されます。毎年参加している家族も大勢いて、楽しみにしているそうです。総合生協の指定産地の生産者組織は必ず総合生協のイベントに協力しなくてはいけません。当会会員も消費者との交流会を通じて色々な意見を聞き、自分達の米作りの参考にしています。

商系アドバイスに紹介記事が載ります

2010-05-14 17:04:33 | 日記
 お米流通の業界新聞「商系アドバイス」の5月17日(月)版に当会の紹介記事が載る予

定です。取材は先月に行なわれましたが、当会の都合にようやく記事となります。発行後に

全文をこのブログでも紹介します。当会の内容が詳しく紹介されていますので楽しみです。

発行部数2万部の全国紙です。

食味コンテストの圃場

2010-05-13 06:53:30 | 日記


 道路左が今年産で当会が初めて取組む食味コンテストに出展する予定の圃場です。栽培の

明細については後日お知らせします。 楽しみです。 向こうに見える田植えをしていない

圃場は5月16日(日)開催される恒例の総合生協イベント「田んぼの学校」で参加者10

0名以上で手植えする圃場です。12日夕方に代かきを行ないました。イベントの様子は

このブログで紹介したいと思います。




食味コンテストの圃場は低温にもかかわらず苗の出来も良く、5月3日の田植えの日の天候

も良かった為、今のところ順調に生育しています。13日には寒気が入るので、やや深水に

して早苗を保護します。

原因不明の障害 情報提供を

2010-05-07 10:08:51 | 日記
        
床土部分に黒いカビの様な塊が発生。ドブのヘドロの様な強い臭いがする。上の白い粒はパダン粒剤


 写真は移殖前の苗の床土部分に真黒なカビの様な塊が発生して大切な根を侵食した為に田

植えを行なうのが困難になった苗です。この農家は発芽時点からハウスの端の苗が不出来の

為、端だけ被服資材を長くかけていました。プール育苗なので同じハウス内の苗は根の張り

も良く、なぜか出来の悪かった端の苗を中心に見たことの無い障害が発生しました。相談を

受けた私(丸山)もいままで見たことが無く、各種資料を調べても原因がはっきりしませ

ん。このブログを見た方で心当たりのある方は是非丸山光一商店にお知らせ下さい。

新しい元肥一発肥料の試験

2010-05-06 16:14:40 | 日記
 丸山光一商店は㈱住友化学工業の肥料の特約店でもあります。同社は新しい肥料や農薬の

開発に力を入れていて、日本の肥料業界ではトップクラスの技術力があります。特にコーテ

ング肥料の部門では先端を行き、近年普及面積が増えている元肥一発肥料でも日本各地の天

候や品種に合う銘柄を多く揃えています。

 5種類の新しい一発肥料


 その住友化学が今後販売予定の新しいタイプの元肥一発肥料を丸山光一商店の取引先農家

様の圃場をお借りして22年産コシヒカリBLの圃場で試験します。場所は旧西川町曽根地

区にあり、当会の活動とは関係ありません。その圃場は40アールを5アールに区切り、5

種類の違うタイプの一発肥料を側条施肥し(25アール)残った15アールは楽一20Wを

施肥します。隣の圃場(20アール)には同じ農家の従来コシヒカリがあり、そこは楽一2

0Wを施用し、新潟県内でのコシヒカリの生育状況と肥行の現れ方を試験します。

 曽根地区に設置した試験圃場

障害苗

2010-05-05 18:11:08 | 日記
 低温による障害を受けた苗

 丸山商店の知人である農家より「苗が障害を受けて枯れてしまった。見に来てくれ」との

電話がありました。西川地区、潟東地区とは違う山沿いに近い地区で、緑化初期に低温障害

を受けた苗と思われます。今年は4月の東京で降雪があるほどの低温の日があり、当地区で

も早朝の育苗ハウス温度が3℃まで低下した日がありました。緑化したばかりの苗は低温

に弱く、放射冷却のある寒気の入ったばかりの好天の日は要注意です。西川地区でも3℃ま

で低下したハウス内温度の日は山沿いの当地区ではもっと低い温度だったと推測されます。

指導機関では育苗ハウス内の温度管理を10℃以下にしないように警告していましたが、現

実には暖房装置でもないと無理です。苗作りはハウス内で行うケースが多く、少しの温度の

高低が大きく影響する事があります。催芽の良し悪しやハウスの立地・建て方、被服資材の

違いと使い方、潅水方法等でも苗質が違ってきます。苗作りには細心の注意が必要となりま

す。

 もっと早く連絡をしてくれたら早々にタチガレエース液剤の潅水を薦めたのですが少し遅

かったのが残念でした。



   今年の苗は低温の影響で短い苗が多かった

苗の出来具合

2010-05-01 11:33:12 | 日記
 
平成22年5月1日の苗 (昨年の苗より根の張り具合がやや劣る)



 
平成21年4月28日の苗 (昨年の苗は根張りがバツグン)



 当会会員の苗は天候不順で生育が遅れ気味な中、まずまずの出来具合です。しかし写真の

様に昨年(21年産)の苗と比較すると根の貼り具合がやや劣っています。しかし播種した

のが4月4日と早かった為に、田植えは予定通り行なえます。一週遅れの4月11日に播種

した苗は低温の影響を受けて生育が遅れ、予定していた田植えの日を遅らせなければいけな

いケースが出ています。