潟東減農薬米生産者の会日記 URL http://yamagara-club.com

昭和63年設立の個人経営生産者組織
会の別名称 「やまがら倶楽部」
会員数14名
業務提携先 丸山光一商店

玄米と一分づき精米

2010-12-23 15:43:11 | 日記
 先日出席した総合生協のクルコのエコ米の試食会で、玄米と玄米の表皮を軽く傷つけた(1~2分づき精米)の両方を試食した事は前のブログでお知らせしました。見た目はほとんど同じなのに食べた感じはかなり違い、玄米より食べやすく美味しく感じました。いくら玄米に栄養成分が多く含まれていても、一般の人には毎日食べるには抵抗があります。

 そんな経験をしてきたばかりの昨日(22日)ある商社より試食会とおそらく同じ一分づき精米の新潟産コシヒカリの商品化のお話しがありました。当会の減農薬米を色彩選別機で石や異物を除去した玄米を使って商品化したいとのお話しでした。精米はどうするのか等、詳しい話は決まっていませんが、担当者には当会の取り組み内容の記載してある会員名簿をお渡して商談が良い方向に進んでいくことをお願いしておきました。

 当精米所では(有)潟東村こがね会で使用する主にもち米の精米業務を請け負っていますが、その中でこがねもちの一分づき精米の実績もあります。従ってその為に精米機の部品を交換したり、ノウハウを精米機メーカーを通じて研究し、問題なく精米を行える技術は持っています。今回のお話は特殊な精米技術と玄米色彩選別能力が可能な施設を利用し、当会自慢の減農薬米の拡販につながればありがたいと思っています。

クルコのエコ米学習会&試食会

2010-12-21 13:15:30 | 日記
 今日(12月21日)中央区の鳥屋野公民館で総合生協が主催する「クルコのエコ米の学習会&試食会」が行われ,会員の冨井民雄さんと私(丸山)の2名で初めて参加してきました。若い主婦を中心に14名の参加者があり、パワーポイントを見ながら約1時間、当会の取組について説明させて頂きました。


 (冨井民雄さんも一生懸命お話しされました)

 話の内容は当会のお米と一般栽培のお米の相違点と、どんな事に苦労があるのか、エコ米価格の合理性や、畦畔の除草作業が一般栽培と比較して約10倍(除草作業の回数が2倍、作業速度は五分の一)の時間を要している点などを特に強調しておきました。

 参加者の質問の中で「どんな作業が特に大変か」との内容に対し、冨井さんは「米作りは私の仕事なので大変だと思ったことは特に無い、私は米作りが好きなので、辛い作業も当たり前と思ってやっている」との答えがあり、参加者の方も納得していたようでした。

 学習会が終わり、クルコのエコ米の試食会が行われ、今回は玄米と一分ヅキ精米の比較を行いました。見た目はほとんど同じですが、食感は一分ヅキ精米が玄米のような歯ごたえが無く、食べやすかったです。普段は玄米ご飯は食べないのですが、料理次第では結構いける食味でした。

 始めての参加でしたが、思いのほか楽しくて為になりました。



やまがら倶楽部のHPが更新

2010-12-06 09:42:50 | 日記
潟東減農薬米生産者の会(やまがら倶楽部)のホームページが更新しましたのでお知らせいたします。

やまがら倶楽部

HPでは当会の理念や活動内容及び、詳しい栽培指針などが掲載されています。更に当会自慢のお米の販売も行なっていますので興味のある方は御利用くだされば喜んで対応させていただきます。コシヒカリ白米5kg2300円(送料別の税込価格)です。丸山商店に電話(0256-88-2131)して直接引き取りしていただければ送料は掛かりません。

全国から応募のあった味自慢のお米の食味コンテスト397点の中で98位だった当会の安心・安全なコシヒカリを是非試してみて下さい。





食味コンテストの結果

2010-12-03 17:14:02 | 日記
 静岡県が主催する食味コンテストの結果が出ました。日本全国の食味自慢のお米の中から、事前の一次審査を通過した397点中、当会の順位は98位でした。新潟県からは14点の応募がありましたが、30点を選ぶ二次審査を通過した人は無く、最優秀賞は高知県の本山町から応募のあった品種「にこまる」でした。

 当会のコシヒカリはタンパク値5.4、アミロース18.4、評価値83.6点で、事前に当会で測定していた数値とほぼ同じ結果となっています。上位受賞者の顔ぶれを見るとやはり今年の猛暑の影響なのか、今年の場合は標高が高く水温の低い産地のお米がほとんどを占めている様です。 (食味計の数値はサタケと静岡製機、東洋の平均値)

 猛暑に見舞われ、品質の低下した今年、新潟の平場では日本一を目指すのは難しかったのですが、特にタンパク値が5.4の数値はまずまず自慢できる数値だと思います。

 新潟県産コシヒカリは日本一のブランド米です。産地としての相対的評価は高いのですが、全国には打倒新潟コシを目指して努力している人や産地も多く存在しています。ブランドに甘えることなく自分のお米の実力を客観的に見て、今後の栽培に生かしていくことが大切だと思うのです。