潟東減農薬米生産者の会日記 URL http://yamagara-club.com

昭和63年設立の個人経営生産者組織
会の別名称 「やまがら倶楽部」
会員数14名
業務提携先 丸山光一商店

総合生協による精米・保管施設の視察

2010-08-25 07:48:47 | 日記
 8月24日、総合生協の本間相談役と小川商品安全管理事務局課長の2名で、当会の精米所及び低温倉庫の視察が行われました。目的はクルコのエコ米が消費者の皆様の所に間違いなく届けられる為に必要な事項の確認を行うことです。

 従って色彩選別機等の精米プラント各機械の定期点検やメンテナンスがキッチリと行われているかの確認や防虫・防ネズミ・米糠の対策と精米所・低温庫内の生理整頓の状況などが詳しくチェックされました。対応に当たった私(丸山)は当施設の内容と日頃の作業状況を説明させていただきました。

 更に22年産米では米選機の選別網目を従来の1.85ミリから1.90ミリに自主的に変更する点や精米(調整)年月日により生産者会員とその圃場が特定できるシステムに移行する事などの当会独自の取組内容を紹介しました。そしてその取組内容を後日、総合生協のHPなどで紹介し、クルコのエコ米のPRに活用したいとのお話しがありました。

米部会の開催

2010-08-22 16:07:05 | 日記
 8月20日(金)に総合生協生産者協議会の米部会が開催され、当会から吉崎会長と渡辺米部会理事の2名が参加しました。もうすぐ新米の収穫が始まり、全農新潟の新潟県産米の厳しい仮払価格が発表された中、22年産に向けての色々な課題が協議されました。

 お米を巡る厳しい状況の中、クルコのエコ米は22年産米価格は21年比で据置との提示がありました。但し、一般米相場の下落等の影響を受てクルコのエコ米の販売状況が悪化した場合は価格の期中改定の可能性もあるとの条件が付きました。

 各米産地に提示される年間の品種・種類別の俵数はコシヒカリは若干多くなりますが、こしいぶきは一般米同様に販売状況が低迷している為に若干減らされました。それでも合計の限度数量は21年産並みを確保する事が出来ました。

 量販店と比較し、同じ新潟産米でも相対的に高価格なクルコのエコ米を購入して下さる消費者の皆様の期待に応える様に、ハードルの高い栽培指針を遵守し、安心で安全・高品質で美味しいお米を提供していく事が大切だと思うのです。

カカシさんの出番です

2010-08-16 11:29:48 | 日記
 田んぼの学校の手植え圃場には参加者の皆さん手作りのカカシが七体飾ってあります。せっかく良く出来たコシヒカリの実がスズメの被害にあっては残念です。田んぼの学校の参加者が一生懸命に手植で植え、今年の食味コンテストに出展予定の大切な稲をスズメの被害から守る為にカカシさんから頑張ってもらいます。










バケツ稲 8月11日

2010-08-11 15:55:34 | 日記


 バケツ稲(コシヒカリ)も出穂しました。今年も昨年と同じく3本の苗を均等に植えた結果。昨年は43本の穂が出たのですが、今年は37本と6本少なく出穂しました。草丈は昨年比2cm高く(107センチ)立派な稲に成長したのですが、5月下旬の低温の影響が大きく、一般栽培の圃場と同じ傾向で穂数は前年比で86%です。

 従って私の考えでは新潟県内の作況指数は米穀データーバンク社発表の102よりやや低くなると予想しています。(たかがバケツ稲でも天候の影響は受けます)

 台風4号が近ずいています。明日の予想最高気温はフェーンの影響か37度となっています。水管理には充分な配慮が必要です。バケツ稲はこんな天候になると一日でバケツの水を約8㎝も吸い上げます。うっかり水の補給を怠ると葉先から始まって、稲全体が萎れてしまい、回復不能の姿になってしまいます。稲の持っている力強さと危うさを同時に感じるのです。

 

 

コシヒカリの出穂

2010-08-04 17:20:09 | 日記
 当会の食味コンテスト出展圃場のコシヒカリも穂が出ました。隣の田んぼの学校で手植えをした圃場はやっと穂が出始めています。同じ苗でも田植えの日が2週間も遅いと出穂日は4~5日遅くなります。


   猛暑の中、無事に稲の花が咲いています。

 私の習った、いわゆる出穂日の定義とは、平均的な一株の茎数の半分(20本なら10本)に一粒でも穂が出た状態になった日の事です。その定義だと今年の写真の圃場の出穂日は8月2日と推定されます。同じ品種で同じ日に田植えを行っても、苗質や生育状況で出穂日は異なります。今年は出穂後も猛暑が続く予想なので、きめ細かい水管理が大切となります。高温登熟するとお米が白くなり、品質が低下する恐れがあります。