ヤンマーのVIO20というユンボの走行モーターの交換レポートです。
お客さんがレンタル機として使用して頂いている途中に、「片方のキャタピラが全く動かなくなった。」というクレームを受けて戻って来た機械です。
もちろんレンタル中に機械に不具合があれば、調子の良い機械と入れ替えます。
当たり前の話ですが、お客さんにして見れば、使用中に機械が動かなくなるというのは、ただの良い迷惑で、あまり良い印象を持たれません。
そういうことを極力無くすために、日々の整備に集中しています。
さて、走行モーターの交換ですが、リビルト品と丸々そっくり入れ替えます。
ユンボの走行モーターは、油圧で動いているため、油圧ホースが数本つながっています。
これらのホースをすべて外して、あとは本体の取付ボルトを数本はずすだけです。
下の写真のように、ホースに付箋などを付けて印をしておけば、次につなぐ時に、間違いを防ぐことができます。
一番左の穴の空いた部分に走行モーターがはまっていました。
外した走行モーターと、リビルト品の走行モーターです。
装着時には、ホースをつなぐニップルを移植します。
あとは、逆の手順で付けていけば、OKです。
ここまで行けば、あとはキャタピラをはめて、グリスをさして張ってあげれば完了です。
はい、購入可能です。
建設機械リース会社は、ディーラーや商社と取引をしていますので、パーツカタログはもちろん、取扱説明書なども購入可能です。
ヤンマー Vio-30-2に乗っています。整備のブログはとても参考にさせて貰っています。
Vio-30の走行モーターのギアオイル交換作業でドレンプラグが左側のみ堅く締め込まれて、6mmの6角レンチではエクステンション(延長)をしても、嘗めて穴が広がりそうで中断しました。電動やエアのインパクトにも適応サイズがないのですが、何か良い取り外し方はあるでしょうか?
一応5-56かけてプラスチックハンマーで叩いたりやバーナーで炙ったりいろいろしましたがNGでした。
宜しくお願い致しますm(__)m
六角穴をなめてしまった場合、適当な六角ボルトを穴に入れて
溶接してしまいます。
それで取りあえずは、通常のラチェットレンチなどで緩みます。
この場合、蓋だけ別途部品を取り寄せなければいけませんが・・・。
溶接があまいと、ボルトがもげるので注意してください。
新しいプラグを入手してからやってみたいと思います。
ありがとう御座いましたm(__)m
実は・・・このために溶接機を購入し、ボルトを10本以上鉄板に溶接する練習をした上で実作業に臨みました。
溶接機は予てから欲しいと思っていたので、これを機会に導入したのです。
この関門を突破したと思ったら、加速ペダルが異常をきたし、高速モード固定になってしまいました。これもフロアパネルをはずしたら、ペダルにリンクしている電磁スイッチだったので接点復活剤など使ったり、スイッチの突起部分をしごいて無事に機能回復して解決できました。