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ジューキ(重機)と共に限界突破!!

建設機械の整備やメンテナンス記録です。 DIYでユンボなどの修理にチャレンジしてみましょう!

U-30ユンボの作動油交換

2012-06-16 10:05:08 | 建設機械

とうとう梅雨に入りましたね。

うちの家も米を作っているので、田植えの時期は雨が降ると有難く感じるものです。

反面、土建屋さんは仕事が出来ないので、休まざるを得ません。

この時期は色々整備が出来るので、今回はクボタのU-30-3の作動油交換をレポートしたいと思います。

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2300時間ほど動いているので、作動油とエレメントも交換します。

とりあえず、作動油の注入口があるボンネットを開けます。

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色々と作動油タンクの上部に、油圧ホースやコネクターなどがつながっていますので、全部外していきます。

ホースを外したら、タンクの蓋を止めてあるボルトも外します。

こんな感じです。

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あとは、上に引き抜いてあげると、作動油の戻りフィルターが出てきます。

まっ茶色ですね・・・。

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このU-30のエレメントは、ネジで取り付けてあるので、回り止めのボルトを緩めてから、パイプレンチなどで、エレメントを回して取り外します。

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今回は社外品の少し割安なエレメントを使用します。

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新品を取り付けて完了です。回り止めのボルトを締め忘れないでくださいね。

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次に、作動油を排出します。

ドレンボルトはタンクの真下にありますので、少し旋回してキャタの間にドレンが来るようにしてください。

ドレンボルトです。

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それほど強くしまっていませんので、一息力を入れて回してあげると外れます。

40Lほど出ますので、ペール缶を2つ用意してください。

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すべて排出出来たら、作動油のゲージで確認しながら、新油を入れていきます。

もちろんその前に、先ほど交換したエレメントを先に付けておいてくださいね。

使用するオイルはVG46です。

こんなくらいです。

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あとは、エンジンを掛けてオイルを循環させるだけですが、エア抜きの作業が必要です。

エア抜きをしてあげないと、ポンプに負荷か掛かり、エアが自動的に抜けるまでホースが波打ってチャタリング現象が生じる場合があるので、した方が良いです。

エア抜きはメインポンプの圧力を測るボルトが付いていますので、そこを少し緩めます。

やり方は、エンジンをスローで掛けながら、ボルトを徐々に緩めていき、そこからオイルがにじみ出て来たらOKです。

こんな感じです。

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これぐれもこの作業は落ち着いてしてくださいね。

高圧ホースにつながっているので、一気に緩めてしまうと、ボルトが抜けて、オイルがものすごい勢いで出てきますので、危険を伴いますし、そこらじゅうオイルまみれになってしまいます(汗)。

あとは、元のようにボルトを締めて完了です。

特に変わった工具も必要ないし、何も難しい作業は無いので、落ちついてやれば誰でも出来ると思います。

以上、U-30-3の作動油交換でした。

オークションも色々出品していますので、宜しくお願いします。

http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/mimon_6370052


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
流石クボタ (コベルコ子)
2018-05-13 13:14:56
リターンフィルター変えるのにリターンホース抜くのクボタ位かな。
中のサクションストレーナー外して掃除した方が良いですよ。
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マルテンサイト千年グローバル (鉄の道リスペクト)
2024-09-28 09:48:42
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタイン物理学のような理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、トレードオフ関係の全体最適化に関わる様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
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