ジューキ(重機)と共に限界突破!!

建設機械の整備やメンテナンス記録です。 DIYでユンボなどの修理にチャレンジしてみましょう!

VIO30-5Bオイル交換

2012-04-28 11:03:44 | 建設機械

ヤンマーVIO30-5Bオイル交換です。

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長期で出ていて、約500時間回っていましたので、合間を見て交換しました。

このメンテは覚えれば誰でも出来ると思いますので、是非チャレンジしてください。

まず、ユンボの底のドレンプラグのカバーを外します。

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両方緩めれば、全部ボルトを抜き取らなくても、クルッと回転しますので簡単です。

カバーを外すと、19㎜のドレンプラグが見えてきます。

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あとは、これを緩めて、オイルを排出するだけです。

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オイルを排出する時ですが、オイルの注入口のフィラーキャップを空けておかないと、オイルが脈打って出てきますので、廃油受けから飛び散ったりしますので、ご注意ください。

今回はエレメントは交換しません。

すべて排出したら、ドレンボルトを完全に締め、周りをパーツクリーナーで綺麗にしてカバーを閉めます。

ドレンボルトのパッキンですが、本来はオイル交換の度に交換した方が良いのですが、実際のところは、全然そのまま使用しても問題ありません。

このあたりは感覚ですが、さすがに目視で明らかにパッキンが曲がっていたり、ちぎれていたりしていたら、必ず交換してくださいね。

新油は約4.5Lくらい入りました。

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レベルゲージの上限までオイルを注入して、アイドリングして完了です。

以上、VIO30-5Bのオイル交換でした。


キャリーに付着した生コン。

2012-04-23 20:26:59 | 建設機械

久々の更新です。

もう少し継続的にいろんな整備情報を載せていきたいのですが、さすがに今の時期は、写真を撮って整備する余裕がないくらい忙しいです。

本当に少し余裕が出来た時くらいしか、更新できません。済みません。

・・・で、今回は機械に付着した生コンの話題です。

うちの地元では山間部が多いので、キャリーなどがリースで出ていく時は、直接生コンをボテに積んで、運搬する場合がかなり多いです。

普通はキャリーと言えば、土や砂利などを運搬することが大半です。

それ以外の用途に使われるのが、生コンの運搬で、農道などの道を作るのに使用されます。

大体のリース屋は、生コンの積載を禁止していることが多いです。

というのも、生コンは運搬後すぐに洗えば何も問題ないのですが、一番厄介なのが、洗車を怠ったがために、生コンが固まってしまうことです。

こうなってしまうと、通常の洗車では間違いなく綺麗になりません。

すると、リース屋にしてみれば、次のお客さんに早く貸してあげたいのに、生コンが付着しているが為に、綺麗な状態になるまで出せない状態が続きます。

この生コンを落とす作業ですが、実は物凄い手間と時間が掛かります。

下の写真からもわかりますが、見た目は薄く付いているだけでも、結局は小さい削岩機や、エアーのタガネなどで削るしかありません。

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拡大して見るとこんな感じですね。

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これはもうお客さんに気を付けてもらうしかありませんが、通常、こういう状態で仮に返却された場合は、リース会社から何万という請求が来ると思って頂いても大げさではありません。

それくらい、コストが掛かります。また機械損失も発生します。

リース屋の立場から話をさせて頂きましたが、それにしてもお客さんももう少し気にして使って頂けたら、ここまで酷いことにはならないと思うのですが・・・。

ただ、うちの会社の場合、完全に生コン積載を禁止にしてしまうと、借りてくれるお客さんが半減してしまうと思われます。

それぐらい、山間部の狭い道作りの仕事が多いのです。ミキサー車や大型のユンボなどが入らないので、何往復もしてキャリーで運ぶといった使い方ですね。

使って頂けるのは有難いことは確かですが、もう少し機械を大事にしてあげてください(泣)。

以上、キャリーと生コンについてでした。


燃料ライン清掃

2012-04-06 14:26:38 | 建設機械

IHIのIS35FXです。

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燃料にゴミが混じり、エンジンが吹き上がってこないという症状です。

実によく発生するトラブルです。

燃料タンクの底の方に貯まっているスラッジが、少しづつホースから混入し、ラインを詰まらせてしまいます。

とりあえず、こういう場合は噴射ポンプ側から順番にエアーで掃除していきます。

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燃料タンクから来ているホースも詰まりかけていますので、こんな感じで掃除します。

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そして、一番肝心なのは、燃料タンクの底のスラッジを根気良く取り除いてあげることです。

何回かきれいな軽油を入れながら、先の長いエアーガンを使用して、汚くなった軽油を排出してあげます。

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何回かフラッシングしてから、ある程度軽油に透明度が出ればOKです。

完璧を目指される方は、燃料タンクを脱着して洗浄してくださいね。

こんな感じで汚れた燃料が出てきます。

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清掃が終わったら、最後は手組ポンプでエア抜きをしてあげて、正常にエンジンが吹くかチェックします。

そしてある程度負荷を掛けてあげて、エンジンの回転数が下がらなければ完了です。

もちろん燃料エレメントなどは新品に交換してあげてくださいね。

以上、燃料ラインの清掃でした。