*~ 花風香銀 ~*

出逢った料理をご紹介します。その他、見たこと、聞いたこと、体験したこと。そして、うさぎのmomo-taroのこと。

おばんざい、2種。

2007-09-28 | 本日の一品
京都に行くと、夜の食事はおばんざいやさん
(左上のひじきの煮物から時計回りに、さつま芋の甘煮、
 ごぼうと牛肉のきんぴら、高野豆腐の炊いたん、
 万願寺とうがらしの炊いたん) 

少しずついろいろ食べられるし、
野菜をたくさん摂れるし、
実家の母が作ってくれた料理に似ている気がして
なんだか心地よい気がするし。

そして帰ってくると、真似してみたくなるんですよねぇ。

「おばんざい」と言っても、難しいレシピはないようで
普段着のおかずってことで良いのでしょうが、
ちょっと今回は改まった気持ちになっていたので
勉強も兼ねておばんざい関連の本を探しに行ってみました。

そしたら「向田邦子の手料理」なんていう本を発見。
作家の向田邦子さんが料理好き・美味しいもの好き
というのは知ってましたし、
妹の和子さんに「ままや」というお店をやらせていた。
というのは知っていましたが、
料理本があったとは。

料理の内容は京都のおばんざいとは違うのかもしれませんが
普段着の飾らないシンプルなもの。
素材の組み合わせが面白いものもあったりで
これは是非試してみなくちゃ。
と、いそいそと買って来てしまいました。

その本の中からさつま芋のレモン煮なすの田舎煮



向田版おばんざい、2種完成。
そうそう、こういうの、好きなんだよねぇ・・・。
京都でも、さつま芋の甘く煮て冷やしたの、出てきたもんねぇ。

さつま芋はほんの~り甘くてレモンの香りがして、
茄子は秋茄子で柔らかくてちょっぴり煮崩れちゃったけど
しんなりして醤油がよく染み込んでて
唐辛子がピリリと味を引き締めてくれてる。

イタリアンも中華も好きだけど、
京都に行ったあとはなぜか「おばんざい」にはまります。

COOKPADに貼られた縦付箋はまだたくさんあるし、
向田邦子さんのおばんざいも作りたいし、
なにやら気ぜわしい秋の入り口なのでした。