ならおうは穏やかに語る

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(09/08/23カウンターを付けました。)

高齢者の公共交通料金無料化についての私論

2009-03-16 22:40:35 | Weblog
大阪市では70歳以上の高齢者に地下鉄・バスの無料パスを支給している。
今日のニュースでは平成22年度からこれを廃止するための調査費を今年度から予算請求したところ、自民党会派から調査費を認めないとの回答が出て無料パス廃止を廃案にする動きとのこと。

さて、ここからは私論だが、高齢者への無料パスは継続すべきと考える。

・無料の移動手段を奪うと自動車や原動機付自転車を代替使用する。
・結果として渋滞、エネルギー浪費、事故多発を誘起する。
・無料公共交通機関への搭乗人員増による経費削減は小さい。
・徒歩を中心とした人の移動は町の治安に少しばかり良い影響を与える。
・自動車での移動は町の治安促進にはならない。
・乗り換えで歩くことは運動促進となり、健康増進に繋がる。

もともと、公共交通機関は赤字を法人税等で賄うものだ。私営交通機関とは異なる。
福祉の一環として考えると上記の赤字にこだわる理由はなくなると思う。
これからは高齢者比率が増えるのだから、高齢者に優しい街をアピールすることは良いことだ。
高齢者にとっては郊外に住むよりも下町に住む方が何かと過ごしやすい。
・徒歩圏内に食料関連店舗がある。
・公共サービス(病院等)の充実。ここに無料公共交通機関があるとなおよい。
郊外ではちょっとした買い物も通販か車使用になる。
出かけることそれ自体が億劫になり、必要がないから歩かなくなり、足腰が弱る。

高齢者が増えると高齢者向けサービス業が充実していく。すると持てる高齢者も増える。そうなると持てる高齢者から持たない若者への資産移動を促すことにも繋がる。
何も大阪市全体を暴言だが老人専用街にせよと言ってる訳じゃない。持てる高齢者を呼びこむためには全ての高齢者が過ごしやすいと思う街を作ることだ。高齢者が過ごしやすい街はバリアフリーに繋がる。そうして過ごしやすい街になると人は増える。さらに幼保一元化等の施策で働く若い女性への支援も充実させると人口は増えるはずだ。これらは営業努力みたいなものだ。

これまでは箱物の建造で土建業を潤してきたが、土建業を支援してもそれが経済活性化にどう繋がるのかが見えない。むしろ福祉を充実させると人はやってくる。人が増えると経済は活性化する。これからの人口減少を考えると各市町村は人の取り合いになるのだから、人が来る施策をどう実現するかが重要だろう。

となんか壮大な事まで言及したが、何でもけちったらいいもんじゃない。

なお、大阪府の図書館の統合は賛成。建物は減らすべき。ITで何がどこにあるかがわかれば予約後に府の管轄下にあるどこかの出張所(市役所?)で書籍を受け取れるシステムを構築すればよい。箱物は削減すべき。

と、思いつくままに書いた。

なお、各市町村が各自の独自予算で図書館を持つことは賛成。しかし、目的別図書館を各地にばらまくことは必要がない。



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2 コメント

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Unknown (通りすがりのY○jiro)
2009-03-17 00:33:47
大○市の場合、市○スのムダ(空)運行や運○手の高すぎる給料削減で老人パスの代金くらいすぐに捻出できそうに感じます。

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人件費 (ならおう)
2009-03-17 08:15:47
確かに高給取りが多いと報道されてましたね。この分野こそワークシェアで雇用促進ですね。バスの運転士が確か一千万円?の年収は何かがオカシイです。
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