Fail safe

Fail safeというのは失敗を前提にした対策だ。人はミスをする。それを防ぐために細心の注意を払うというのではなく、失敗したときに被害を最小限に食い止める方法を考えようという話。

ミスというものは基本的に事故に繋がる。
ハインリッヒの法則は『一件の重大な事故の影には29件の軽微な事故があり、その影には300件の「ヒヤリ・ハット」がある。』として有名だ。

ヒヤリ・ハッとしないように「細心の注意を払えば大丈夫」という精神論をかざすのではなく、細心の注意を払っていても「予想外の出来事」でヒヤリ・ハッとすることがあり、それが原因で生じた事故による被害を最小限にするためにはどうすればよいか考えればよい。

ガードレールもそういう物と考えられる。

運転ミス（その原因が何でアレ）で道路からクルマが転落することを防ぐ。
無ければ崖下へ転落。あれば止まる。ぶつかるからクルマは傷が付くが、その程度で済んだと考えればよい。