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ならおうは穏やかに語る

Fly Fishingを中心に難しい話からヨタ話まで支離滅裂な雑文。
(09/08/23カウンターを付けました。)

BABYMETAL

2015-01-04 13:55:55 | Weblog
BABYMETALはHeavymetal Music / Hardrockと日本風のアイドルを合成した小悪魔。確信犯で見事なプロモーションだと思う。驚くべきは2015年正月のこの時期で彼女たちが15~17ってこと。そしてバックバンドは凄腕の方々を従えている。火がついたのは海外から。

BABYMETAL in Heavy MONTRÉAL カナダ・モントリオールまとめ Compilation


BABYMETAL in Sonisphere Festival UK 2014 fan cam Compilation


Hard Rockを常に聞いているので見た瞬間はこのキワモノ、イロモノと思ったが、数分後に面白さにハマった。
ANIMETALも面白くて日本人の感性とHeavy metal musicは結構相入れるようだ。ドラマチックで仰々しい曲構成、典型的(typical)で、もはや古典的(classical)なんだけど。それが心地いいのだろう。

ANIMETAL - This is ANIMETAL

昔のキワモノ。しかし使われた曲ははっきり言って今、子供と見ることのあるアニメよりもしっかりした作りで、これをヘビメタ風にアレンジしただけで、多分今でも十分通用する。

BABYMETALの源流はここの異種コラボ。でもこういうショータイムの源流をもっともっとたどるとKISS,そしてRitchie Blackmore氏が若いころ(Deep Purple以前)にやっていたThe Roman Empire などに行き着くのだろう。

ではBABYMETALを分析すると次のようになる。
1) バックの神バンドの超絶テクニック
シャレにならないテク。表に出てこないためのコープス・ペイント(死者風化粧)で存在を消している。悲しいことは自分たちのバンドでは海外も国内も火がつかないこと。プロの裏方に徹して、彼女たちを前面に出すサポートがファン層拡大になるというちょっとしたジレンマに打ち勝つことが必要なんだろう。

2) 黒と銀と赤の衣装
黒の皮と重金属の鎧を象徴し、そこに真紅のミニスカートで女性っぽさをいや、ロリータ、ゴスロリ系統かを醸し出している。

3) SU-METAL(センターのメインボーカル)の歌唱力
この子上手だと思う。これからもっと上手になるだろうね。

4) 両サイドのツインテール
結構狂ったように踊るんで、唖然とさせられる。まだ15とかその辺だけど本格的に鍛えていないと無理だと思う。


ま、次に挙げるようなガールズバンドの王道とは相容れないものがあるけど、なんとか48とか(よくきいてないけど)よりもきちんと歌ってる。

じゃ、ガールズバンドの王道。
Joan Jett & the Blackhearts - I Love Rock N Roll

オネーサン強いよね。下手に言い寄ると裏拳で鼻を潰されそうな感じがビシバシと。

The Go-Go's - We Got The Beat

懐かしさで引き出しました。この系統は大体5~10年毎に色んなところから湧いてくる。そして数年で解散。アメリカンドリームの一つかもしれないね。
でもこういうのんがアメリカも好きなんだよね。

Heart - Never

この人たちは今も現役。しかも今の方が迫力がある。
Heart - Stairway to Heaven (Live at Kennedy Center Honors) [FULL VERSION]

これは Led Zeppelinがアメリカの文化向上に貢献した” としてケネディ・センター名誉賞を受賞した時の映像。Robert Plantが涙目になるのはJason Bonhamの姿をJohn BONZO Bonhamと重ね合わせたからだろう。こちらのアレンジはハリウッド風で最後の合唱は現代風やなぁと感じいる。

彼女たちはいずれも大人の女性の魅力を徹底的にさらけだしている。
BABYMETALの場合、そういう魅力はない。だけどそれに負けない何か魅力がある。80年代ロックの風とは異なるけど、最近の魅力を失った邦楽よりも心地よい。

THE 13TH STREET レディオクラブという漫画を思い出したりもする。
あれはパンクバンドで、地味な女の子がマイクを持つとスンゲー歌唱力でラオブをこなすという設定。
Sid Viciousを真似たベース、モヒカンのギター、後述するガールスバンド系のコワモテの女性が居た。
生徒会長みたいな青年が歌えないけど、自分の腹のなかのモヤモヤを喚き散らす「ラップ」も披露していた。その時にベースやギターのフフンとした表情が大人っぽくて結構好きやったね。
その後、RebeccaとかPrincess Princess色々バンドが出てきたけど女性ボーカルをヒューチャーするのは良くても、商業ベースに逆らってしまうか、殉じてしまって消え去ったバンドが多い。

さて、彼女たちは年末のMステに出ていたのだが見逃したことが悔やまれる。この時の感想を述べておこう。
この時は椎名林檎からチラ見を開始。彼女とは気づかず、バックダンサーに着目。ちなみに羽の意味がわからんかったし、子供に今のん椎名林檎やでと言われるまで、誰これ?状態。歌は全く琴線に触れなかった。その後出てきたミスチルも輝きが失せて、なんかね数年前に貼られた選挙ポスターみたいな感じ。B'z、X-Japan、L'Arc~en~Cielも琴線に触れなかった。哀しかったのは嵐とエクザイルが最も聞きやすいと思ったこと。
こうして2014年を終えたんだけど、2015年になってたまたま拾ったBABYMETALの情報に接して久しぶりに新しい音楽を聴こうという気になっている。

余談)
黒と銀と赤で巻いたフライをBABYMETALという名前にしよう。




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