マクドナルドのENJOY!60秒サービスについて、私の考えを述べる。結論は販促であってバイトの奴隷化ではない。
しかし、マクドの意図を汲めない店員のせいで、こんなものが出てしまう。
しかし、マクドの上層部(経営陣/企画部門)は織り込み済みだろう。
マクドには多数の商品があるが、単純にビッグマックとハンバーガーしか無いとする。
ビッグマックは高価格で、利益率が高い。
このサービスにおいて、ハンバーガーは60秒ルールを100%達成できるとする。なればハンバーガーは実質サービス対象外である。
しかし、ビッグマックは33%(=1/3)が60秒ルールを達成できないとする。この1/3はサービス対象なので無料券が配布される。無料券は全部使用されるとする。簡単に計算してみよう。
ビッグマックの売上個数は4/3倍となるが、売上高は1のまま。つまり、実質25%の値下げに相当する。
しかし上述のネットで紹介された「崩壊バーガー」を見たい、呟きたいという人々が来店すると、値下げ分を回収できる。単なる値下げよりも口コミ効果も増えるので効果的。上層部は「調理場に無理をしない様に」という通達を出している筈だが、その意図を汲めない人が「崩壊バーガー」を作る。マクドの上層部はそれも織り込んでいるだろう。その程度はシミュレートして欲しい。
一般的に仕事に速さを求めると粗くなる。しかし、無駄な時間を削って仕事の速度を高くする事は生産性向上の基本だ。
現場が粗い仕事をしないようにするため、動線の確保、操作性の高い装置の導入、マニュアルの整備、IT化、セットメニューの導入等を図る。
それでも、様々な要件で仕事に遅れが生じる。本来あるべきものが揃っていないとか、丁度出払ったので新しい箱から出さないと・・・等。
ただし、限界はあるので30秒ルールなんかは導入しないだろう。そんな事をすると上記の引用サイトにある「崩壊バーガー」のみを提供することになり、質の低下による顧客離れを導き、逆効果だ(という風に既に上記サイトは述べている)。なので、通達は「無茶をするな、達成できなくてもいい。でも努力しろ(ここが微妙)。」だろう。
この「微妙」というところで補足。今回の販促キャンペーンは値下げだけじゃないと思われる。
本店調査員による各店舗のチェックで「無駄」を見いだしたのだろう。その無駄を本店指導で改善すると、言った事しか出来ない社員やバイトを大量養成するだけになる。また本店もマニュアル整備で満足してしまう。こういうマニュアルは悪くないのだが、各店舗独自の課題解決力が低下する。ということから、現場で改善する「小集団活動」のキッカケになるように、あえて無理難題のサービスを期間限定で導入したと考えられる。
いずれにせよ「上層部は現場をロボット扱いだ」という考えは実際とはピント外れだろう。

しかし、マクドの意図を汲めない店員のせいで、こんなものが出てしまう。
マクドナルドの「60秒サービス」が酷いとネットでクレーム続出(マイナビ)
これは凄いwww マックの「60秒サービス」で生まれた奇跡のバーガー(NAVERまとめ)
マクドナルドの「ENJOY!60秒サービス」が裏目にでるかも(BLOGOS)
これは凄いwww マックの「60秒サービス」で生まれた奇跡のバーガー(NAVERまとめ)
マクドナルドの「ENJOY!60秒サービス」が裏目にでるかも(BLOGOS)
しかし、マクドの上層部(経営陣/企画部門)は織り込み済みだろう。
マクドには多数の商品があるが、単純にビッグマックとハンバーガーしか無いとする。
ビッグマックは高価格で、利益率が高い。
ハンバーガー1個を売るためにかかる経費(人件費、光熱費、店舗費用)は同じなので、高額商品程利益率が高くなる。
このサービスにおいて、ハンバーガーは60秒ルールを100%達成できるとする。なればハンバーガーは実質サービス対象外である。
しかし、ビッグマックは33%(=1/3)が60秒ルールを達成できないとする。この1/3はサービス対象なので無料券が配布される。無料券は全部使用されるとする。簡単に計算してみよう。
ビッグマックの売上個数は4/3倍となるが、売上高は1のまま。つまり、実質25%の値下げに相当する。
ビッグマックの売上個数が300個/日の店であれば、100個/日が60秒ルールにヒットする。
よって100個/日の無料券を配布するので、売上個数は400個/日となる。
しかし、販売金額は300個/日なので300/400=75% つまり25%値下げと同じ。
よって100個/日の無料券を配布するので、売上個数は400個/日となる。
しかし、販売金額は300個/日なので300/400=75% つまり25%値下げと同じ。
しかし上述のネットで紹介された「崩壊バーガー」を見たい、呟きたいという人々が来店すると、値下げ分を回収できる。単なる値下げよりも口コミ効果も増えるので効果的。上層部は「調理場に無理をしない様に」という通達を出している筈だが、その意図を汲めない人が「崩壊バーガー」を作る。マクドの上層部はそれも織り込んでいるだろう。その程度はシミュレートして欲しい。
一般的に仕事に速さを求めると粗くなる。しかし、無駄な時間を削って仕事の速度を高くする事は生産性向上の基本だ。
現場が粗い仕事をしないようにするため、動線の確保、操作性の高い装置の導入、マニュアルの整備、IT化、セットメニューの導入等を図る。
それでも、様々な要件で仕事に遅れが生じる。本来あるべきものが揃っていないとか、丁度出払ったので新しい箱から出さないと・・・等。
ただし、限界はあるので30秒ルールなんかは導入しないだろう。そんな事をすると上記の引用サイトにある「崩壊バーガー」のみを提供することになり、質の低下による顧客離れを導き、逆効果だ(という風に既に上記サイトは述べている)。なので、通達は「無茶をするな、達成できなくてもいい。でも努力しろ(ここが微妙)。」だろう。
この「微妙」というところで補足。今回の販促キャンペーンは値下げだけじゃないと思われる。
本店調査員による各店舗のチェックで「無駄」を見いだしたのだろう。その無駄を本店指導で改善すると、言った事しか出来ない社員やバイトを大量養成するだけになる。また本店もマニュアル整備で満足してしまう。こういうマニュアルは悪くないのだが、各店舗独自の課題解決力が低下する。ということから、現場で改善する「小集団活動」のキッカケになるように、あえて無理難題のサービスを期間限定で導入したと考えられる。
いずれにせよ「上層部は現場をロボット扱いだ」という考えは実際とはピント外れだろう。
メガマックに交換はダメだって(笑)。
でも会計ミスって支払いから計測だからあり得ないような?
バーガー券二枚でメガマックとかだと良いんですが(笑)。でも利益率の高いメガマックは無料券の対象外でしょうね。
このキャンペーン後にマクドのサービズがどうなるかが気になります。