こんな話を聞いた。どこまで真実か知らないが、日本国内技術者の雇用を減らし、海外(とくに賃金の安い国家)の技術者の雇用を増やす。賃金の安い国家の技術者はその国の実情にあった製品開発に適しているからである。
タタ自動車、中国の電気自動車、少しだけ冷える冷蔵庫・・・。
ランエボ、リーフ、高機能ネット接続冷蔵庫。
上述の技術者・・・狭義でいうとことの製品開発者であって技術者ではない。そこには新技術による発展という概念はない。
研究、技術開発、製品開発の3つはかなり異なる。
研究は原理原則を確認するためのものであって10年(もっと先も含む)先にその原理・法則・発明が、人類の幸福に貢献するものを目指す。金儲けを目指して、市場規模がどうのこうのってのはわからない。判った時点で独創的研究ではなく、単に技術開発競争になる。
技術開発
研究で目がでた原理・法則・発明が数年先に製品になるかどうかを見極めることが重要課題。ダーウィンの海を泳ぎ切るかどうか。それが問題であり、企業の懐を示す。研究成果はあれど日の目を見なかった技術が死屍累々と存在する。最近は研究開発との違いが難しい。なぜなら、製品になるかどうかがまだ判らないし、経営・営業からの注文は先食いだからだ。ただし、素子や基礎薬品はこの辺の先食い的技術開発が重要。付随的に研究で解決しなければならないこともある。
ダーウィンの海を泳ぎ切るためには、製品展開に向けた信頼性関連のアレンジが必要となり、研究初期段階と異なり、材料の幅などが膨らむ。だから技術開発は面白いし、先行者利益がある。
製品開発。
完成された技術を組み合わせて製品に仕立て上げること。製品設計との差はない。もっと良い方法、技術、材料がないかの調査が必要で、技術開発されたモノを半殺しにして換骨奪胎することもある。重要なのはニーズに合わせた選択であり、技術開発まではシーズ(種)だ。製品開発はニーズ重視であり、ここで必要なのはマーケティングよりも「なぜその製品が必要なのか」、「その製品で消費者は満足(喜び)するのか」である。ニッチ製品は少し異なる。同時に作る側が欲しいと思う商品・製品でなければならない。
さて、上述のとある経営者の発言は現地ニーズに合わせた製品開発者を増やすと方針とも取れるが、これ、知的財産を食いつぶすって考えである。
技術開発者がニーズを知らないから、改革するってのは判るような気もするけど、その会社の製品企画部や技術企画部という、ニーズに合わせた製品企画部門が貧弱で継続性が無く、行き当たりばったりで、他の会社と同じ事とか、他の会社の開拓したマーケットに乗り込むことに注力していて、自ら開拓して・・・ってのがないから。そういうできの悪いところをシーズ開発根本となる技術開発陣に押しつけているだけ。
いずれ、国内技術者の雇用を減らす→理系進学者がさらに減る→理系レベルの低下→数年後には国内技術レベルが大いに低下。
はとぽっぽ政権もそうだが、このままじゃ技術立国なんて不可能だよね。
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上述の技術者・・・狭義でいうとことの製品開発者であって技術者ではない。そこには新技術による発展という概念はない。
研究、技術開発、製品開発の3つはかなり異なる。
研究は原理原則を確認するためのものであって10年(もっと先も含む)先にその原理・法則・発明が、人類の幸福に貢献するものを目指す。金儲けを目指して、市場規模がどうのこうのってのはわからない。判った時点で独創的研究ではなく、単に技術開発競争になる。
技術開発
研究で目がでた原理・法則・発明が数年先に製品になるかどうかを見極めることが重要課題。ダーウィンの海を泳ぎ切るかどうか。それが問題であり、企業の懐を示す。研究成果はあれど日の目を見なかった技術が死屍累々と存在する。最近は研究開発との違いが難しい。なぜなら、製品になるかどうかがまだ判らないし、経営・営業からの注文は先食いだからだ。ただし、素子や基礎薬品はこの辺の先食い的技術開発が重要。付随的に研究で解決しなければならないこともある。
ダーウィンの海を泳ぎ切るためには、製品展開に向けた信頼性関連のアレンジが必要となり、研究初期段階と異なり、材料の幅などが膨らむ。だから技術開発は面白いし、先行者利益がある。
製品開発。
完成された技術を組み合わせて製品に仕立て上げること。製品設計との差はない。もっと良い方法、技術、材料がないかの調査が必要で、技術開発されたモノを半殺しにして換骨奪胎することもある。重要なのはニーズに合わせた選択であり、技術開発まではシーズ(種)だ。製品開発はニーズ重視であり、ここで必要なのはマーケティングよりも「なぜその製品が必要なのか」、「その製品で消費者は満足(喜び)するのか」である。ニッチ製品は少し異なる。同時に作る側が欲しいと思う商品・製品でなければならない。
さて、上述のとある経営者の発言は現地ニーズに合わせた製品開発者を増やすと方針とも取れるが、これ、知的財産を食いつぶすって考えである。
技術開発者がニーズを知らないから、改革するってのは判るような気もするけど、その会社の製品企画部や技術企画部という、ニーズに合わせた製品企画部門が貧弱で継続性が無く、行き当たりばったりで、他の会社と同じ事とか、他の会社の開拓したマーケットに乗り込むことに注力していて、自ら開拓して・・・ってのがないから。そういうできの悪いところをシーズ開発根本となる技術開発陣に押しつけているだけ。
いずれ、国内技術者の雇用を減らす→理系進学者がさらに減る→理系レベルの低下→数年後には国内技術レベルが大いに低下。
はとぽっぽ政権もそうだが、このままじゃ技術立国なんて不可能だよね。