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ならおうは穏やかに語る

Fly Fishingを中心に難しい話からヨタ話まで支離滅裂な雑文。
(09/08/23カウンターを付けました。)

How to Hottoke method at Nagomi Pond

2006-09-30 21:54:20 | 釣り
ちょっと英語で気取ってみました。
「ホットケ」はL.L.Nymphing Methodと格好良く言うがフライの沈降で魚を誘う釣り方。ここで「ホットケ」とは「放っておけ」を意味する。
特に淡水の止水では効果的な方法である。ルースニングのように「浮き」をつけないシンプルな仕掛けで狙えるので、途中からリトリーブの釣りに換えることも出来る。

そして魚は水面から沈下してくるモノに弱い。
なぜか。
食物連鎖を考えると納得できないか。
・植物プランクトンは水面に多い。(光が多い)
・動物プランクトンも水面に多い。
・小魚は少し深いところから動物プランクトンを狙う。
・大型魚は深いところから一気に表層の小魚を襲う。
これはなごみの湖でもカワムツを追いかけ回すイワナやニジマスで確認できる。
襲われて傷ついた魚は沈降していく。
そう、深い底から大物が浮上して・・・というJAWSの様な展開が普通だ。

餌となる水棲昆虫はマッチザハッチの時にすごいことになるが、そうでないときは水際から湖流などで流されてくるスカッドやリーチ、そして何か適当な小さい生物が餌になる。だから流れも重要で、何もないど真ん中でも流れを意識する必要がある。

ホットケは泳ぎが巧みでない何かが沈降していく様子を模倣したもので、ルアーではフォーリングが最も近い。ジグやスプーンではバナナフォールとフリーフォールに別れるが、ホットケでも同じ事が出来る。
リーダーが綺麗に伸びて着水するとバナナフォールで、グチャっとなるとフリーフォールになる。
今までの経験上バナナフォールの方が良く釣れるが、案外足元のフリーフォールでも釣れる。ただし沖目ではテンションが掛かっていないと結構飲まれるのでフリーフォールになるようにしている。

で、どういうフライを使うか。
スカッド、ボム、エッグ、MSC、ゾンカー、ソフトハックル、マラブーテールな何か・・・。

ニンフ系はアトラクティブでもナチュラルでも構わない。元々泳ぎの鈍い生物を模倣しているわけだからL.L.nymphingにマッチしている。

ソフトハックルは「虫」を意識している時に結構有効でいきなりラインをひったくっていく。

ストリーマではゾンカーの様にボディからウィングが大きく離れない方がよい。ミッキーフィンの様に沈降時にウィングとボディが離れるタイプはBHでアタマから沈めるようにすると悪くない。マラブーをウィングにすると離れる傾向が強いので少し硬い素材と絡めても良いかも知れない。
ストリーマをフェザージグとして使う事になっていてバナナフォール的な、綺麗にリーダーを延ばして沈めるときによく当たる。

結局なごみの湖ではアトラクター的なニンフ系フライで釣ることが多い。
エッグは余り使わない。なぜならみんなが使うフライにはすれるから・・・。

よく使うBH Bombについて簡単に。

・管付きチヌ針1号
・BHにTungstenの5/32(S)
・沈降速度を高めるためLead Wireをシャンクに10巻。
 BHのリサイクルを進めるためLead Wireをシアノアクリレートの瞬間接着剤で固定。
・エッグヤーン(白系)を適量25mmほど取る。
・ヤーンをベンド開始部から前方へスレッドでまき止める。
・ずれないようにきつく巻き付ける。
・エッグヤーンがBHの後ろで均一にフレアーするように巻くことが肝要。
・スレッドで固く縛り付け。スレッドをベンド部に移動する。
・BH後部でフレアー状のヤーンをシャンクを綺麗に包むように折り返す。
 ・この時、ボディに赤いヤーンを少し入れても追い。
・スレッドでヤーンを縛る。ウィップフィニッシュを数回した方がよい。
・適当な長さでヤーンを切るとヤーンがフレアー状に拡がり、BOMBのできあがり。

なごみの湖では白、黄。パンプキン、ピンク、に強い反応を示しています。
CD3~50までと幅広いのですがこれは季節によるモノです。
CD3程度でラインが引き込まれるとものすごく気持ちよく良いジャンプファイトを見せます。
Cd30とかでヒットすると強烈なヘッドシェイクを見舞われることが多く、底は大物。BHストリーマも同じようにFallingでヒットする。

ところがFallingでヒットし無いときもある。そのままずーっと待つってのも一つだが、魚の居ない深みまで沈めても釣れない。そこで適当なCDのあと緩やかに引く。
フライラインの張りが出る程度に引いては緩める。それを繰り返すと突然ひったくるようにラインを持っていくことが多い。

これは一定の棚をゆっくりと引いてくる釣りである。おおまかにリーダーの長さ分程度沈んでいると思えばよい。

シンキングラインではリーダーがトップガイドに当たるまで引くが、フローティングラインはリーダーとの境目もよく見えるので適当なところでキャストに移れる。

ホットケは水深に合わせたフライの重さが重要。
浅いところで重いフライにすると速く沈みすぎて魚の興味を引くことが出来ない。
逆にすると棚が深いときに気が遠くなる。

ルースニングは棚が浅いところではその棚でフライを漂わせるので効果的だろう。
だが、フライには動きがない。と思っていたら最近、足元でフライラインは1m程度しかださない御仁の釣り方を見た。でも言っちゃ何だが「漁」であってキャストの楽しさがない。

浅いところや流れのあるところでのルースニングは一つの方法だろうが、余り深いところでやるモノではないと思っている。
ルースニングでマーカーを見つめるよりはラインを見ている方が気持ちよいってのもあります。確かに二つもマーカーつけて・・・ってそれってシモリ浮きですよね。



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