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ならおうは穏やかに語る

Fly Fishingを中心に難しい話からヨタ話まで支離滅裂な雑文。
(09/08/23カウンターを付けました。)

インフレターゲット2%に関して

2012-12-19 22:39:11 | Weblog
アメリカに比べたら慎ましいというか、恐慌とハイパーインフレを恐れているってことがよくわかる。
とりあえずココを読んで欲しい

冒頭に述べた事だが、現在はデフレだ。
デフレを簡単に説明すると
貨幣価値>商品・サービス価値

インフレは逆だ。
貨幣価値<商品・サービス価値

一方、下の構図も存在する。
円高による輸入商品の価格下落⇒国内製品の価格も下落(同一商品同一価格)⇒デフレ
円安による輸入商品の価格上昇⇒国内製品の価格も上昇(同一商品同一価格)⇒インフレ


現在はデフレだ。
物が売れないから販売価格が低下する。販売価格が低下すると同じモノを同じ数だけ売っても売上が下がる。当然利益も下がる。売れないから設備投資する必要は無い。だから金利を下げても金を借りて設備投資しようという考えは生じない。設備投資もしないし、利益がカツカツだから従業員をカットしようとする。というか売れないから販売員も要らない。生産人員も要らない。経済が縮小する。デフレスパイラル。

初っ端の「物が売れない」の原因は何か?
消費意欲の減退と言い換えても意味は無い。
大元は将来への漠然とした不安に対して貯金でなんとかしようとする行動だろう。
ではこの将来への漠然とした不安は何か?
年金も一つだ。納付額よりも支給額が少ないのなら、そのまま現金で持っておこうという考えが生じる。
例え低金利の普通預金でもその方がお得なのだ。でも年金が天引きされるのなら「可処分所得」が減る。
年金が賦課方式で、世代間扶養なんだ。現役世代の納付金が年金受給対象者へ支給されるのだと言っても、皮膚感覚的に積み立てじゃん。というものがある。税込年収500万円とすると・・・
厚生年金:18.300%(2017年の最大料率)*1/2(本人負担)⇒457,500円
健康保険: 8.200%*1/2(本人負担)⇒205,000円
介護保険: 1.130%*1/2(本人負担)⇒28,250円
雇用保険: 1.100%*1/2(本人負担)⇒27,500円
所得税:20%⇒1,000,000円
合 計:718,250円(14.365%)
この年金原資457,500円が国庫負担によって915,000円の倍額になる。
ほとんどのサラリーマン(厚生年金受給者)は普通預金よりも利回りの良い制度を持っていることになる。
しかし、納付額よりも支給額が少ないことはないようだ。この辺はもっと詳しい所を調べたい。
ただ、国庫負担の原資は消費税なので将来的に消費税率の大幅な上昇が考えられる。ところが消費税ってのはモノを買わなければ取られない。
というところで財源となる消費税を上げるには消費税率を上げるか、もう一つは消費税率を下げて経済を大幅に活性化させることだ。
消費税率が下がると実質的購買価格が下がる(デフレとは別のメカニズム)のでモノを買おうを思うきっかけになる。
しかも販売価格を下げる為に人件費抑制とかをする必要は無い。


消費税の面白い所は経済が活性化すれば税収が増えるという事だ。
つまり景気対策をきちんと実行すれば税収が増えるんだ。
でもこんなことは優秀な官僚ならw買っている筈なんだが。

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