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ならおうは穏やかに語る

Fly Fishingを中心に難しい話からヨタ話まで支離滅裂な雑文。
(09/08/23カウンターを付けました。)

ちょっとスタンスが変じゃないのかな?

2008-01-01 17:27:44 | Weblog
株の売買指南書を出している人の記事
基本的に株の長期所有を進めて短期売買の投機をいさめている点に好感を持っていましたが・・・。

***引用***(下線は管理者追記)
努力及ばずして今年1年の間に株価を下げてしまった会社の経営者の方々には、何故そうなってしまったのかを振り返って頂き、来年、より一層の奮起を期待したいところです。
***引用終わり***

下線の企業(株価が下落した)はトヨタ、キャノン、HOYA、信越化学です。
逆の企業は株価上昇率の大きい(100%越え)で任天堂、Appple, Amazon、小さいところで東芝に三菱商事です。

私には記事のコメントに微妙な違和感が生じます。
夏以降のサブプライムローン問題による株価下落は個別企業の経営努力によるものではないでしょう。
任天堂はWii、AppleはiPod、AmazonはBBに乗っかった広域通販で、少し経路が異なる。
株価上昇率の大きな前述の2社は商品創造力が異常に長けているわけではなくうまく消費者ニーズをとらえてヒットした。と判断できます。

トヨタ、キャノンは共に輸出企業です。規模が大きいから売上は市況に依存してしまいます。そう、サブプライムで景気が落ち込んだら売上が下がるという商品構成です。これを替えろというのでしょうか。
また、信越化学はシリコーンというシリコン樹脂で有名。主にBtoBの企業であり、景気が下がるとそのまま素材が売れないから落ち込む。

上記3社は独自商品を持っていないからあかんのでしょうか。
むしろ定番商品をずーっと抱えていて流行に左右されないところが重要なのでは。
WiiもiPodも飽きられたらおしまいという事を考えると

「経営者の努力」でなんとかなるものではない

と思いましたが、私の考えがおかしいのでしょうか・・・。

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