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ならおうは穏やかに語る

Fly Fishingを中心に難しい話からヨタ話まで支離滅裂な雑文。
(09/08/23カウンターを付けました。)

温暖化と炭酸ガスと太陽と雲と宇宙線

2011-11-23 09:08:35 | Weblog
温暖化は二酸化炭素のせいじゃないという裏付けが増えてますね。
元ネタはここで、それに私なりに見解を追加。

1) 化石燃料の無駄遣いはやめましょう。
化石燃料の不完全燃焼は有害な化学物質の生成原因になるし、燃やすよりも有機化学に使えってこと。
この「無駄遣いはやめろ」は正しいと思う。

2)太陽電池の価格破壊がおこるかもしれない。
経済学者でノーベル賞受賞のクルーグマンプリンストン大学教授が面白い事を述べている。エネルギー革命による二酸化炭素の排出抑制太陽電池の価格破壊と述べた方が判りやすいか。
半導体がムーアの法則で発展した事は周知です。
部品あたりのコストが最小になるような複雑さは、毎年およそ2倍の割合で増大してきた。

これが太陽電池にも当てはまるというものだ。上記をもう少し追記したのがこちら。ここの最期は思いっきり賛成。引用しよう
そしてこれは、脱原発で自然エネルギー重視とか言っていた人にもあてはまる。孫正義に公共の金をあげなくても、太陽電池はもうしばらくすれば安くなりそうだよ? だったらいま無理してインチキな高い買い取り料金なんか考えなくてもいいのでは? あわててあれこれやるより、研究を重視して自然にコスト低下するのを待てばいいのでは?(下線は私が引いた)

下線部を補足する

太陽電池等から作った電気を電力会社が国が定めた固定価格で一定期間の買取り義務を課されるというもの。
ソーラー発電所を設置する事業者(これがソフトバンクのもくろみだ)は、発電した電気を国の定めた価格で長期間電力会社に強制的(言い過ぎと思うが)に買わせることができる。するとそういうソーラー発電事業者が増える。つまり国中をソーラー発電所とその事業者だらけにしてやろうという政策だ。なお、買取費用は、電気を使う全国民が電気の使用量に応じて負担する。つまり、我々の電気代にオンされるってわけ

そう、「事業者」が電気を使う全国民から早急に巻き上げても、今の技術のつまり変換効率がそれほど高くない太陽電池のソーラー発電所しかできない。ただ、価格破壊は信頼性の保証が微妙な製品がもたらした可能性はある。なので、研究開発に大きく投資して今以上の高効率太陽電池を作るべきだってこと。

さて、高効率太陽電池開発を急ぐこと(つまり研究開発への投資)で、ムーアの法則が適用され、パソコンの様に劇的な性能進化が成されたとすると、エネルギーが全部ソーラーで賄える様になるってことだ(希望的観測だけどね)。そうなると火力発電所が不要になる。当然クルーグマンが心配していたシェールガスの開発も不要になる。すると二酸化炭素が増えなくなるので京都議定書とか、COPなんたらってのもあほらしくなってくる。しかもエネルギーは安い。
エゴの固まりであるクルマは?って同じ様に蓄電技術の技術開発が高まるだろうし、チャージャーが至る所にある様になるんじゃないかな。という事を期待したい。

経済発展は他よりも優位に立ちたいというエゴ意識が無いと成されない。強く、速く、大きく、豪華に・・・。これらに必要なエネルギーが安価になっていくと今と同じ生活を維持できるんだぜ。

3)雲と宇宙線。
これも面白い研究結果が発表された。
宇宙線はイオン誘発核生成を通じて雲の形成を促進していることが確認された

これだけでピンと来るかな?
雲が増えると太陽光は地上に降り注がない。簡単に言うと「曇った日は晴れた日よりも気温が低い」。
放射冷却がどうのこうのとかは脇に置いとく方がいい。
地球温暖化現象を引き起こしているのは宇宙線ってことだ。で、この宇宙線は?
太陽が上層大気に到達して、宇宙線量を調節するのに大きな役割を果たしている

ここで「スベンスマルク(Svensmark)効果」を紹介しよう
・宇宙線は太陽の磁場に吸収される。
・太陽の磁場が強まると地球に届く宇宙線が減衰する。
・地球の低層雲は宇宙線によって生成されている(実はスベンスマルクは実証していない)。
・低層雲が減ると太陽光が直接地球に届く。
・地球の温度は上昇する。

風が吹けば桶屋が儲かる論法だが、二酸化炭素による温室ガス効果よりも説明しやすい。
なお、IPCCは否定しているけどね。(Wikipediaも現時点ではこの効果を否定している)。

しかし、池田信夫氏が引用している図は宇宙線量と雲の相関関係を明示している。ブログで紹介されている書籍(アフェリエイトと思う)が元かも知れないが、頷ける内容だ。

ちょっと気になるのが、どこかで見た内容。
横軸に年、縦軸を二酸化炭素濃度と気温をプロットすると気温の上昇後に二酸化炭素濃度が上昇している。

これ、二酸化炭素濃度が高くなると気温が上昇するのではなくて、気温が高くなったら二酸化炭素濃度が高くなったという今迄と逆の因果関係を示す。

今後、カーボンフットプリント、排出枠取引、この辺に絡む利権者がどう反論するんだろうかワクワクしている。


最期に
日本にとって地球温暖化は悪い事じゃない。北海道で米を作付けできることは非常に喜ばしい事だ。ロシアやカナダの作付けが好調であれば、それも温暖化の影響じゃないかな。冷害よりもいい事だと思う。ただ、フライフィッシャーとしては夏にマスと戯れられない事が残念だ。




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