乾酪庵 Cottage de fromage

スピブログとして発足しましたが、ただの日記になりつつあります。
最近は芸人さんの話題が多いです。

ポジティブニュースに見る学校の未来教育

2021-12-11 20:57:19 | 社会

※とっかかりはぺこぱですが、後半関係ない話しになります。

ぺこぱポジティブニュース、視てますか? いい番組ですねぇ。ド深夜番組ですけど笑
(毎週水曜 深2:36 ※関東ローカル)。
ポジティブなニュースだけを伝える世界一ハッピーなニュース番組、だそうです。

思うところがあったので久々に文字起こしします。

 

11/24(日付的には25日)放送分より。この日のゲストは滝沢カレンさん。

 

シュウペイ「カレンちゃんが日本の教育でもっとこうした方がいいんじゃないかって思うことありますか」

滝沢「それは小学校の時から思ってたんですけど、歴史ってすっごい勉強するじゃないですか」

「その時は歴史ばっかり学校で先生教えてくれたけど、その時に私未来って教わってなかったんですよ」

ぺこぱ「ほぉ~~(感心)」

「で、それって大人になってやっとニュースで教えてくれるようになりましたけど、小学校とか中学校、高校、大学になんで未来の授業がないんだろうっていうのが」

松陰寺「これは…、すっごい深いお話ですねぇ」

「あ、そうなんですか」

「いや本当にねぇ、そうなんだよ」

「例えば未来って、漠然とした未来じゃないよ。例えば大人になった時に、ね? 税金という制度、確定申告どうするのか」

「そう×3。そういうことも未来になります。保険とか」

「そういう教育一切ないんだよね」

「全くなく、私は大人になったて急に、あれ払えこれ払えってどんどん…」

(笑)

「請求ばかりが」

「マジで!(別の時間帯で)報道番組やらない!?(笑)」

 

カレンさんと松陰寺さんの指摘は全くその通りだと思います。

 

で、翌週、ヒコロヒーさんがゲストの時もやっぱり教育の話になりました。

起業ゼミの授業をきっかけに、飲食店用のアプリを開発し、知り合いの居酒屋を救った中学生が取り上げられてたのですが、これも素晴らしい取り組みだと思います。

その中で資産形成の授業が高校の家庭科で取り扱うことが決まったというニュースにも触れられていました。

 

高校家庭科で「投資信託」 22年4月から授業 - 日経新聞

 

少々話しが逸れますが、別の番組で40~50代の芸人さんが集まってこんな話をしていました。

「日経平均ってどうゆうことか分かりますか」

「俺は分かんね」

「俺も分かんね」

「分かんないっすよね」

現状、日本では子どものうちは知らなくていいとされていることと、大人になったら知っていて当然とされていることの間にギャップがあって、そこに落ちこぼれて取り残されている人が多くいるように感じます。 

これ別にその方たちだけの話しではなくて、同じような状態になっている人結構いると思うんですよね。私も含めて。

 

閑話休題(話を戻そう)。で、そもそもそんな(起業とかアプリ開発の)授業俺たちの頃はなかった、みたいなことを松陰寺さんとヒコロヒーさんが仰るのですが、その前に私としては一個気になることがあって、この学校は私立ですか公立ですか。

つまり今の中学生は全員標準でこの授業を受けているのでしょうか(録画を見直したところ、この学校独自の授業、だとのことでした)。

標準じゃないとすればもうこの時点で《格差》があるわけです。

 

受けられる子はどんどん受けさせてあげたらいいと思います。その子のためにもなるし、質の高い教育を受ける人が増えれば日本の未来も照らすことでしょう。

しかし他方で現状日本では、明日食うに事欠く層というのも存在しているのです。そしてこのコロナ禍でそれは拡がっている。

米百俵の例(ためし)もありますが、そういう子たちが教育の機会を得られないというのは憂うべきことのように思います。

 

そして資産形成を授業で取り上げるという話題についてですが、これも当然いいことですよね。今まで日本はこういう教育を蔑ろにしすぎてた。

外国、と一括りにすることはできませんが、国によっては以前から行っているということですし。

 

ただ、既に多く指摘されていますが、どの程度掘り下げて教えるのか知らないけど、これを教える現場の負担はどうなるのか。先生たちもういっぱいいっぱいだと思うんですけど。

まぁその辺は、各金融機関が喜んで人を派遣してくれそうな気がしますが。どっちにしろ誰かの負担が増えるのだ

さらに言えば、生徒にとっても負担が増えるということよね。自身の資産に関わることなので、負担とか言ってらんないけど。

 

そんなわけで、まぁ教えること自体は大賛成なのですが。

ここからが本題なんですけど(やっとかよ)。

これはある意味、国が「これから年金制度はますます当てにできなくなっていきますよ」と国民に宣言したに等しいのでは。

破綻することは流石にないと私は思ってますが、少子高齢化が進む以上、条件がいろいろ悪くなっていくことは避けられない。

年金だけでなく、真面目にこつこつ働いて貯金にはげめば定年までに2000万円貯められる社会になることは難しい。自力で殖やしてくださいねということなのか。

ついでに言うと、大人相手にそれを言うと炎上することが分かったので、高校生のうちからさりげなく洗脳しとこうという算段なのかとか勘ぐってしまう、知らんけど。

 

今までが守られすぎていたのか。

これからの日本人は、格差と自己責任の嵐の海に否応なく放り出されることになるのでしょうか。羅針盤代わりに手渡された幾ばくかの知識を片手に。

 

で、授業でそういうことを教えられることだし、これを機に若い人も若くない人も、政治、社会にももっと興味を持っていただければいいのですけどね。私も詳しいわけじゃないけどね。恥ずかしいくらい何も知りませんけどね。投票率上がりますように。



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