乾酪庵 Cottage de fromage

スピブログとして発足しましたが、ただの日記になりつつあります。
最近は芸人さんの話題が多いです。

Ⅷ.家族論としての『TIGER&BUNNY』.母の不在

2024-05-11 11:06:09 | TIGER & BUNNY

TIGER&BUNNY、8話目。バーナビーの話、のつづきの前にちょっと寄り道。

 

ここまでずっと父親の話しをしておりますけど。

では他方で母親は何してるのさって話しですが、これことごとく何もしてない…、は、言い過ぎですが、役に立ってないというか頼りにならないというか

 

登場する母親キャラが、年寄り、病弱、メンヘラ、なんかぽわぽわしてる、遠くに住んでる上にいらんもんを押し付けてくる、もう死んでるとかばっかり。

いや、言い過ぎなのは分かってます。わざと極端に言ってます。すみません。

 

人間というものは男性でも女性でも基本的にマザコンなので、特に現代日本ではそうですね、父親は仕事一筋で家庭では存在感がない。

マザコンのキャラっていうのは枚挙にいとまがない感じです。例えば白鳥座あたりとか。

母親を理想化とか神聖視してる作品と言うのは多いですが、タイバニではさり気に落としてくる。

究極はサマンサおばさん。バーナビーが幼い頃面倒を見てくれた家政婦さんで、母親じゃないけど母親的なキャラです。

何も悪いことしてないのにあんな事になってしまって気の毒としか言いようがない。

 

 写真AC

 

これ、意外とジブリもそうなのでちょっと観察してみると面白いですよ。

ジブリじゃないけどハイジの時代からそうなので筋金入りですな。笑(ハイジは制作・権利関係がよく分からない)

聞けば宮崎監督はお母さまを幼くして喪ってらっしゃるのでそういうのも関係あるのかもしれないです。ハイジは宮崎じゃなくて高畑作品ですが。

 

さて。

そんな感じで、信頼していた父親的人物から裏切られ、生きてきた時間をほぼ丸ごとひっくり返されてもうぐっちゃぐちゃになるバニーちゃん。視聴者の情緒もぐちゃぐちゃですが、まだ本丸が残ってた。ここからさらに落としてくるぞ。

そして追い詰められる虎徹 さぁ盛り上がってまいりました ドSですなこの制作者。

つづく



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