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幸せの植物楽

自然の力をプレゼント。
身近な植物に託した想いや、日常雑記を心のままのびやかに表現したい。

詩の花束 そこそこの笑い

2012-12-15 08:27:41 | 
そこそこの笑い そこそこの家に生まれ そこそこの学校に行き そこそこの会社に勤め そこそこの家庭を持ち      しかたなく そこそこの文章となり そこそこの詩になる      ちょっとうなずき      ふぅーっと息を吹きかけると      あっという間に消えてしまう そこそこの人生 . . . 本文を読む

詩の花束 卵の感動

2012-12-14 08:30:33 | 
卵 親鳥が三週間 顔が白くなるほど暖めて ヒヨコの誕生 親鳥の羽根の下から顔をのぞかせる ボワボワの綿毛球 見つめる瞳は 黒く澄み 純であどけない 目玉焼きにすれば 一瞬にして喉に消えるけど 命の輝きは限りない 感動を与える . . . 本文を読む

詩の花束 野良犬

2012-12-14 08:28:23 | 
野良犬 雨に濡れ 石を投げられ 漁るゴミもない シッポは泥まみれ 身体は小刻みに震え おびえる野良の顔 元ペツト様 かわいい 便利だと飼われ 面倒だ 役に立たないと捨てられる 野良は人の鏡 野良の明日は 人の明日 . . . 本文を読む

詩の花束 木の悲鳴木の恐怖

2012-12-14 08:25:51 | 
木の叫び チェーンソーがうなり ブルドーザーがなぎ倒す 木の悲鳴が聞こえませんか 木の恐怖心を感じませんか 切られ なぎ倒される木の叫びは あっという間に周りの仲間に伝えられる 木を切った人やブルドーザーが通ると 木は 震えおびえています 木にそつとふれてみましょう 木にそつと耳を当ててみましょう 気高く優しい木たちの その心を 感じましょう . . . 本文を読む

詩の花束 牛の涙 泣く牛 涙の牛

2012-12-13 08:41:16 | 
牛 モグモグ モグモグ 草を食みながら 耳を絶えず動かし 時々私を見る瞳の なんと優しく 好奇心に満ちていることか 時折バケツを引っくり返したような 音をたてて尿を流し 腹にこたえる地響きをたてて 糞を落とす 結構にぎやかだ 子牛が売られる日 一言も言わず 母牛は涙を流す 黙っているけど 感じているんだなぁ . . . 本文を読む

詩の花束 フライドチキンに慈悲の心を 涙の鶏

2012-12-13 07:25:14 | 
チキン 動くことも 寝ることも 出来ない ぎゅうぎゅう詰めで ただひたすら 肉になる一生 喉を通るチキンは ほんの一瞬 でも その瞬間に 彼らの切ない願い 彼らの熱い思いを 托し 全存在を主張する 万物の霊長に 捧げた命 どうぞ 役に立ってください どうぞ 潤いのある瞳に なつてくださいと . . . 本文を読む

詩の花束 グルメの悲劇不条理な運命

2012-12-13 07:21:54 | 
グルメ 炭火の上でのたうつアワビ 肉を刻まれピクピクするカレイ 偶然のいたずらで アワビやカレイに生まれ 何ら罪はないのに 罰せられる 不条理な運命 人は他の生物の犠牲なしには生きられない ならば 人は他の生物の命に感謝しょう 人は他の生物の犠牲に歓声をあげてはいけない 人が人であることは 他者にたいする思いやり 死後の再生を信じます 自分が今度 アワビやカレイに ならないという保証はな . . . 本文を読む

詩の花束 蛙の叫びと祈り 過酷な人間

2012-12-12 11:19:46 | 
カエル 早春 産卵時 交尾時 道で轢死 梅雨時 渇水時 水を求め道で轢死 どうして こんなところに道を作ったのか 池を分断し  安全に渡れる歩道もない 僕たちにどうしてこんなに 過酷なのか 僕たちは何をしたっていうのか 僕たちは何も権利は主張したことはない 僕たちのケロケロという声は 人には理解できないのか 人は万物の霊長ではないのか カエルも生物の大きな連鎖の一員 地球上の家族 カエルの . . . 本文を読む