goo blog サービス終了のお知らせ 

幸せの植物楽

自然の力をプレゼント。
身近な植物に託した想いや、日常雑記を心のままのびやかに表現したい。

詩の花束 ギョウザくんとブタマンちゃんとの会話

2012-12-19 11:04:38 | 
ギョウザくんとブタマンちゃんとの会話 「ふっくら ポッチャリ 色白で お前 美人だよ」と ギョウザくんがブタマンちゃんに言う 「貴男だって 見かけはゴツゴツと男らしく  付き合うほど なかなか いい味してるわ」と ブタマンちゃんがギョウザくんに言う ナイスカップル . . . 本文を読む

詩の花束 カマドウマ

2012-12-18 09:08:28 | 
カマドウマ 居間の明かりがカマドを照らす頃 ノッソリ出てきます 背中を丸めたお年寄り おひげも長々 足元ヨロヨロ 飛ぶことも 鳴くこともできず ノッソリ出てきます カマドがレンジになり 床がタイルになり もう ノッソリ出てきません ガサゴソ ガサゴソ ゴキブリが出てきます ノッソリするのは もう生きてはいけない のでしょうか . . . 本文を読む

詩の花束 お父さんお母さん

2012-12-18 09:06:29 | 
お父さん お母さん 子供が お父さん お母さん と呼ぶ 自分のことも「お父さん お母さん」と言う 父や母になるのに 何ら努力をしなくても ひとりでにお父さんお母さんになる 実体がなくても お父さんお母さんと言うことにより        満足する 言葉に酔い 言葉がごまかす . . . 本文を読む

詩の花束 おじいさんとおばあさんの会話

2012-12-18 09:04:14 | 
おじいさんとおばあさんの会話 時計がチクタク時を刻む 「美味しいものも沢山食べたし、食べたことのないものってあるかしらね」       おばあさんが入れ歯をカクカクさせながら、耳の遠いおじいさんに言う。 「そうだねぇ 毎年 今頃になると、庭にウグイスがやってくるよね」       おじいさんが答える。       その繰り返し おじいさんが春に亡くなり おばあさんは夏に亡くなり 時計はコ . . . 本文を読む

詩の花束 自分で生きているって

2012-12-17 08:39:26 | 
生きているって 自分で生きている 自分の力で生きている と 思っていた でも 歳をとって そうではないと ちょっぴり なにか かすみのように 感じるようになりました 自然という手のひらの上で 生かされている この命は 自然の恵み 自然のはからい ではないかと ということは 植物 動物  今 ここに生きている全ては 同じ手のひらの上で生かされている 自分 植物 動物  みんな 同じ . . . 本文を読む

詩の花束 自分の実力

2012-12-17 08:36:59 | 
実力 スポーツ 音楽 絵画 勉強 仕事 なんでも一生懸命やっていると 自分の実力以上の能力を得ることがある それを見て 人は驚き 賛美する 人の賛美に慣れてくると 自分はすごい たいしたものだ 自分の実力だと思うようになる 思ったとたん すぐ色あせて ただの人になる 朝露が朝陽に消えるように 「何ものか」によって与えられていた実力が抜けてしまう 自分の実力ではなく、「何ものか . . . 本文を読む

花束の花束 露の坊や

2012-12-16 08:18:10 | 
露 里芋の葉っぱに 銀の帽子をかぶった たくさんの坊やがいる そよ風に踊り ほほえむとほほえみ返す 銀の坊やにそっと触れると 子供になれるかしら 見ていると 銀の坊やはだんだんと小さくなり やがて ただの葉っぱになった 私も いつもの私に . . . 本文を読む

詩の花束 僕と花びら

2012-12-16 08:16:11 | 
僕と花びら 花びらの影に花びらがあり 花びらの中に花びらがある 花びらは大きな渦となり 花びらは光ながら舞う 花びらと 僕の耳にそっとささやき 花びらと 僕の唇にそっとふれる 花びらの中に舞い 花びらの中で眠る 花びらは僕 僕は花びら . . . 本文を読む

詩の花束 川の流れ

2012-12-15 08:32:01 | 
川 上流では 透明でキラキラと輝き 緑を鮮やかに映す 下れば下るほど 利用すれば利用するほど 濁りを増し 命の影が薄くなる 人は 川の流れに逆らって上る 魚のように 清らかさを求めているのだろうか それとも 川の流れと同じように 時とともに 濁るのだろうか . . . 本文を読む