イエズス会とオプス・デイとイルミナティー -日本の幼稚な陰謀論-

太田竜氏などの
陰謀論において
イエズス会と
イルミナティーが混同され

同じ組織とアジェンダであるとの
誤解があり
大変残念です。



アダム・ヴァイスハウプト氏が
イエズス会だったからという
事実からの
誤解であると思います。


確かに
イルミナティーや
フリーメーソンリーに参画していく人々は
神に近かった人
教会に多大な期待を抱きながら
現実の教導職や信徒に愛を感じられず
堕落していく人が多いと思います。


従って
結果的に
イルミナティーやフリーメーソンリーのメンバーは
元カトリックの人々が
多くなり

日本の陰謀論者の誤解となるようです。


また
現実的に
教会内部に
フリーメーソンリーが浸透しているのも事実で
健全な宗教的活動は
フォークミサとなり

私のような超保守派にとっては
忸怩たる思いで
世俗化を嘆いている訳です。



オプス・デイは
伝統的典礼に依拠した
信心団体であり

政治的陰謀に関与しているとは
思いません。


私は
京都や神戸のオプス・デイに行ったことがあり
そこは
純粋で静謐な祈りの場でした。


何れにしましても
和辻哲郎氏や最近の宗教学者に至るまで
日本の学者や陰謀論者は
宗教や世界政治の本質についての認識がずれており
次元が低いです。


神を離れ
悪へ堕落していく人間とは
元々
神への期待や愛が大きかったにも拘わらず
裏切られたと誤解する人々の群れです。


ただ
愛は
厳しい旧約の父の如く露わになるので
愛の本質が解っていない
人間の方に問題があります。


結論は
日本の論客、エリートの皆様に
もっと勉強してほしいということであります。


おわり


高橋記(ファチマの聖母の前日に)