(1)暑いとはいえ、天気がよければ、作業の進捗を見計らって、まずまあ外に出ます。いまでも、夏はそういうものとおもってます。
子供の頃の一番楽しい思い出は、夏休みの宿題はそこそこに飛び出して、石器を探しに行ったり、化石を取りに行ったりしたことでした。このほかは、沼や川で泳いだことくらいですが、あたりに小さな古墳がたくさんありましたから、それを廻って円筒埴輪を拾ったということもありました。〔収集物はすべて藤岡市郷土資料館に寄付しました。もっとも、たいしたものはなかったようです。〕
(2)きょうどこへ行ったかというと、やはり多摩川の八高線の鉄橋脇です。
中学生の4~6人のグループ2組が先に来ていましたから、邪魔しないように少し上流に異動して、川縁で少し水に入り、そこから周りの景色を見ました。
まず、柳の大木です。
〽や~なぎ あおめぇる~
柳の木の下で、アオスジアゲハというらしいですが、チョウが飛んでは休み、休んでは飛びと、優雅でした。見ていると、下の写真のように降りて、2~3分じっと動かず、ときどき吹く風にも動ずる様子もなく、夕陽に影を映して見せてくれました。
羽根を開くと、青が夕陽に照らされて一段とあざやかに青く輝き、なんともうっとり見入ってしまいましたが、残念ながらそれを撮るチャンスがありませんでした。
〽をとめの姿 しばしとどめむ
チョウを、あちこちから観察していると、左の方から八高線の音がガタゴトと聞こえ始めました。
待っていると、八高線が夕陽を照り返しながら渡り始めました。右方向が八王子です。正面方向が川下で、多摩大橋が見えます。「あきしまくじら」の発見場所は、橋桁の間の岩が見えるあたりです。
八高線を撮っていると、上を黒いものが通過したのがわかりました。米軍機かと思いましたが、騒音がしないので、「なにか」と急ぎ見上げると、オオタカでした。
焦点を定める間もなく、ブレないようにとだけ注意してシャッターを切りましたから、だいぶ小さいですが、羽ばたくことなくこのままむこうへ流れて行きました。
この辺りでは、多摩大橋の辺りでも見たことがありますし、ここから上流2kmくらいの秋川の辺りには、オオタカを撮影するために、数人の昔の青年が、川べりの木の下に日がな一日陣取って到来を待っています。ほかに、ノスリなども見たことがあります。
しかし、オオタカをいつも見られるわけでなく、風の状態に拠るようです。その意味では、きょうは運がよかったようです。
帰ってから水やりをしていると、夕陽がきれいでした。
きょうの西の空
きょうはここまでです。
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