先日のことなんですけれどね、小学校のフェンス沿いの道を散歩していたんですよ。
そしたらフェンスの向こうからボールが飛び出してきて、私たちの足元に転がって来ました。
「あらら」と思ってフェンスの向こうを見ると少年が「サンキュ〜！」と言いながら手を振っています。
「はいはい」とボールを拾い上げた時に、ふとニコの顔が目に入ったんですが
ものすごく期待に満ちたキラキラした目でボールを見ていました。
「あ、まずい」と思ったのですが「これはニコのじゃないんだよ」と言って、少年にボールを投げ返しました。
も〜次の瞬間のニコの呆然とした顔と来たら！
「どーゆーこと？信じられない」とでも言いたそうな顔をしていました。
ごめんよ〜。でも最近はボールで遊ぼうって誘っても10回に１回くらいしか乗ってこないじゃないさ。
「それはまたちがうの！お散歩してたらボールがいきなり目の前に現れたってゆーのがポイントなの！」
はーそうですか。じゃあ今度いきなり目の前にボールが現れる演出でもしてみるよ。
「え。 そんなことがあったの？」
うん、あったんだよ。ニヤも一緒にいたのに、全然気づいてないなあと思ってたよ。
あ、ニコは呆然とした後におやつをあげたら一気に機嫌が直りました。
扱いやすい子でよかった。