昨夜 一気読み。
翻訳家の村井理子さんを 私は知らなかったのだが
東京で 長女が 村井著「実母と義母」を読んでいて 知ることに。
早速、「兄の終い」を借りだし 一気に読み上げた。
大人になって 疎遠になった 兄 、 54歳。
その訃報を 遠い宮城県 多賀城市の警察から 知らされる。
著者は 滋賀県琵琶湖沿いの住まいに家族と住む。
それからの 怒濤の何日か~~。 記録魔?の 著者だからこそ
📕にするまでに 描写ができている。
離婚後 小学生の男子と暮らしていた 持病持ちの54歳の
兄の 後始末を 妹の著者と 元妻の奮闘記。
兄妹だから 後始末は当然~とは、 思わない。
だが 残された小学生が居る。
足の踏み場もない 住まいの 片付けは? 諸々の片付けは?
あ~~~逝くときは きちんと 片付けて逝かないと 迷惑 千万なのだ と、しみじみ思いながら 📕のページをめくる。
片付けが無理なら 貯金を遺す。~~なんでしょうね。
しかし
仕事が上手くいかないから 金にも縁が薄いわけで。
後始末の記事は 読むことあるが
この他みたいに 具体的な 奮闘記は あまり読んでいない。
多賀城市の描写も入り(多賀城市は 芭蕉が訪れており、俳句の人は、よく訪問する。私は 夫と旅している)
小学生の甥は ペット(亀と魚)も 一緒に 母親の元に行く。
警察 大家さん 学校の先生や友達、父死後 独りになった小学生を里親がみてくれる みんな親切で暖かい。
読んでいて救われる。
しみじみと 生きるのも それなりに大変だが 逝くのも 大変なこと!