故郷・人情・キタンショー

広島市安佐南区中筋 こはだ歯科医院副院長の、日常よもやま話オン&オフ

大江健三郎氏 講演会

2010-10-02 23:56:26 | 平和に関して
九条の会末端会員としては、滅多にない大江健三郎氏のご来広、どうしてもはずせませんで。


 

アステールプラザまで、行ってまいりました。


被爆65周年にあたり、シリーズとして企画して行くそうで、その第一回目。

講演に先立ち、秋葉市長の開会挨拶。

秋葉市長と大江氏は随分長らくの縁をお持ちで、お互いに認め合っておられるようですね。

市長の表現を借りると、「私淑する」と。好きな日本語ですね、私も。

ですので、秋葉市長による講師紹介も、講演のイントロで大江氏から語られた秋葉市長とのエピソードも、微笑ましくも温かいものでした。


講演は、氏のお人柄ゆえに、ほんわかとしたものでした。

こういう講演会だと、理科系の私としては、「(裏付けるデータもナシで)思いつきでしゃべれていいよな」と思ってしまうことがしばしば。本日も決して例外でなく。

でもさすがだなと感じたのは、講演後の“会場の若者との意見交換”。

学生が4人、思うがままの質問をぶつけたのですが、それぞれになかなか含蓄のあるお答えをさらりとされるあたり、やはりただ者ではないのだなと実感しました。

締めの話としては、
・“核抑止”が間違いであると政治家が示すこと
・非核3原則の法制化
・不戦の憲法を世に示す
といったことを具体的に提案なされました。


また、平和市長会議では、2020年までの核兵器廃絶を目指していることを、開会挨拶で秋葉市長が紹介されたのに対し、大江氏は、あと10年では今の核の総量から言って無理ではないかと思うが、20年なら何とかなるのではないか、と述べられてました。


そういう方向に向かっていくことを、願って止みません。


講演は撮影、録音等全て禁止。



写真は、講演終了後の散会状態。
高校生ぐらいからお年寄りまで、アステールプラザ大ホールは超満員でした。


帰り道、8月以来の平和講演。



背景の緑は少し落ち着いてきましたが、芝はきれいでした。


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