木村秀子 Blog

ピアニスト 木村秀子の音楽日記

セネガル旅行記13 セネガルの若手ミュージシャンたちとリハ&テレビ取材

2018-09-16 09:47:06 | セネガル
2018.2/16 

 ザールバンドのパーカッションメンバーと日中リハーサル。
サバールのジョー、ホレ、ジビィのMbayeファミリーと
(セネガルの音楽家にMbayeという苗字はとても多い。)
キーボードのサンバ。若手で活躍中のミュージシャンだ。
このバンドではサンバ君がマリンバやンバラのスタイルでコンプし、
私はイントロ、ソロ、ブラスセクションの決めなどを担当する。
みんなリズムがキレッキレだ。ここまで凄いともう笑うしかない。
←左からサンバ、ザール、ジョー。

私の短い滞在期間で出会ったキーボーディストの多くは
ヤマハDX-7かコルグTrironeを使っていた。
サンバ君もDX-7。
分かるよ、いいよね。
一昔前の日本のキーボーディストはみんな使っていたレジェンダリーキーボード。
久しぶりにDX-7の音を聴いてキュンとする。良い、ヤバイな欲しくなってきた。

リハーサルの途中にヨフ(というダカールの港町)のテレビ局がザール宅に撮影に来た。
我々もインタビューに答える。
取材クルーはプロデューサーらしき人、インタビュアー、カメラマンの3人。
プロデューサーは実に感じが悪い。
ザールが我々を紹介すると、
カズに「セネガルは奥さんが4人まで持てるぞ、セネガルに住んだらどうだ?」
と言うわ、インタビュアーの女性をこき使うわ、
現場で大して働かない、話す事にインテリジェンスのかけらもない。
どこの業界にもこの手の横柄で下品な人間というのいるんだな。

インタビューでは
セネガルの印象、ザールとの共演に至るまでの経緯などを聞かれた。
リハ室での撮影だったのだが、カメラが回っている中でもみんなちょいちょい部屋に入って来る。
このゆるさはとても好きだ。


取材後、ミュージシャンと取材陣皆んなでチェブジェンを囲んで食べる。
こういう光景も好き。

撮影後もリハーサルは続く。
サバール、タマが入ると一気にセネガル色が増す。
グルーブ、グルーブ、グルーブ。とにかくグルーブ第一優先。
セネガルの若手グリオ達と共演し、リズムの壁を体感できただけでも
この国に来て良かったと心から思う。

続く。









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