木村秀子 Blog

ピアニスト 木村秀子の音楽日記

セネガル旅行記12.セネガルのテレビに出演

2018-07-22 23:09:56 | セネガル
2018.2/15➀
今日はテレビ出演の日。朝からザールがギターの弦を張り替えている。
我々もよそ行きの恰好をし、皆でタクシーに乗り込む。
テレビは生放送だそうだ。

到着するとRDVと書いてある。
テレビ局に入館する際、何か手続きがあるのかと思いきや、
入口でおしゃべりをしているおじ様2人組に笑顔で挨拶し、
そのまま入館。
セネガルは治安が良いので心配ないだろうが、
ほら、テレビ局って革命とか起きたら一番最初に占拠される所じゃないですか。
良いのでしょうか、このセキュリティー。実に大らかだ。
          


階段を上り、廊下に置いてあるソファーで待機する。
目の前に置いてあるテーブルの下に誰かが食べ終えたであろう
洗ってない大皿が置きっぱなしだった。うーん大らか。
          左から通訳のキャロリーン、カズ、ザール

しばらくして、本番が始まる。
メインキャスターの女性がもの凄く早口でウォロフ語とフランス語を喋りスタート。
         
トークの内容は、複雑と言われるセネガルの音楽を国外の人たちとシェアすることの重要性、
セネガル人音楽家が国外の音楽にアジャストできるようになることの重要性、
それを体現するための野心的プロジェクト「Japon Daagou」についてといったところ。

私は、何を言っているのか良くわからないのになんとなーくうなづいていた。
          
この日はキャロリーンがフランス語から英語に通訳してくれ、私とカズは英語で答える。
メインキャスターの女性から「何か知っているウォロフ語ある?」と聞かれたので
たどたどしくウォロフ語で自己紹介などをしてみる。
それから、英語でザールとの出会いの経緯、Japon Daagouツアーの経緯などを話す。
          

そしてカズの出番。メインキャスターの女性から「何かウォロフ語で話してみて」と言われ
切羽詰まったカズが「・・・ダンマヒフ!」と言い放ち会場は大爆笑。

そう、この方はセネガルのお茶の間に向かって「お腹が空いた」とのたもうたのである。

最後はザールが弾き語りをし、ライブの告知をして終了。

皆で集合写真を撮ると何やらガッツポーズをしている。
ワールドカップでセネガルのシセ監督もやっていたこのポーズ。
Senegal Togetherという意味らしい。
          
          ←シセ監督

収録が終わり、やっぱり受付でおしゃべりをしているおじ様2人に笑顔で挨拶をし、テレビ局を後にする。
お昼すぎに収録が終わったので、そのあと、ザールにゴレ島に連れて行って貰う。
これは、一言では語れないのでまた、別の投稿で改めて書こうと思う。

お昼の生放送番組だったが、夜に再放送されるとの事で、ザール宅のテレビの前に
ザール、ザールの奥さんのアワ、エンジニアのジェジー、カズ、私が集まって皆でテレビ鑑賞。
ビデオレコーダーが無い為、テレビの前にスマホをかざして録画。
やり方が昭和だね。なんだかホットする。
          


そして、やっぱり「ダンマヒフ!」でみんな爆笑する。


続く。