木村秀子 Blog

ピアニスト 木村秀子の音楽日記

セネガル旅行記 6.持つべきものは友と知恵

2018-04-17 09:20:54 | セネガル
2月9日(金)
夜中に目が覚めてしまう。まだ時差ボケだ。
金曜日はイスラムの礼拝が特に盛大だそうで、朝五時にまたコーランの放送が街中に鳴り響く。
やる事がないから、コーランの節回しを採譜するが、12音階だと全くニュアンスがでない。
後で起きてきたカズが1/4音の記譜の仕方を教えてくれた。
          ←ザール宅から見える朝の空

ブランチ後にザール夫妻とメディナに行く。
タクシーを捕まえようとするが、
私のような外人を見ると料金を上乗せして請求してくる為、
捕まるまでザール夫妻と少し離れて他人のふりをする。
タクシーは乗る前に値段交渉をするのがセネガルスタイルだ。
今回の旅で移動はほとんどタクシーだったが、
乗った車の9割はスピードメーターもタコメーターも動いていなかった。
それでも「ヴヲォォォォォォォーン!」という、もの凄い音をたてて、もの凄いスピードで運転する。
          ←すごいスピードのタクシー
セネガルは信号がなく、交差点はラウンドアバウト形式だ。
街中に行くと渋滞したラウンドアバウトの交差点にみんなグイグイ車で入ってくる。
大丈夫か?と思っていたら案の定、事故もいくつか目撃した。それでもグイグイ入ってくる。

高速料金所で車が渋滞すると、車道に多くの物売りの人々が出没する。
バナバナというらしい。
バナナやカシューナッツ、ピーナッツを大量に手にして車の周辺を練り歩いているが、
中には、電熱器やキラキラの壁掛け時計、イスラムの導師であろう人の肖像画などを持って
練り歩いている人もいる。
それ、誰が買うんだろう?
そして、車中に居る私のような外人を見つけるとピターっと車にくっついて
マダム、マダムと言いながら商品を見せてくる。
みんなタフだ。生きるのに必死なのだ。

メディナに着き、両替所に行くが、閉まっていた。
          ←カーラピッド。RAPIDと言っても乗り合いバスなので遅い        
あれ?金曜って休み?と思っていたら、金曜日は昼の14時から約15分程度イスラムの礼拝の時間で閉まっているのだ。
           メディナの街並み。
日本に居る時、どれが一番安く両替できるかいろいろ考えた。
日本でユーロにして、それをセネガルでセーファーフランに換金する方法。
日本でUSドルにしてセネガルでセーファーにする方法。
ATMが使えるのか分からなかったので、この2点で考えたのだが、
後々、小銭が余っても使う予定があるのはドルかな?などと思い最初はUSドルに換金する作戦にでた。
でもセネガルの両替所で日本円からセーファーに換金できる事を知り、
そうか!これが、一番手数料がかからないじゃないか!と日本円からセーファーに換金してみた。
しかし、換金率が悪かった・・・。USドルからセーファーに換金した方がまだ良かった。円のパワーは思った以上に弱かった。
結果、2018年2月の時点では、ダカールではATMから直接引き出すのが良いと思う。
もう一つの誤算は、予想以上に物価が高かった。
ダカールは人口200万都市で日本でいうと名古屋くらいだ。
昭和30年代の名古屋って今のダカールみたいだったのかな?知らんけど。
          ←昭和30年代の名古屋

両替を済ますとザールの娘バヤンのお家でチェブヤップをご馳走になる。炒めご飯の上にお肉と野菜を乗せたもの。
こちらも絶品!

↑写真を撮ろうとしたら、ザールの孫がお皿を持っていてくれた。重たいだろうに、ありがとう!

食後はサンダカのマーケットでパーニュ(アフリカの生地)を買いに行く。
サンダカは日本で言うアメ横のような街並みだ。
ザールは有名人で買い物に行くと色々な人に話しかけられて疲れるそうで、ザールの奥さんのアワとバヤンに同行してもらう。
アワに連れて行って貰ったお店の店主は英語が話せるので、
生地1ヤード幾らかと聞くと、買うもの全部決めたら交渉しようという。
買うものを決めた。交渉しようとすると、さらに、あれはどうだ、これはどうだとグイグイ進めてくる。
そういうの要らないから全部で幾らか聞くと、思ったより高い。
ちょっと買いすぎたかな。しぶしぶ払うと、
横にいたアワが店主に向かってもの凄い勢いで怒鳴り始めた。
すると店主がふてくされて、私に2万セーファー(約¥5.000)を返してきた。
あぁ、やっぱり私、ぼったくられていたのか。
店主が「ヨーロッパの観光客ならもっともっと取る所だったが、彼女の知り合いだからあの値段にしたんだ。
なのに彼女が高いというから2万セーファー返してやる」と言ってお金を渡し店の奥に行く。
マジか、なんだそれ。返品してやるよ。と店の奥に行く店主を追いかけてみたものの、
「もうこれで終了だ、すべて終わり。取引はしない」と言ってきた。
あの店主、最初っから
「日本人か。日本にいる○○(日本で活躍しているセネガル人ミュージシャン)は俺の友達だよ」とか
「このご婦人(アワ)は若く見えるから娘さんと一緒の時、姉妹かと思ったよ」とか、
やたら愛想がいいなと思ったら、そういう事だったのか。
結局、相場の値段で買えたから良しとするか。知らないって怖いね。
アワ、本当にありがとう。持つべきものは友と知恵だ。

バヤンの家に戻るとアワの双子のお姉さんだか妹だかが居たり、
ザールのもう一人の娘アイシャだったり、
親戚なのかどうなのかも分からない人が入れ替わり立ち代わり来る。
私は特にやることも無く、ウォロフ語も分からないので、奥の部屋でゴロゴロする。
よそのお宅にお邪魔している感覚はどんどん薄れる。なんだ、この居心地の良さは。
          ←ザールの孫娘。目がクリクリ!
夕方、日本から帰省中のボガがバヤンの家に来た。
日本語の上手なアフリカ人と話せてホッとする。

ザール宅に戻ると食べ過ぎと寝不足で朦朧としていたので、
夕食は遠慮し、そのままベットに撃沈する。

続く。


#セネガル #両替 #アフリカンミュージック





コメント
この記事をはてなブックマークに追加

セネガル旅行記 5.Don't think,Feel ??

2018-04-05 17:53:44 | セネガル
2月8日(木)

時差ボケで夜中に目が覚める。
毎朝5時にコーランの放送が街中に流れている。とてもメロディアスだ。
セネガルに騒音問題ってあるのだろうか?
ふと除夜の鐘や盆踊りにクレームをつける日本人のニュースを思い出す。
相手を尊重する精神が無くなると文化が消える気がする。
それとも単純に場所の広さの問題なのかな?

寝れないしやる事もないので、サンバ君が弾いていたンバラスタイルを採譜する。
これ弾けたら相当カッコいいだろうなぁ。
20ン年前、ジャズが弾けたらいいなぁー。って思っていたあの頃を思い出す。
なぁーんだ、何も変わっていないじゃないか。なんだか嬉しいぞ。ンバラ弾けてないけど。

ブランチを頂いた後はまたリハーサル。
と思いきや練習が始まるとすぐに、ザールの孫が手作りのお菓子を持ってきてくれた。
おっ、見た目も味もサーターアンダギーみたいだな。
      
セネガルのベニエらしい。手作りならではの優しい味だ。
それにアタヤというお茶も入れてくれた。これは中国茶を苦く苦く入れ、それに砂糖を加え甘く甘くしたもの。優しさとは裏腹な味だ。暑い日にはいいのかな。

ブランチ後なのに、美味しくてまた食べる。そして練習。でもしばらくすると昼食が用意される。こちらはホワイトチェブジェン。
          
お腹いっぱいだったはずなんだけどなぁ。また食べてしまう。
セネガルのもてなしは徹底している。

そしてまた練習するが途中で「パンッ」という音と共に楽器が鳴らなくなる。停電だ。
回復するまでしばし休憩。アフリカらしい。

夕方、電気が回復するとドラムのサミュエル君が登場し、リハが再開する。彼はコーラスも上手くいい声で瞬時にハモリを付けてくる。
凄いな。何食べたらそんなになるんだ?ホワイトチェブジェンか?
19時くらいになるとサミュエル君が「シィー」っと口元に人差し指を置き、音量を下げる様に指示する。コーランだ!
街中にコーランが鳴り響いている時は音量を下げてリハーサルをするそうだ。
イスラム教では毎週金曜日がお祈りの日で、木曜日の夜からお祈りはガンガンに盛り上がっている。

20時になりリハーサル終了。
その後は部屋に戻りリハの音源を採譜する。
採譜しながらふと思う。
セネガル人がこんなに複雑なリズムをさらっとこなすのは、
譜面なんか見ないでそういう物だと思ってひたすら反復練習しているからなんだと。
「Don't think,Feel」
セネガルにて何故か燃えよドラゴンでのブルース・リーのセリフが頭をよぎる。

でもね、覚えられないのもあるのだが、
なんとなーく弾けたつもりになっちゃうのが怖いので
つい、採譜して確認してしまうのだ。
そしてあーでもないこーでもないといろいろ考える。
Don't think,Feelの領域は程遠いのである。

続く。


#セネガル #アフリカンミュージック



コメント
この記事をはてなブックマークに追加

4月5月のスケジュールです

2018-03-30 09:20:03 | スケジュール
4月5月のスケジュールです。
どこかでお会いできます様に!


4月


6日(金)西横浜 Misty 19:30~
         小口理英(Sax)土村和史(B) 他

20日(金)西横浜 Misty 19:30~
         土村和史(B) 他

22日(日)大泉学園 in F 15:00~
          DecoShe's plus Shezoo(P) 加藤里志(sax) Yukiko(Dance)

27日(金)西横浜 Misty 19:30~
         瀬戸郁寛(Sax)土村和史(B) 他

28日(土)横浜・港南台CoZAの間 19:00~
          かみむら泰一(Sax)土村和史(B)

29日(日)秦野・田中現代美術研究所 丹沢アートフェスティバル
    スズキミカコ(Vo)森 学(sax,篠笛etc)土村和史(B)



5月


6日(日)高崎サンガム
         ジャズカリ楽団 土村和史(B)アラカリ大輔(Djembe,Ngoni,Vo)

12日(土)青森The Lobby Umineco19:00~
土村和史(B)

13日(日)青森きむら果樹園14:00~
土村和史(B)

16日(水)青森The Lobby Umineco19:00~
土村和史(B)

18日(金)八戸喫茶るぽぞん14:00~、19:00~
          土村和史(B)

19日(土)三沢Moon river20:00~
         土村和史(B)

20日(日)八戸ジャズの館南郷13:30開場 14:00開演
      南郷JAZZ CONNECT

24日(木)大泉学園 in F 20:00~
          立岩潤三(Perc)

26日(土)横浜・港南台CoZAの間 19:00~
          土村和史(B)

よろしくお願い致します。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

セネガル旅行記 4.セネガルミュージシャンとリハーサル

2018-03-21 18:04:24 | セネガル
2月7日 
ブランチを食べているとザールバンドのパーカッション隊と
キーボーディストが来て、楽器を準備していた。
私以外にもう一人キーボードが居るそうだ。
私はソロパートでアドリブをしたり、楽曲のキメのリフを担当。
もう一人のキーボード、サンバ君はンバラやマリンバ(という音楽のスタイル)
でバッキングを担当する。
サンバが早速、ンバラを弾いてくれた。
そうそうそうそう!これこれ!これぞセネガル!なぁーるほど、なるほど!
こういう風に弾いていたんだ!セネガル来てよかったぁ。
目から鱗がボロンボロン落ちる。
パーカッション隊はタマ(トーキングドラム)におなじみのジビィ、
サバールは昨日のお祭りTuuru mame Ndlareでも活躍してたジョーとホレ。

リハーサルの一曲目は日本でザールとやった曲から。
ヤバい!タマとサバールが入った途端にセネガル色がグゥーンと濃くなる。
セネガルでセネガル人とやっているから当たり前なのだが、
彼らのウォロフ語でのコーラスが入るとなおさらだ。
今はネットで簡単に情報が入るが、音楽に関しては実際に肌で音を浴びて分かる事が多々ある。
          

なんて分厚く大きなグルーブだ!
関係ないが、身体そのものも大きい。



リハーサル終了後は、みんなでセネガルの魚炊き込みご飯「チェブジェン」を食べる。
          
これまた絶品!止まらない。もういいや、デブで。

食後にザールがメンバーに大福を勧めた。
まず、サバールのジョー君が一口食べ、無言で頷き、隣のホレ君に渡す。
彼も一口食べ無言で頷き、サンバ君に渡し、彼も同じリアクションをしてジビィ君に渡し・・・。
って、何?なに、その低いテンション。大福だよ、ビッグフォーチュンだよ。まったく。
と、思っていたら最後に食べたお手伝いさんのハディが
「私、この味好き!」とビッグスマイルを浮かべていた。
流石、分かってる。美味しい料理を作る人は舌が確かでいらっしゃる。
          ←彼女の作る料理はどれもこれも美味しかった。

ここでリズム隊は帰り、その後もザールの特訓が続く。
譜面など無い。目の前で彼がギターで弾いたフレーズをひたすら覚える。
まずもって、そのフレーズの1拍目がどこか分からないので
何度も何度も弾いてもらい、それをキーボードで再現する。
あとは、言葉の壁があり、彼はエアピアノでパターンを歌って説明してくるが、
具体的にどういう事か良くわからないので、手探りでこう?こう?と音にしてみる。
実に根気の居るリハだが、こうして覚える事で音に説得力が生まれるのか?とも思う。

夕方はドラマーのサミュエルが来て彼とリハーサルをする。
彼はベナン人でお父さんもドラマー。ザールはサミュエルが4歳の頃から知っているそうだ。
音色がとてもクリアで、プレイがしなやか。コーラスも上手い。
まだ20代前半だろうな。なんでこんなに洗練されているんだろう。
何食べたらそんなになれるんだ?チェブジェンか?
メンバー全員揃ったら、どうなサウンドになるのか想像しニヤつく。

夜、リハーサル終了後、セネガルに帰国中のボガと電話で話す。
「セネガル良いところだね。食べ物も美味しくて嬉しいよ」と言うと
「でもセネガルの食事は太りやすいから気をつけてね」だって。

晩御飯はジェン(魚)。魚の表面をカリカリに焼き、周りの野菜とフライドポテトを添え、
フランスパンと一緒に食べる。そしていつもの通り食べ過ぎる。
          

ボガの言ったとおり、セネガル滞在3日目で私もカズも既に顔が丸くなっていた。

続く。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

セネガル旅行記 3.太鼓叩けばみな友達

2018-03-17 17:40:06 | セネガル
2月6日曇りのち晴れ。昼間はパーっと暑いが、朝・晩は寒い。
午前中に楽器を屋上の部屋に運び、昼前にダカールの中心街に出る。
          

楽器を運び終えるとジビィが迎えに来てくれた。
今日は彼の車でザールの娘たちが住むメディナという街まで行き、お家でお昼を食べるとの事。
メディナはダカールの下町で、ユッスー・ンドゥールの出身地でもある。
          

お家にお邪魔するとザールの娘のバヤン、その子供たち、お手伝いさんなどなど
みんなでお昼の支度をしてくれた。
出された料理は「魚のヤッサ」塩コショウで味付けし表面をカリっと揚げた魚をごはんの上に乗せ、そこにレモン玉ねぎソースをたっぷりとかけたものだ。
セネガル料理は基本、大皿をみんなで囲み、右手の素手かスプーンを使って食べる。これがまた絶品なのだ。
          
バヤンにお礼を言うと「いつでもご飯食べに来てね!」と言ってくれた。ありがたや、ありがたや。

バヤン宅を後にし、ザールの出身地ヨフに連れて行ってもらう。
ヨフに向かう道中に変な銅像を発見。
セネガル独立50周年を記念して作られてたアフリカルネッサンスのモニュメントだ。
調べると実は北朝鮮の国営建設会社が工事を請け負ったんだとか。
なるほど、言われてみれば共産主義国の首都にありそうなデザインだ。セネガルでみた他のオブジェとは明らかに趣が違う。
          

ヨフに着く。ちいさな漁村でみんな知り合いの様だ。5メートル歩く毎に誰かしらザールに話かけてくる。こうなると紹介されてももうだれか誰だか分からない。
風景の写真を撮ろうとすると子供が寄ってきて、自分の写真を撮ってくれという。
カメラの前で、ポーズを取る子供の写真を撮っていると僕も、私も。と子供たちが集まって来た。
といっても、撮られた写真をどうこうしたい訳ではなさそうだ。
ただ、ポーズをとって写真を撮られているのが嬉しいのだ。
          

そして、ザールの実家に行き、お母さんやお姉さんを紹介してもらう。
ここで、ザールが私にセネガルネームを付けてくれた。
「アラム。これを秀子のセネガルネームにしよう!これは僕のお母さんの名前だよ。気に入った?」
「もちろん、気に入ったよ。ありがとう。」と答えると、隣に居るザールのお母様、アラムさんも私を見て微笑んでいた。
ザールの従兄弟が「ここは君の家だよ。いつでもおいで。」と言ってくれ、
ザールのお姉さんも「今度来るときは料理を作って待っているね」と言ってくれた。みんな本当に優しい。

今日は、ヨフのお祭り「TUURU MAME NDLARE」の日で、タマプレーヤーのジビィも参加するから連れて行って貰う。
この祭りは村でも大きな祭りの様で、おしゃれをした村人たちとパーカッションプレイヤー、ダンサーたちで溢れていた。
          ←祭りに向かう人々。
          ←パーカッションたちが馬車で運ばれる
          ←おしゃれに着飾る客席の人々
ジビィの計らいでミュージシャンセクションの真横に座らせてもらった。
そこで、ザールの従兄弟でオーストラリア在住のパプさんと知り合う。彼は英語が上手く、祭りの事やここに居るミュージシャンについて分かりやすく解説してくれた。
          ←サバールとタマプレーヤーたち

祭りが始まるとリズムと熱気に圧倒され涙が溢れてきた。うまく説明できないが、感激してしまったのだ。
それを見たパプがハグをしてくれ「どうして泣いているの?」と聞いてきた。
「感動して涙が止まらないんだよ」と言うと
「ハッピーなら良かった。この祭りは何百年も続いている、この村の誇りなんだよ」と教えてくれた。

そして、私とカズをダンサーエリアに呼び、「踊ろう!」という。
サバールダンスがほどんど分からない我々はただパプさんの踊りを見よう見真似で踊った。

↑中央でミュージシャンを仕切るパプさん
席に戻ると笑顔とサムズアップで迎えてくれる人々。もう、どんだけ優しいのよ。

祭りが終わると近くにいた子供がカズにトゥングネ(という太鼓)を叩いてみなよ渡す。

アジア人が珍しいのか、カズが叩くとタマやサバールを持った子供たちが集まってセッション。
太鼓を叩けば皆友達って訳だ。
         
祭りの後は、ザールの盟友であり、キーボーディストのダボーさんの家に楽器を借りに行く。
そこでダボーさんとセッションをした。ザールはダボーの家にあるピーナッツを勝手にボリボリ食べまくっていた。
相当仲良しなのだろう。ダボーもまた、とても親切な人。
ダボーの家を後にし、ザール宅で夕食を頂くと時差ボケでヘロヘロだったせいか、ベッドに撃沈する。

続く。




コメント
この記事をはてなブックマークに追加

セネガル旅行記 2.セネガル到着

2018-03-15 10:47:29 | セネガル
2月5日セネガル到着

30時間を超えるフライトでヘトヘトになって空港に到着する
ダカール空港は1ヵ月前に新しくなったそうでとても綺麗だった。
空港で2Lの水を買う。1500セーファーフラン。
この時はセネガルの通貨価値が良くわかっていなかったのだが、
日本円にすると大体300円位。空港で買ったからか、以外と高い。
ちゃんと値段が表示されている所で買ったので、ぼったくられた訳ではなさそうだ。
私が無知なだけなのだろう。初セネガルなので良しとしよう。

空港を出ると「カズゥ!」という声がした。
見ると満面の笑みでサムズアップしているザールの姿があった。
そうそう、この笑顔。何度、この笑顔に救われた事か。

  ←左から私、ザール、カズ、そしてセネガル滞在中のカナダ人シャンタさん。


車はザールの甥っ子でタマ奏者のジビィが運転し、ザール宅に滞在中のカナダ人シャンタさんも一緒に来てくれた。
ザールはグリオ(世襲制の伝統音楽家)で、ジビィもそう。
ちなみにセネガルを代表するパーカッション奏者のドゥドゥ・ンジャエ・ローズにサバールを教えたのは
ザールの叔父さんのエル・ハッジ・マーダー・セックさんなんだそうな。
ここまでは、私でも理解できる。が、滞在期間中は、いろいろな親戚を紹介され人間関係が分からなくなる。
セネガルは一夫多妻制で、奥さんを4人まで持つことが法で許されている。
離婚、再婚など加えての4人。中には連れ子がいての再婚もあり、そうなると親戚の数も相当なのだ。

          ←車から見た夕方のダカール郊外

空港からザール宅に行く道中。シャンタにウォロフ語を教えて貰う。
セネガルの言語は幾つかあるが、ざっくり言えば基本ウォロフ語、フランス語でも大丈夫
といった具合だ。まぁ、両方できない私が大丈夫と言うのもなんですが。

お腹いっぱいの時は「ソゥォールナ」と言うんだよ。シャンタが言う。
この言葉を初日に知れて本当に良かった。シャンタ、有難う!
なぜなら、セネガルには「テランガ」という言葉がある。
日本で言う「おもてなし」の意味だ。
セネガル人の客人をもてなす姿勢は大好きだ。みんな人懐っこく、話好き、そして優しい。
また、セネ飯はかなり美味しい。ダカールは海に面しているので魚料理も豊富だ。ああ、思い出すだけでヨダレが出そうだ。
がしかし、量が半端ない。「ソゥォールナ」を言わないと次から次へと食事を勧められる。
若干、テランガが過ぎるのだ。

ザールの家に着くとあまりにも豪邸でびっくりした。
カナダで音楽活動をし、そこで稼いだお金で建てたという。
今でも、カナダの生徒さんたちを呼んでザール宅に滞在させ、
セネガルでワークショップをするツアーなどもやっているという。
軽くみても10組は余裕で宿泊できる。ホテルだ、こりゃ。

←ベッドルーム、バスルーム、リハーサルルームもあり。

中に入るとザールの奥さんのアワが27年ぶりに会うカズに「ドゥドゥ!」といってハグをしていた。
なんでも、カズはドゥドゥ・ンジャエ・ローズの演奏を生で観たくて、卒業旅行でセネガルに行ったとの事。
そこでザールと知り合い、ザールの仲間たちとも友達になったのだが、
いかんせん「カズフミ」という名前がセネガル人には言いづらいらしく
ドゥドゥって呼ばれていたんだとか。
あれあれ?セネガルネームって意外に簡単に貰えるんだね。
セネガルのグリオから、しかもあの偉大な音楽家の名前を。(笑)

夕食はとても豪華だった。
・鶏の手羽焼きとビーフンにレモンで味付けし、炒めた玉ねぎソースを添えてたもの。
・パタヤ→モチモチの揚げ餃子。具にビーフン、挽肉など。
・ムハムサ→粒の大きいクスクスにヨーグルト、砂糖、ミルクなどをいれ混ぜたもの。ムニムニした触感で。上にバナナを添えていた。
美味しすぎて「ネェールナ」(美味しい)を連発していたら
「レカー、レカー」(食べて食べて!)と勧められる。
セネガルが食べ物の美味しい国で本当に良かった。
またシャンタに「ソゥォールナ」を教わっておいて本当に良かった。

日本の食事を紹介しよう!とザールがアワに回転寿司の画像を見せる。
アワはあからさまに気持ち悪そうな表情をした。
セネガルでは生魚を食べないため、寿司などありえないのだろう。
日本からのお土産でザールの好きな大福を渡す。
アワとシャンタも一口ずつ食べるが、無言で頷いてザールに返す。
ダメっすか?・・・ですか。
別に用意したクッキーの詰め合わせは喜ばれたようで、一安心。
そうか、そっちか。

食後、10畳くらいあろう部屋に案内され、シャワーを浴び、爆睡。


続く。














コメント
この記事をはてなブックマークに追加

セネガル旅行記1.1本の電話

2018-03-14 10:54:37 | セネガル
1. 1本の電話

 縁というのは不思議なものだ。
2年前のある日、夫であるカズ宛に来た1本の電話がきっかけで
自分がアフリカ音楽に魅了されセネガルに行く事になるとは。

電話の相手はザール・セック。
セネガルでは有名なミュージシャンだそうだ。
27年前、カズが卒業旅行で行ったセネガルで友達になったという。
カズがプロのベーシストになる前の出会いだが、
ザールはずっとカズの事を気にかけていた様で電話をしたとの事。

電話に出ると「カズゥ?カズゥ?」という明らかに日本人でない口調。
私が「カズは留守なの。私はカズの妻で、折り返し電話するように伝えておくから連絡先を教えて」
と英語で伝えると
「Wow,カズは結婚したのか!僕はザール・セック。セネガル人のミュージシャンで今はカナダに居るんだ。君も楽器をやるのかい?」
「うん。ピアニストだよ。」と答えると
「今度二人でカナダにおいでよ。ジャンべ教えてあげるよ。」
とても人懐っこく明るい口調の彼としばし会話をする。

その日の夜、カズに電話の件を伝え、you tubeで彼の演奏を聴き驚いた。
凄い人なんじゃない?この人。

この電話がきっかけで一昨年カナダに行き、ザールと一緒に演奏。
昨年はザールが来日し、日本人ミュージシャン達とツアーをする。
彼は日本人ミュージシャン達をとても気に入ったようで
これを機にJapon Daaguというバンドが誕生した。



そうこうしていとセネガルという国に興味が湧き、行ってみたくなり...
「来るならセネガルでレコーディングしようよ!ライブもブックするよ!」というザールの一言もあり。
これは行くしかないでしょ、と思い。先月、カズと共にセネガルに帰省中のザールを訪ねる事となる。

    ←飛行機から見るアフリカ

しかしながらアフリカは遠い。
格安航空券をとったのだから仕方ないのだが、
成田発→香港→アジスアベバ→バマコ→ダカール着。乗り換えはアジスアベバで1回のみ。
行きは30時間という長旅になる。

          ←エチオピアのビール

続く。



コメント
この記事をはてなブックマークに追加

3月4月のスケジュールです

2018-02-28 17:26:39 | スケジュール
3月・4月のスケジュールです。
どこかでお会いできます様に!


3月


2日(金)西横浜 Misty 19:30~
         キング清六(Ts)土村和史(B) 他

9日(金)西横浜 Misty 19:30~
         瀬戸郁寛(As)

16日(金)西横浜 Misty 19:30~
         キング清六(Ts)土村和史(B) 他

23日(金)西横浜 Misty 19:30~
         土村和史(B)池田アースケ正博(Perc) 

24日(土)横浜・港南台CoZAの間 19:00~
          椎谷 求(G)土村和史(B)

25日(日)大泉学園 in F 15:00~
          DecoShe's plus Shezoo(P) Yukiko(Dance)

30日(金)西横浜 Misty 19:30~
         キング清六(Ts)土村和史(B) 他

31日(土)平塚 Pianoforte19:30~
          土村和史(B)


4月


6日(金)西横浜 Misty 19:30~
         土村和史(B) 他

20日(金)西横浜 Misty 19:30~
         土村和史(B) 他

22日(日)大泉学園 in F 15:00~
          DecoShe's plus Shezoo(P) 加藤里志(sax) Yukiko(Dance)

27日(金)西横浜 Misty 19:30~
         土村和史(B) 他

28日(土)横浜・港南台CoZAの間 19:00~
          土村和史(B)

29日(日)秦野・田中現代美術研究所 丹沢アートフェスティバルオープニング
    スズキミカコ(Vo)森 学(sax,篠笛etc)土村和史(B)

よろしくお願い致します。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

2月.3月のスケジュールです

2018-01-30 10:17:39 | スケジュール
寒い日が続きますね。そんな毎日ですが2月は暑い国に行って熱い音楽を浴びて来ます。
日本でもライブあります。どこかでお会いできます様に!


2月


2日(金)西横浜 Misty 19:30~
          小口理英(As)土村和史(B)

10日(土)Dakar TBC

14日(水)Dakar TBC

23日(金)西横浜 Misty 19:30~
          キング清六(Ts)土村和史(B)

24日(土)横浜・港南台CoZAの間 19:00~
          土村和史(B)

26日(月)大泉学園 in F 20:00~
          Novie(Vo)



3月


2日(金)西横浜 Misty 19:30~
         土村和史(B) 他

9日(金)西横浜 Misty 19:30~
         瀬戸郁寛(As)

16日(金)西横浜 Misty 19:30~
         土村和史(B) 他

23日(金)西横浜 Misty 19:30~
         土村和史(B) 他

24日(土)横浜・港南台CoZAの間 19:00~
          土村和史(B)

25日(日)大泉学園 in F 20:00~
          DecoShe's plus Shezoo(P) Yukiko(Dance)

30日(金)西横浜 Misty 19:30~
         土村和史(B) 他

よろしくお願い致します。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

今年一年ありがとうございました。1月・2月のスケジュール

2017-12-31 14:21:47 | スケジュール
今年は素晴らしい音楽家との共演、新たな試みなど音楽的な収穫が沢山ありました。
同時に沢山の出会いがあり、人に恵まれている事に感謝する一年でした。
ありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願い致します。
どこかでお会いできます様に!

1月
5日(金)大泉学園 in F 20:00~
          行川さをり(Vo)土村和史(B)井谷亨志(Perc)

19日(金)西横浜 Misty 19:30~
          キング清六(Ts)土村和史(B)

26日(金)横浜ローズホテル
          椎谷 求(G)

27日(土)横浜・港南台CoZAの間 19:00~
          土村和史(B)池田アースケ正博(Perc)

2月


2日(金)西横浜 Misty 19:30~
          小口理英(As)土村和史(B)

23日(金)西横浜 Misty 19:30~
          キング清六(Ts)土村和史(B)

24日(土)横浜・港南台CoZAの間 19:00~
          土村和史(B)

26(月)大泉学園 in F 20:00~
          Novie(Vo)

コメント
この記事をはてなブックマークに追加