いつだったか…
たぶん、小学校高学年か中学一年の頃。
母親が、一度だけ「ポテトチップ」を作ってくれたことがあった。
スライスしたジャガイモが並べられていて…
揚げたらポテチになると聞き、楽しみにしながら塾へ行った。
帰ってくると、できあがったばかりのポテチが待っていた。
…このあたり、詳細は定かではないのですけど、確かこんな感じだった。
普通に、塩味。
出来たてだったこともあり、すごく美味しかったことをハッキリ覚えている。
あっという間に完食。
当然のようにおかわりを要求するも、なく…
また作って欲しいと懇願←マジで。
ところが、なかなか手間がかかるらしく、返事はしたもののなかなか作ってもらえない。
何度か頼んでみても、返事はするものの…
親元にいる間、ついに作ってもらうことはありませんでした。
…いや、親元を離れても当然なかったわけで、生涯一度きりの忘れられぬ味でした。
カルビーあるじゃん。
と、思いますよね??
カルビーの物が市販では一番好きなのですが…
あの時のポテチの方がはるかに美味しかったのです。
そんなことを思い出し、帰り道でポテチと、母親の好きだった「おかき」を買った。
母親の写真の前に、「おかき」を供えて…
ポテチをつまんだ。
本日、母親の命日でした。
そういえば、実家に帰ると写真見るのですが…
家では、あまり見ていなかったかも。
最近、やたらと話がしたくなっている自分がいる。
夢にでも、出てきてくれませんかね??
亡くなってから、一度も出てきてくれないんですよね~
たまには…と、思ってしまいます。
ポテチも、夢で作ってくれたらいいのに。