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【ゴールドコーストマラソン完走記】
1週間前の今日、ゴールドコーストを走った。
スタート前の気分の高揚。レース終盤の苦しさ。そして、ゴール後の達成感。この楽しさ。走らない方に伝えるのは難しい。勝手に余韻に浸ろっと。^^;
フルマラソンは6時50分スタート。あたりはまだ薄暗い。(L写真1:着替えた直後。武者震い中。)
いよいよスタート。期待と不安と不安。無理かなと思っていたサブ4h30minのスタートラインに並ぶ。(R写真2)
黄色の風船。サブ4h15minのペースメーカー。走りながら撮影した。(L写真3)
4h30minのペースメーカー(キロ6分24秒)の後ろはごった返していたので、空いている少し前に走る作戦をとった。しかし、前方の4h15minのペース(キロ6分3秒)がやけに遅く感じられる。なんとなく後ろについてしまった。明らかにオーバーペースなのだが、冷静な判断力はアドレナリン効果のため低下していた。
小雨も降ったので、ピッチピッチチャップチャップランランランと口ずさむ。
12.3キロ、最初の折り返し。絶好調。歓声が上がったので、調子に乗って手を挙げていたところ、風船の2本の糸の間に顔が挟まってしまった。ほどこうとしたとき、サングラスが外れ、危うく落としそうになった。なんとかキャッチ。度付きなので、なしで走るのは相当辛い。セーフ。
冷静に、冷静に。自分を戒めた。
15キロ地点。ペースメーカーの後ろは集団になって走りにくいので、ガラガラの少し前を走ることにした。給水も容易だ。このころ完全にランナーズ・ハイになっていたよう。次第にかなりのオーバーペースに。15キロから25キロまでのラップはなんとキロ5分50秒。練習でもこんなに早くは走っていない。リズムはランランランが抜けて、次第にピチピチチャプチャプになっていた。
30キロ前後。“Don't Worry, Be Happy♪” の曲が聞こえた。口ずさむリズムが、雨雨降れ降れから、ドンワーリー、ビーハピーに変わった。
32キロ。3月荒川市民マラソンで失速した地点。快調に通過。
34.1キロ。2度目の折り返し。後はゴールへ向かってまっしぐら。ペースを自覚的には少し上げた(実際には少し下がっている)。橋を渡るときにわずかなアップダウンがあったが、かまわずヘロヘロランナーを追い抜く。絶好調。
ところが、37キロを少し過ぎた地点。突然のブレーキ。脚が前に出ない。あせった。休んでいるうちに、4時間15分のペースメーカーの集団に抜かれた。一瞬、くらいつこうとしたが、もはや余力は残っていなかった。みじめ。
38,39,40キロのラップは8分台。41キロのラップはなんと10分7秒まで落ちた。もはや完全に歩くペース。
L写真4:どの地点での撮影か不明。一応走っているような感じ。
42キロ。気を取り直してトコトコ再び走り始めた。キロ7分台にまで回復。
そして最後の195メートル。ゴール直前は余裕。
L写真5は、ゴール・ゲートを撮っているところ。その時の写真が、C写真6。4時間25分56秒の表示。ネットとグロスの差は約3分。目標のサブ・フォー・サーティ達成だ。
R写真7:完走シャツに着替え、完走メダルを誇らしげ。
ツアーの用意してくれた、カレーライスとトン汁を食べ、左膝を氷でアイシング。横になって十分に休んだ。ホテルまでの約5キロ、もったいないので、ツアーの送迎バスは断ってプラプラと景色を楽しみながら歩いて戻ることにした。
R写真8:ホテルに戻って。参加賞のキャップと完走症のシャツ(背中のデザイン)と完走メダル。ゴールドコーストのロゴの入ったキャップをかぶって走りたかったのだが、ボクの頭がでかすぎるのか、キャップが小さすぎるのか、いずれにしろ断念した。^^;
マラソン会場からホテルに戻るまで、実は今年下半期、たぶんNo.2になりそうなドジをやったのだが、それは後日またエピローグで。^^;
今日もジョグなし。インディ・ジョーンズを見に行った。