BB Staff Diary

余生といいながら余生でない?でも、確かに情報に疎くなってます。でも…哀しいかな…まだスケヲタです

2002年11月26日

2002年11月26日 23時27分19秒 | Imako
11月12日はミルコの28歳の誕生日でした。おめでとう!パチパチ!!(←CROSS式)
…って、まぁ、今年は何というか、そう簡単にもいかなかったわけであるが…。本当ならば、「ボフロストカップおつかれさま!次は京都でね!」という類の前向きメッセージを送りたかったわけだけど、、10月15日にミルコが引退を発表した時点で、それは叶わぬ夢となってしまいました。(でもちゃんとお祝いはいたしました)引退発表直後の、ミルコからの説明。「勿論君に嘘をついていたわけじゃない。とても急な決断だったけれど、ずっと長い間考えてきた上でのことなんだ。この決断に至る過程で、サラと滑り始めた2年前の目標と現状を比較しなければならなかった。周りにはいい感じのペアだと言われていたけれど、それは僕が2年後に望んでいたレベルには到達できていなかったんだ。これからのそこに達するにも、まだとても長い時間がかかるだろう。君も知ってるように僕は4月から勉強を始めたわけだけど(FHTW Berlin でBusiness Communication Management を勉強しているそうだ)、1日のうち18時間はスケートと大学と家庭に費やしていて、自分の時間はほとんど取れなかった。それで発表前の週末に、ダイアナと全てを話し合ったんだ。だから、君にこんなニュースを知らせなければならないのは本当に残念だけど、でも、僕の将来にとっては最善の決断なんだよ。」確かに、昨シーズンからずっと覚悟していたことではあった。最初のアサイン(ドイツとロシア)が出た時も、「2人共勉強を始めて、現在は十分に練習する時間がないから、まだ本当に分からないんだ…」とテンション低めに言葉を濁されたので正直、滑らないかも…と思った。ミルコが望むレベルに全くないことも、ペアとしての上達がもう望めないであろうことも、分かっていたし、たとえGSで滑っても、結果が悪ければ国内選に出るか出ないかでやめるかもしれない、とも予想していたのだ。

でも、ロシアがN杯に変更になった時、「うん、プランを変えた。ISUが日本に行くか聞いてきたんだ。だから出るよ。Good news だろう」と前向きな返事をくれて、引退発表のほんの10日前にも京都で滑ると言ってくれていて、、私にとってはまさに“拾いもの”のN杯、3シーズン目にしてやっとという待ちに待った気持ちだったわけで、、正直もうビリでも下手でも構わない、京都にさえ来てくれて応援できればそれだけでよかったのだけど、、本人にしてみればそんなわけにはいかないよな…。そもそもペギーとのペア解消は、ペギーの怪我が根本にはあったけれど、ミルコが技術的にもっと上のレベルを目指したいと強く望んだ結果であったのだから、ミルコにとっては当然の見切りのつけ方だったと言えるのかもしれない。スケートで食べていかれるスケーターなんてほんの一握り。それ以外のスケーターにしてみれば、今後も自分の人生を生きていかねばならないわけで、いわゆる“引き際”ってのも重要なのだろうし。

…よく分かってる、理解しているつもりなんだけど、、でもやっぱりなかなかすぐにそう簡単にはね…。だから私としては、「まだ悲しいけれど、ミルコにとって最善の決断なら理解して応援したい。今までたくさん忘れられない素晴らしい思い出を残してくれて、本当に感謝してる。私はこれからもずっとペギー&ミルコの Big Fan だから。」と伝えるのが精一杯だった。でも、それに対してミルコは、「これからもずっとファンでいてくれるって、本当に嬉しい。どうもありがとう。自分にとってそれが一番の最高の褒め言葉だよ。」と言ってくれて、、これには泣けた。。それはファンにとっても最高の褒め言葉。こっちこそありがとうって言いたい。ずっと応援してきて本当によかった。

そして今後について。勿論、フィギュアスケートに携わっていてほしいというのがファンの本音だけど、将来は家族でアメリカに移るのかとも思っていたので(ダイアナはアメリカ人)聞いてみたのだが、一言に“コーチ”っていうのは微妙そうである。これからシューベルトコーチを手伝うことはあるだろうけど、スケート界に留まるよりは主に別のキャリアに集中するつもりだそうで、たとえコーチをすることになるにしても、ベルリンでは大部分が趣味で滑っているスケーター達だから、勉強を終えてアメリカに移った時に教えたい、とのこと。つまりアメリカに移るってのは本当らしい。「ミルコのコーチとダイアナのコリオグラフィーなら、素晴らしいペア・チームを手掛けられると思うな」とは言っておいたのだけど。ちなみに、息子のMaxくんにフィギュアスケーターになってほしいとは思っていないらしい。「そのスポーツを知り尽くしている両親と一緒というのもストレスになるんじゃないかな」ということで、まぁ、ここら辺、なんかミルコらしいなと思ったりした。

そんなこんなで、私はとっても“お別れの言葉にかえて”ということでご挨拶したつもりだったのだけど、、かなり調子良さげな(?)ミルコ曰く「またいつかどこかで会えるといいね。勿論これからもメールのやりとり続けられるし、スケート界の最新情報も知らせてよ :-)」…らしいので、、それならばお言葉に甘えて、これからも何かの折にはまた連絡させてもらおうと思っている。もうすぐ京都N杯。一時期はもう行きたくないと思ったりもしたのだけど、、でも、やっぱり行ってしまうのである。やっぱりスケート見たいらしい。<自分>スケアメとスケカナ放送でアゴストや“特にマルコフ”にぐぐっと釘付けになったりもしたのだけど(^^;;、当然、締め(と言ってもまだGSだけど)はイリヤ@ロックンロールでしょう!癒してもらおうっと。カティレネも応援しなけりゃならぬ!

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