先行的腎移植をしたみっこ師匠のブログ

ドナーとして息子に腎臓を提供し2017年に生体腎移植をしたみっこ師匠の体験記と息子達との生活を綴っています。

看護師クンの引っ越し(2)

2022年09月08日 | 日記
翌日曜日は
看護師くんの仕事が終わるのを待って
フレーム運びをするので
念のため
「帰って来たら直ぐに来てね」と
言っておきました。

夕方
「今日しおりに銀行のカード
渡してね」というラインが来たので

「仕事終わったとか、
今日はよろしくお願いしますの方が
先でしょ!」と言いました。

程なく2人が到着して
作業開始となるのですが、
ユウキに外せる所から
外しておくように指示された
看護師くん。

ドライバーで回そうとしたら
「これじゃダメだ」と。

ユウキが自分の部屋から
違うドライバーを持ってきても
外れず。

よくよく見ると
八角ネジ

「今からホームセンター行って
買ってくる」と言う看護師くんに
私とユウキは…

私は階下の道具箱から
八角ネジ用の工具をみつけだし
「昨日マットレスを持って行った時
何が必要かちゃんと見ていかなくちゃダメでしょ!」と言いました。

なんとか無事に外す事が出来て
ユウキが両手に抱えて
次から次へと運び出してくれました。

前に走る
フレームを積んだ看護師くんの車を
ユウキの車に乗って見ていたら、
なんだかさみしくなってしまって
涙が出てきました。

すると
運転するユウキが
「昨日のうちに
どの工具が必要なのか
見ておかないとダメだよって
言ったよ。」と。
(私とユウキに同じ事を
言われちゃったのね~。)
そして
「おかんが悪いんだからね」
と言われました。

甘やかすから看護師くんが
ああなったのだと叱られました。

そして、
「2人でこれから
楽しくやっていく所なのだから、
あっちの部屋に着いたら
いろいろ目に付いても
あれこれ言っちゃダメだよ」とも
言われました。

私は
看護師くんが引っ越して寂しいやら、
ユウキに叱られて悲しいやら


看護師くんの新居に着くと
玄関前に車を停めて
ユウキと看護師くんは2人で
3階の部屋にフレーム搬入しました。

エレベーターはなく
折れ階段なので
「昨日マットレス運ぶの2人で
大変だったでしょ」と玄関で
車の見張りをしながら聞くと、
しおりちゃんが
「途中で心が折れそうになりました」と言ってました。

全て運び終わるとユウキが
「じゃあ行くか」と言い
組み立てもするのかと思っていた私は
「えっ!?大丈夫なの?」と
看護師くんに聞いてしまい
「組み立てくらい1人でできるだろ」と、さっき言ったばかりなのに
甘やかすなよという目で
ユウキに言われました。

部屋を見ていないので
見せてもらいに上がると
3階の角部屋で2LDK
広くきれいなお部屋でした。

しおりちゃんに
「お母さんに聞いたの?」と言われた
看護師くんが
「あっ!そうそう
お風呂のお湯が溢れちゃうんだけど
どうすればいいの?」って(笑)

見てみると
湯量は200になっていたので
我が家のバスタブより小さめだから
160か140でいいかもと。
『湯量』いう所でお湯の量を設定、
調整する事を教えて帰って来ました。

帰りの車でユウキが
「あいつの部屋をキレイにして
お客さんのお泊まり部屋にしよう!」
といったので
「私のパソコン部屋にするの!」と
言いました。

行きは
さみしくて泣きべそだったのに
帰りは変わり身が早いと
我ながら思いました

看護師くんの
引っ越しはこうして
無事に終了しました。

あっ!
ちなみに今もまだ
ベッドのフレームは組み立てていないそうです

何事も
「明日やる。」
「後でやる。」と
後回しだった看護師くん。

今までは
それを見兼ねた私が
「手伝うからやっちゃおう!」と
手を出していたので
ユウキの言う通り
甘やかしてしまっていたのかもしれません。


「可愛い子には旅をさせよ」との
ことわざの意味が
解る気がしました。

いつまでも
親がしてあげる事が
子供にとって良い事ではないのだと
私も学びました。

これからは
お金の事も
生活の事も
なんでも自分達でやらなければ
なりません。

はじめは手探りだけど
失敗したら次は失敗しないように
自分で考える。

実家にいたら
経験出来ないことを
たくさん学んで
大人になってほしいと願います。

頑張ってね💐✨
看護師くんとしおりちゃん💓




看護師くんの部屋は
カーテンを替えて
私のパソコン部屋にする計画は
着々と進んでおります

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