仕事の壁

今日も一日お疲れ様でした。

昨日、
仕事から帰って来た看護師クンは
久しぶりの体調不良で
嘔吐と下痢を繰り返し
食事もできませんでした。

なんとかヨーグルトや
水分補給はできたので
様子をみましたが、

今朝、
青白い顔で起きてきて
仕事に行くと言いました。

OS－１を持たせて
「無理な様なら帰って来なさい」
と言って送り出しました。


私が帰宅すると
なんとか一日勤まった看護師クンが
「今日師長さんに話をしてきた」と
話し出しました。

看護師クンの病院では、
コロナ患者さん受け入れの為に
1つの病棟を空けたので、
その病棟にいた患者さんを
他の病棟に割り振って
移動してもらいました。

その上
マンパワー不足の病棟にも
リリーフに行っているため、

いつもより
少ない人数のスタッフで、
いつもより多い患者さんを
担当する事になり、
連日定時に帰れない
オーバーワークが続いていました。


気持ち的にも余裕が無くなって
おかしくなりそうだった看護師クンは

「体力的にきついです。
これ以上患者さんが増えれば
丁寧に仕事が出来る自信がない。
患者さんひとりひとりに
向き合えていない気がします。」
と師長さんに話したそうでした。

師長さんは
「来月は
夜勤は入れないようにするので、
少し自分と向き合う時間を作ってみて」
と言ってくれたそうです。

師長さんに話をした事で
安心したのか、
今日はご飯をたくさん食べました。

こうして
仕事の壁にぶつかりながら
新人看護師くんは
前に進んで行くのだと思いました。


先日の8月23日で
腎移植手術をしてから
3年が経ちました。

新人看護師くんは、
おかげ様で元気になり
看護師としても
心の成長もしているようです。



本日もお読みいただき
ありがとうございます。