先行的腎移植をしたみっこ師匠のブログ

ドナーとして息子に腎臓を提供し2017年に生体腎移植をしたみっこ師匠の体験記と息子達との生活を綴っています。

理屈抜きの救命と生命力

2020年08月06日 | 日記
救命救急センターに
入院した息子に面会して
会話もできて少し安心しましたが、
点滴や処置の内容、
血液検査データを見せてもらって
危険な状態だった事が
理解できました。


病室にはあまり長く
居られなかったので、
必要なものだけを渡して
病棟を出ました。


初期治療室で治療を受けている
同級生の女の子の所に寄ると、
落ち着いたので夕方には
退院できるとの事でした。


息子達が乗ったヘリは
直ぐにまた学校に戻り
2年生の女の子を乗せて来ました。


その子も救命救急センターに
入院になってしまいました。


その他の生徒は
3ヶ所の病院にそれぞれ
救急車で搬送されました。


学校では校長先生が
テレビや新聞の
取材に応じていたようで、
夕方のニュースにもなりました。


恵ちゃんと、
ばあちゃんと一緒に
玲子おばさんの家に行ってから、
私は、担任の先生が
心配しているだろうと思い
学校に電話をしました。


電話口で先生は
「お母さんごめんなさいね。
本当にごめんなさい。」と
何度も私に謝りました。


その夜病院から
状態が落ち着いたので
明日退院できる事。
迎えの時間と
入院費用の概算を伝える
電話がありました。


次の日、
救命救急センターにお迎えに行くと
2年の女の子も退院でした。


お会計は前日の電話で
知らされていたので
ビックリはしませんでしたが、
高度な医療と
高価な薬品を提供してもらったのに
等しい金額でした。


それは学校での
けが、病気になるので
保険で後日戻ってきました。


息子は
多くの人の迅速な対応と
医療スタッフの熱意ある
理屈抜きの救命で、
命を助けていただきました。


そして
息子の『生きたい!』という
生命力が合わさって
元気になれたのだと思います。



おかげ様で
今は元気になり、
新人看護師として
毎日患者さんと向き合っています。




最後までお読みいただき
ありがとうございます。