先行的腎移植をしたみっこ師匠のブログ

ドナーとして息子に腎臓を提供し2017年に生体腎移植をしたみっこ師匠の体験記と息子達との生活を綴っています。

ドクターヘリと救命救急センター

2020年08月03日 | 日記
パタパタと音を立て砂煙を上げながら
ドクターヘリが到着すると
息子を乗せた救急車は校庭に移動し
ヘリと並ぶようにして停車しました。

私が校庭に走っていくと
「先生!ストレッチャー移動します!」と
救急隊の人が言いました。

後ろを振り向いても
誰もいないので
私に言っているのだとわかりましたが、
説明している余裕も時間もないので
「はい!」と返事をして
「1、2、3!」救急隊の掛け声に合わせて
息子をヘリのストレッチャーへ移動させ
ドクターヘリに運びました。

息子の点滴パックを
フライトナースに手渡してから
「私はこの子の母親です。
息子をよろしくお願いします。」と
言いました。

フライトドクターが
大学病院までは2分で着く事。
ドクターヘリの費用は発生しない事
などを説明してくれて
息子達を乗せて
ヘリは飛び立ちました。

息子と同じヘリに乗った
同級生の女の子のお母さんに
搬送先の病院名を電話で知らせてから、
自宅に戻り入院に必要な
最小限の物を用意して
病院に向かいました。

既に
ばあちゃんから連絡を受けた
いとこの恵ちゃんが、
ドクターヘリから降りて
ストレッチャーで病院に運ばれる所で
待っていてくれて
声をかけてくれたそうです。


恵ちゃんは大学病院近くの
消防署に勤務しているので
何かと心強かった事を
覚えています。

そして、
初期治療室に入った息子たち。

同級生の女の子はそのまま
そこで治療を受ける事になり、
息子は重症救急患者として
救命救急センター病棟に入院となりました。


私の到着を待って病室に案内され
病状の説明を受けました。

息子は
かなり重篤な熱中症でした。



つづきます。




















































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