先行的腎移植をしたみっこ師匠のブログ

ドナーとして息子に腎臓を提供し2017年に生体腎移植をしたみっこ師匠の体験記と息子達との生活を綴っています。

運動会予行と熱中症とドクターヘリ

2020年08月02日 | 日記
長い梅雨が明けましたね。

私は、暑くなって
熱中症という言葉を聞くと
忘れられない思い出があります。

それは、
新人看護師くんが中学3年生の
9月の運動会予行の日の事でした。

午前診察が終わった頃、
私の職場に学校から電話がありました。

終盤の選抜リレーで
休みだった生徒の分も走った息子は
その後の閉会式で
応援団長として団旗を持ちながら
倒れた様でした。

私は白衣のまま
車に乗り込み学校に向かいました。

途中で学校から
「救急車を呼びました」と
連絡が入ったので、
「私の到着を待たずに
救急隊の判断に従って下さい」
とだけ伝えて車を走らせました。

学校に着くと、
現場は騒然としていて
既に救急車は数台到着していました。

職員室では
多くの患者がいる場合に行われる
医療トリアージが行われていました。


レベル0 (死亡者または蘇生不可能者) 黒タグ
レベルⅠ (要緊急治療者) 赤タグ
レベルⅡ (準要緊急治療者) 黄タグ
レベルⅢ (待機可能者) 緑タグ

赤→黄→緑→黒
この順番で優先的に治療を実施します。

息子はレベルⅠの
赤タグで既に救急車に乗せられ
点滴などの治療を受けていました。

すると救命隊の方が
「ドクターヘリ要請しました。
校庭から離れていて下さい!」と
言ったすぐ後に
風で砂煙が舞い上がり
ドクターヘリが校庭に着陸したのです。


長くなりそうなので
今日はこの辺にしようと思います。



つづきます。