33才でガーン ★肺がんの闘病と治療の記録★

2008年1月22日に33歳♂の私は末期の肺がんと診断されました。元気とやる気とプラス笑顔でがんばろう。

H22.5.22~5.26までのこと

2010-11-29 19:23:03 | 肺がんの症状
5月22日。
この日は、長男の誕生日でした。
入院して、主治医の先生から一月越せるかどうかと言う話を聞いた時、私の中ではこの日がひとつの目標でした。
幸い土曜日でしたので、息子たちも学校がお休みなので、緩和ケア病棟のサロン?で、皆で誕生日ケーキを食べました。
白いひよこも車椅子で病室から出てきて皆でお祝いしました。
この日に撮った写真が最後の家族写真になりました。
白いひよこもちょっとだけケーキを食べれました。
すぐに疲れたようで、10分くらいで病室に戻りました。

この日も、前日と同じで全身の痛みを訴えた為、麻酔の注射をして少し眠りました。
その後目を覚ました後は痛みは引いたようでした。

胸水1,000ml抜きました。

息子の誕生日プレゼントは、エスボートというスケボーで本人からのリクエストでした。
白いひよこにスケボーの色を選んでもらい、グリーンにしました。

5月23日。
胸水1,000ml抜きました。
白いひよこの状態があまりよくないため(息苦しさが増した様子)、モルヒネの量が0.25ml/h→0.35ml/hに増えました。
排尿困難を訴えることが多くなりました。
おしっこをしたいけれど、出てこない、出せないという状態でしたので、看護師さんに導尿の処置をしてもらい、排尿しました。
この日位から度々この処置をしてもらうことが多くなりました。

5月24日。
胸部レントゲン撮影。
胸水650ml抜きました。
モルヒネは0.35ml/hの量で維持。
息苦しさが強い為、酸素マスクを袋付きの物に変えてみました。
しかし、勝手が悪いようでしばらく使用して、すぐに通常のものに戻しました。

5月25日。
胸水400ml抜きました。

うろ覚えですが、この頃位から白いひよこの胸水から赤い色が無くなって来たようでした。
看護師さんに質問してみると、おそらく癌細胞からの出血が無くなって来てるのではないかという事でした。


5月26日。
この日、白いひよこの会社の方がお見舞いに来てくださいました。
このころの白いひよこは、モルヒネの影響が強くなってきていたせいか、ボーっとしてることが多く、また、昼間おきている時間も短くなっていました。
また、モルヒネの副作用のせん妄という症状もあり、幻覚もあったようです。
それでも、お見舞いいただいている間は、久しぶりに見るしっかりとした状態で、嬉しそうな様子でした。
会社の方が帰られた後も、とても穏やかな様子だったように記憶しています。



入院して以来、白いひよこはまとまった睡眠を取れていませんでした。
夜も、いつも3時間ごと位に目を覚ましていました。
無意識のうちに、酸素マスクをはずしてしまい息苦しくなって目を覚ましたり、尿意をもよおして目を覚ましたり。等々。状況はさまざまでしたが、私の記憶している限り、長くて4時間くらいの睡眠が1度あった位です。
夜寝る前は必ず、睡眠導入剤を飲んでいました。
レンドルミンを1錠。それでも、3時間後位には必ず目を覚ましていました。そして、その後寝付けないとソラナックスを1錠飲んで眠る。この繰り返しでした。

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3 コメント

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更新ありがとうございます (アクエリアス)
2010-12-01 09:56:42
本当に本当に壮絶で、心が痛みます。

息子さんの誕生日をお祝いできたことが、白いひよこさんにとって
なによりだったのではないでしょうか。

こくめいに記録されてた奥様、1日1日をとても大事にされていたんだと思います。


また聞かせてください。
決して興味本位ではありません。
ネット上でのお付き合いしかできない私にとって、
白いひよこさんの最後を知って、心を痛める事が、
供養になるのでは思っています。

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ありがとうございます (ゆぃな)
2010-12-01 21:46:31
白いひよこさんの奥様、更新ありがとうございます。12月に入り寒い日も多くなってまいりました。どうぞご自愛下さいませ。また気持ちの整理がついたらご自身のペースで更新して下さいね。
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そばにいるでしょう。 (sly)
2010-12-16 01:01:02
一日、一日が昨日ように思えることでしょう。
記録を振り返ると辛いでしょうが、楽しいことも
沢山あったと思います。
これから先は勇気と決断を心に宿して光の射す方へ
進んで頂きたいと願います。

大変失礼致しました。
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