風のアルバム

些細な記憶の断片

雷神襲来

2024-06-30 06:59:57 | 日記

午後の授業が始まる前 見上げた空には

暗雲が浮かんでいました

それが見る見るうちに巨大化していき 

激しい雷雨を降らせました

プレハブの教室にいた私の学級は

ものすごい雨と雷の音に 皆おののきました

泣き出す子もいました

雨が止むと校庭は大きな池になっていました

 

 

 

 

 

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駆け抜ける老女

2024-06-29 08:18:33 | 日記

祖母の部屋は廊下でつながった離れにありました

離れにはトイレがありませんでした

祖母はトイレに行く時 必ず廊下を走りました

父のお客はびっくりして言いました

「おばあさん お元気ですね…」

 

 

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トップランナー

2024-06-28 06:59:00 | 日記

元旦のロードレース大会に中1から高2まで毎年出ていました

高2の時になかなかのいい走りができたのですが

この時1位になった選手は飛び抜けて速いのでした

人づてに1学年下だとわかり ますますの驚異でした

 

表彰式の時でした 

突風が吹き 卓上の賞状が飛ばされました

するとその選手は列からひとり外れ 係員たちと一緒に賞状を

拾い始めたのです

驚異に感嘆が加わりました (この人はすごい!)

 

翌年の夏 インターハイ1500mと5000mを制したのは

この選手でした

 

 

 

 

 

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バームクーヘン

2024-06-27 07:14:18 | 日記

父方に靴店を営むおばさんがいました

遠方でありましたから 訪ねてみえるのは

しょっちゅうとはいきません

それだけに彼女が毎回くださる手みやげは

私にとって有り難いものでした

中でも忘れられないのがバームクーヘンでした

こんなにうまいものがあるのか!

初めて食べた時の感動が年を追うごとに大きくなっていきました

そのせいでしょう あれよりうまいバームクーヘンには

いまだに出会っていないのです

 

 

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貨物列車

2024-06-26 07:35:14 | 日記

中1の夏休み 新聞配達の営業所を営む親戚のお宅に

数泊の滞在をしました

2つ上の子が朝刊の配達をする自転車の後ろを

得意のマラソンでついて行ってお手伝いをしたのですが 

真夏の早朝はとても気持ちのいいものでした

途中 長い長い連結の貨物列車が目に入ると

親戚の子は貨物の数を数え始めました

貨物は確か36両ありました

 

 

 

 

 

 

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