風のアルバム

些細な記憶の断片

メジャーデビュー (aged 11)

2024-08-25 00:30:45 | 日記

 

林間学校でのこと

食事もお風呂も終わり学年全員が大広間に集まりました

そこでクラスごとの出し物をしたのですが

最後に先生のアドリブでリクエストコーナーなるものが

始まったのです

お決まりのシ〜ン…

いやーな予感がしました

サッと手を挙げたまゆげ君(仮名)

「しろ君に山本リンダをやってもらいたいです!」

げっ予感的中!!

以前にクラスのお楽しみ会でやったのを

ここでもう一回やって!というわけです

 

私は学年全員を前に「どうにもとまらない」を

振り付きで歌いました お腹まで出して

 

 

 

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キャベツの千切り (aged 7)

2024-08-24 07:08:47 | 日記

 

日曜日のお昼時 

空き地で遊ぶ2人の小さな子供は

よそのお宅を訪ねてご相伴にあずかるのでした

どうやらそのお宅は友だちの遠縁の親戚か何かのようで

私は友達に連れられて日曜日のお昼を何度かお世話になりました

そこの日曜日のお昼は決まっていて

ミルクコーヒー(初めての味 美味しかった)と

トーストと卵と山盛りの千切りキャベツでした

今思うと喫茶店のモーニングサービスに倣ったのか

偶然なのか… 

 

毎回そうなのですが

友だちとそのお宅の兄弟たちは大らかに食べたいように食べ 

さっさと表に遊びに行ってしまいます

それができない私は彼らの食べ散らかしたお皿を横目に

目の前の千切りキャベツの山を必死で食べ続けました

そこのお母さんお父さんお婆さんは

私が食べ切るまでニコニコ見守ってくれるのでした

 

 

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壁に張り付く (aged 15)

2024-08-23 07:02:20 | 日記

長姉が壁に張り付いて難を逃れました

実は彼女が強心臓の持ち主であること

私は目の当たりにして分かりました

 

 

 

 

 

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まっすぐ君 (aged 13)

2024-08-22 04:47:48 | 日記

夏休みも終わりに近づいたある日

クラスメートのまっすぐ君(今思いついた仮名です)と一緒に

我が家で宿題の追い込みをしていました

中学に入り同じクラスになったまっすぐ君となぜかウマが合い

教室内でも教室外でも定期試験前に一緒に勉強したりして

仲良くさせてもらっていました

 

まっすぐ君は真面目なのでそんなことはなかったのですが

怠けの私は宿題が山のように溜まっていましたから

まっすぐ君のまっすぐエナジーにあやかって猛ダッシュ

夕方には山は丘の高さまで低くなっていました

そんな時です 

新聞配達のバイクの音が聞こえ

郵便受けの「カタン」という音がして突然響き渡ったのは

ごくろうさまっす!!!

の声でした

野球で鍛えたまっすぐ君のよく通る声は

まるで家の柱を揺らすような声量でした

まっすぐ君はこの1ヶ月余後の10月に生徒会長に立候補し 

見事な演説で2年生立候補者を圧倒して 

学校始まって以来の1年生生徒会長に就任しました

 

 

 

 

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大型客船 (aged 12)

2024-08-21 07:03:36 | 日記

プールの帰り道

ゆっくり頭の上を過ぎてゆく雲を

放心したように見上げていました

しばらくして雲ではなく地面の方が動き始めました

(自分は巨大客船の甲板に立っている!

そうだった 世界旅行の途中だった…)

束の間私は大海原にいるのでした

 

 

 

 

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