今年からいよいよMTMがMaker Fair Tokyoに格上げされて開催されるようですね。会場が日本科学未来館というのが個人的には遠くて辛いところですが、前向きに検討したいところです。これまでのMTMは入場無料だったこともあり、性別年齢を問わずにいろいろな人が見に来ていたのが出展する側としてはとても面白かったのですが、その雰囲気が失われないように望みたいものです。18歳以下は半額と考慮されているようなので、大丈夫かな?
さて、出展を考えるとなるとそのためのネタを考えねばなりません。これまでは、昨年デモしたBlueSAMにMMA8452Qを追加しようかと思っていたのですが、外見からは昨年と同じにしか見えないし、何かしら新しいネタを考えた方が良さそうな気がしてきました。WCA-009の販売促進の絶好の機会でもありますので、当然これを使ったネタでなければなりません。そこで基本構想を固める準備実験として、こんなもんこさえてみました。
はい、昨年製作したWCA-009を使ったBluetoothスピーカ・ボードを改造したものです。昨年はスピーカをつなげることを想定していましたが、これを家庭用電話機の送受話器をつなげるように改造してみました。マイク関係回路は昨年のトラ技9月号と同じような回路なんですが、バイアス用のレギュレータを使わずにダイオードの順方向電圧降下を利用して約2.7Vを作ってみました。
これまでは、HFPの実験/デモをするのにパソコン用のヘッドセットを使っていたのですが、なんか普通すぎでイマイチ面白くありません。MTM/Maker Fairのようなイベントでは、どれだけ来客の目にとまり、気を引くことができるかが重要です。そしてわかり易いものの方が多くの観衆の興味を引けるんじゃないかと思います。そこで、電話として使うことだし、家庭用電話機の送受話器部分を使えるようにしてみたというわけです。もちろんウケ狙いも意識していますけど。
スマホ用には、上のような製品がいくつか出ているようですが、これのBluetooth版といったとろです。もちろんiPhone/AndroidだけでなくBluetoothが使えればいいのでiPodやガラケーともつなげて使えます。
電話機の送受話器部分ですが、どうやらどのメーカの製品も4極4芯のケーブルで本体とつなげられているようです。4芯のうち外側2本が送話器マイク、内側2本が受話器スピーカーにつながっているというのが配線仕様となっている模様。そこで、外側の2本はアンプを使わずにWT32の左チャンネル出力に直接接続。受話器のように耳元にあてるのであれば、外付けアンプ無しでも充分な音が出せます。RJジャックの手持ちがなかったので、近場の家電量販店でカールコードを買ってきて半田付けしました。スピーカ/マイクとも極性があるわけですが、スピーカの極性は無視できます。一方、送話器部分にはコンデンサマイクが使われており、バイアス電圧をかける必要があるのですが、2本の端子のうちのどちらがプラス側なのかわかりません。自宅にあった電話機2台の送受話器を試してみたのですが、極性が逆になっていました。ふつう自社製の電話機本体にしかつながりませんので、極性を含めた端子割り当てまでは共通化されていないんでしょうか? 今回は実際につなげて動作確認をとりながら半田付けしましたが、受話器の種類を選ばずに接続可能とするためには極性反転スイッチを付けた方が良さそうです。
実際に動かしてみると、通話時にマイクに
送受話器が使えることは確認できたので、次のステップとして、スピーカとRJジャックを付けてもう少し実用的にしてみようかと思います。
さて、出展を考えるとなるとそのためのネタを考えねばなりません。これまでは、昨年デモしたBlueSAMにMMA8452Qを追加しようかと思っていたのですが、外見からは昨年と同じにしか見えないし、何かしら新しいネタを考えた方が良さそうな気がしてきました。WCA-009の販売促進の絶好の機会でもありますので、当然これを使ったネタでなければなりません。そこで基本構想を固める準備実験として、こんなもんこさえてみました。
はい、昨年製作したWCA-009を使ったBluetoothスピーカ・ボードを改造したものです。昨年はスピーカをつなげることを想定していましたが、これを家庭用電話機の送受話器をつなげるように改造してみました。マイク関係回路は昨年のトラ技9月号と同じような回路なんですが、バイアス用のレギュレータを使わずにダイオードの順方向電圧降下を利用して約2.7Vを作ってみました。
これまでは、HFPの実験/デモをするのにパソコン用のヘッドセットを使っていたのですが、なんか普通すぎでイマイチ面白くありません。MTM/Maker Fairのようなイベントでは、どれだけ来客の目にとまり、気を引くことができるかが重要です。そしてわかり易いものの方が多くの観衆の興味を引けるんじゃないかと思います。そこで、電話として使うことだし、家庭用電話機の送受話器部分を使えるようにしてみたというわけです。もちろんウケ狙いも意識していますけど。
サンワダイレクト iPhone受話器 iPhone4S iPhone4 iPad2 iPad 対応 ホワイト 400-HS028W | |
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ELECOM XPERIA用電話スタンド ブラック MPA-PSX001BK | |
エレコム | |
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スマホ用には、上のような製品がいくつか出ているようですが、これのBluetooth版といったとろです。もちろんiPhone/AndroidだけでなくBluetoothが使えればいいのでiPodやガラケーともつなげて使えます。
電話機の送受話器部分ですが、どうやらどのメーカの製品も4極4芯のケーブルで本体とつなげられているようです。4芯のうち外側2本が送話器マイク、内側2本が受話器スピーカーにつながっているというのが配線仕様となっている模様。そこで、外側の2本はアンプを使わずにWT32の左チャンネル出力に直接接続。受話器のように耳元にあてるのであれば、外付けアンプ無しでも充分な音が出せます。RJジャックの手持ちがなかったので、近場の家電量販店でカールコードを買ってきて半田付けしました。スピーカ/マイクとも極性があるわけですが、スピーカの極性は無視できます。一方、送話器部分にはコンデンサマイクが使われており、バイアス電圧をかける必要があるのですが、2本の端子のうちのどちらがプラス側なのかわかりません。自宅にあった電話機2台の送受話器を試してみたのですが、極性が逆になっていました。ふつう自社製の電話機本体にしかつながりませんので、極性を含めた端子割り当てまでは共通化されていないんでしょうか? 今回は実際につなげて動作確認をとりながら半田付けしましたが、受話器の種類を選ばずに接続可能とするためには極性反転スイッチを付けた方が良さそうです。
実際に動かしてみると、通話時にマイクに
キーンというノイズが載ってしまいます。やっぱりバイアス電圧生成にはレギュレータ使った方が良いようです。相手側音声の聴取にはまったく問題ありませんが、着信応答や切断操作ができるフックがあるわけではないので、そこんとこはスイッチ使う必要があります。あとは、着信音鳴らすためのスピーカが無いことが大きな問題でしょうか。着信音の生成はWT32で行えるのですが、その着信音は受話器から流れてしまいます。着信が入ったらスピーカを鳴らして、応答したらスピーカ動作を止めることが望ましいのですが、そこまでやるとなるとマイコン使って制御したくなります。
送受話器が使えることは確認できたので、次のステップとして、スピーカとRJジャックを付けてもう少し実用的にしてみようかと思います。
トランジスタ技術 (Transistor Gijutsu) 2011年 09月号 [雑誌] | |
CQ出版 | |
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