久しぶりにBluetoothネタです。
最近はしばしばスマート・ウォッチが話題になりますが、その典型的な使い方がMail, SMS, SNSのメッセージが読み取れるという通知機能の利用です。近頃は低電力化のためにBLEのシングルモードを使った製品が多いようですが、Bluetooth ClassicではもともとMAP (Message Access Profile)が定義されているので、カーナビのような用途では引き続きMAPが利用される場面もあるのではないでしょうか。
MAPではメッセージを保持するサーバ側をMSE, メッセージにアクセスするクライアント側をMCEと呼びますがWT32がサポートしているのはMCE側です。MAPの重要な機能として、次の2種類の機能があります。
そしてMAPの標準仕様としては、この2つのうちのどちらかをサポートすることが必須とされています。言い方を変えれば、片方だけサポートすれば、MAPに準拠していると言えるということです。では、WT32ではどうなっているかと言うと、Browsingの方しかサポートされていません。そのため、残念ながら携帯に新着SMSが届いても通知をWT32に飛ばすことはできません。
さて、このMAP機能ですがiPhoneだけでなくAndroidでも使えていたのですが、Android 4.2でBluetoothの周りがBlueZからBluedroidに切り替わったことも影響してか、端末によっては4.1から4.2にアップデートしたらMAPが使えなくなったという悲鳴があがっていたようです。BluedroidではBluetooth部分のHALを定義しているらしく、BlueZの方では改めてこのHALに対応したリリースを出しているようです。
最近はしばしばスマート・ウォッチが話題になりますが、その典型的な使い方がMail, SMS, SNSのメッセージが読み取れるという通知機能の利用です。近頃は低電力化のためにBLEのシングルモードを使った製品が多いようですが、Bluetooth ClassicではもともとMAP (Message Access Profile)が定義されているので、カーナビのような用途では引き続きMAPが利用される場面もあるのではないでしょうか。
MAPではメッセージを保持するサーバ側をMSE, メッセージにアクセスするクライアント側をMCEと呼びますがWT32がサポートしているのはMCE側です。MAPの重要な機能として、次の2種類の機能があります。
- Message Notification
MSEが新着のメッセージが届いたことをMCEに通知する機能です。 - Message Browsing
MCEがMSEのメッセージを閲覧する機能です。
そしてMAPの標準仕様としては、この2つのうちのどちらかをサポートすることが必須とされています。言い方を変えれば、片方だけサポートすれば、MAPに準拠していると言えるということです。では、WT32ではどうなっているかと言うと、Browsingの方しかサポートされていません。そのため、残念ながら携帯に新着SMSが届いても通知をWT32に飛ばすことはできません。
さて、このMAP機能ですがiPhoneだけでなくAndroidでも使えていたのですが、Android 4.2でBluetoothの周りがBlueZからBluedroidに切り替わったことも影響してか、端末によっては4.1から4.2にアップデートしたらMAPが使えなくなったという悲鳴があがっていたようです。BluedroidではBluetooth部分のHALを定義しているらしく、BlueZの方では改めてこのHALに対応したリリースを出しているようです。