マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

純正デモを走らせてみる

2013-11-15 13:10:08 | LCD
FTDIはEVE用にデモをいくつか用意しているのですが、これらの多くはというかほとんどは、Visual Cで書かれておりPC上で動作させることを想定しています。Example 1からExample 14のプログラムについては、ソースで提供されているものの、これといった説明すらありません。タイトルからまぁなんとなく察しはつきますし、コードを読めばある程度はとんな動きをするのかも想像できなくはありません。でも、やはり実際に走らせて目で見てみたいこところ。そこでFTDIのMPSSEケーブルを買って<href="http://www.ftdichip.com/Support/Documents/AppNotes/AN_245%20VM800CB%20SampleApp%20PC%20Introduction.pdf">AN_245に従って接続、走らせてみました。




写真のように、純正ボードはPCとUSBケーブルでつなぐだけ。でも、残念ながらMSPSSEケーブル経由で供給できる3.3Vでは電流不足のようでLCDが動いてくれないようです。そこでもう1本のUSBケーブルを電源供給の目的だけで使用。わたしはMBAを使っていますが、コードはVisual CなのでPallalesを使って MacOS上でWindows 7を立ち上げて、その上で走らせます。



FTclockデモの時計はちょっとオシャレです。FT800が持っているCMD_CLOCKコマンドは使わずに、アプリが文字盤から針まで全部自分で描画しています。頑張ればばこんなのもできますということでしょうか。日付表示が dd/mm/yy形式になっているのが、欧州を感じさせてくれます。このデモはタッチすることで、表示される時計の種類も換えることができ、風景JPEG画像の上に時計を重ね書きしたものも見せてくれます。





なんか風景の中に溶け込んじゃっているんで、時計見つけるのに時間かかりそうですが。。



そしてもうひとつ気にいったのが、Playerのデモ。音楽を再生しながら、その波形を表示してくれます。曲はこちらのデモ動画でも使われていた曲なんですが、DARKSIDE.ULWというulaw圧縮したファイルが入っていました。DARKSIDEというは曲名? Brightsideにしなくていいのかな?

さて、この波形表示ですが、どうやっているのかと思ったら、uLawの音楽データをちょっとだけ加工してメモリ上にダウンロードしておき、それをビットマップとみなして表示させているだけでした。FT800のビットマップ表示機能にはバーグラフ表示機能が備わっており、この機能をうまいこと利用しています。uLawでは1バイトで1サンプルを表し、その値は振幅になります。そこで、振幅をそのままバーグラフの高さみなして、表示させているのです。それだけでは山陰のような図形になってしまうので、波形表示とするために、バーグラフの位置をY方向にずらして、色を変えることで境界線を残すという技を使っていました。なあるほど!!

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